移住コラム

必見!みんなが移住する理由ランキング!移住の動機や移住先の選び方・失敗例まで詳細に解説

コロナ禍によってテレワークといわれる新しい働き方が注目され、「移住ブーム」が到来しました。また、昨今の閉塞的な世情もあり、テレワーカーだけでなく多くの方が「自分らしい生き方」を実現しようと移住しています。

移住の理由は人それぞれです。では、多くの方はどのような理由から移住するのでしょうか?そこにはさまざまな人生のドラマがあり、夢があり、希望があります。

今回は、移住をしたいと考えている方や実際に移住した方が、どのような理由で移住を決断したかを紹介していきます!移住先の選定方法や失敗例など、必ずみていただきたい内容ばかりです。

移住はもはや一過性のブームではなく、「自己実現」の手段といってもよいでしょう。少しでも前向きな移住を検討するために、ぜひご覧ください!

移住したい理由TOP5

地方の山と町並みの様子

多くの方が移住したいと思う理由には、どのようなものがあるのでしょうか?まずは、移住したい理由をランキング形式で解説していきます!あなたが移住を検討する理由も、この中にあるかもしれませんね。

1位:自然に囲まれて暮らせそう

もっとも多い理由は「自然に囲まれてくらせそう」という理由です。満員電車に揺られて、仕事に追われながら都会で生きていくことに、閉塞感や息苦しさを感じたことはありませんか?テレビなどで移住の特集を観れば、広大な自然のなか、開放的でのんびりとした日常を送っている移住者たちが、それぞれの人生を謳歌しています。

都会から自然あふれる環境に移住すると、これ以上ない開放感を得られることはまちがいありません。青い空とおいしい空気を味わいながら、そこにいるだけで都会のストレスから解放されるのです。春にはつばめが飛来し、夏の夕暮れにひぐらしの鳴き声など、四季を通じ日々移り変わる景色を感じられることは、都会では味わえない最高の贅沢といえるでしょう。

多くの方が都会のビルに囲まれた生活から、自然豊かな環境を求めて移住を検討します。自然に囲まれて暮らすことは、人間本来の姿なのかもしれませんね。

2位:安くて広い土地で暮らせそう

安くて広い土地で暮らせそう」という理由が2位となりました。結論からいえば、都会では考えられないような安い費用で、庭付きの大きな住居を賃貸・購入できます。住んでいる土地が広いと精神的な余裕が生まれ、誰の目を気にすることなく、家庭菜園をはじめとする趣味も存分に楽しむことが可能です。

また、住居費用が安ければそれだけ生活コストが下がり、日々の生活にも余裕が生まれます。「大広間」という言葉がありますが、都会のマンションでそのようなリビングをもつ物件は、そう簡単に手が出るものではありません。しかし、地方移住ではそれが可能です。

縁側のある家でゆったりと読書しながらひなたぼっこ。誰もが一度は憧れる光景といえるのではないでしょうか?

3位:働き方や暮らし方を変えたい

3位は、移住して「働き方や暮らし方を変えたい」です。都会のサラリーマンとしての働き方は画一的になりがちです。スーツを着て満員電車で出社し、クタクタになるまで働いたあと、帰りの電車もまた混み合っていた……。これはよくあることといえるでしょう。

都会の働き方や暮らしを変えたいという想いから、移住を決断する方は非常に多いといえます。移住して仕事をガラッと変える人もいれば、同じ業種で仕事を続ける人もいますが、働き方を大きく変えることは可能です。住む場所によってそれぞれの生活スタイルは必然的に変わります。地方では都会のような満員電車はなく、車通勤も多くなるでしょう。自然に触れ合えるため趣味の幅も広がります。山の近くであれば気軽にアウトドアレジャーが楽しめ、海の近くであれば釣りやサーフィンなんかもいいですね。

都会の暮らしが決してダメとはいいませんが、大きく働き方や暮らしを変えたい方は、移住を検討してみてはいかがでしょうか?

4位:人が少ない場所で暮らせそう

都会の人ごみが苦手という方は多く、「人が少ない場所で暮らせそう」という理由が4位になりました。地方は人が少なく静かな環境で生活できることが特徴です。良し悪しは別として、地方の繁華街は東京や大阪と比べ混み合っていないので、余裕をもって行動できます。都会の休日ではさまざまな場所で「待ち時間」が発生しますが、地方にはあまりありません。物理的な人との距離が保てるため、人ごみのストレスとは無縁といえるでしょう。

人が少なく静かな環境で、家族や自分自身とゆっくり向き合えることは幸福度の高い生き方といえ、そのような理由で多くの方が移住しています。

5位:新たな土地で暮らしたい

新たな土地で暮らしたい」という理由が第5位です。ずっと変わらず同じ環境で生活していると、ふとしたときに大きく環境を変えてみたいと思う方は決して少なくありません。なかには、今住んでいる場所の「しがらみ」から解放されたいという方もいるでしょう。マンネリ化した日常を打破するために、移住という決断はもってこいです。

新しい場所で、新しい生活を。新たな刺激を求めて見知らぬ土地へ移住することも、豊かな人生を送るうえで、選択肢として残しておくことは大切なことかもしれませんね。

移住先のよくある選定軸

 選択イメージの様子

続いて、移住先を選ぶ際の指標として代表的なものを解説します!移住の目的を明確にし最短距離で移住を実現させるため、また、あとで「ああすればよかった」という後悔をしないためにも、ぜひ参考にしてください。

人それぞれ置かれている状況がちがうため、1つの選定軸ではなく複数の選定軸を組み合わせ、それぞれをすり合わせて「落としどころ」を見つけることが大切です。

趣味などのライフスタイルに合った場所を選ぶ

もし移住先を自由に選べるなら、ぜひ叶えたいライフスタイルに合った移住先を選びましょう。これまでできなかったことをやるため、もしくは、やりたくないことから離れるために人は移住します。どうせなら、おもいっきりわがままに移住先を選びましょう。趣味や絶対にやってみたいこと、理想とする生活……。どこでならその夢や理想がかなうのか?徹底的につき詰めて、こだわることをおすすめします。

海が好きなら海のそばで、山が好きなら山のふもとや、いっそのこと山のなかで暮らしましょう。利便性を重視するなら、ある程度栄えた地方都市も暮らしやすくていいですね。あなたの趣味や理想の生活に合った場所であることが、移住先を選ぶ選定軸としてもっとも重要なことといえるでしょう。

予算から移住先を選ぶ

とはいえ、移住に費やせる予算は限られています。趣味やライフスタイルに合った場所を候補にしながら、予算の範囲内から移住先を選びましょう。気を付けたいのは、予算とは引っ越し費用のみならず、日々の生活費も該当します。テレワーカーでなければ、移住を機に仕事を変えることがほとんどでしょう。その際、どれくらい給料が変わるのかを想定しておかなければなりません。

地方といえども、物価や家賃などにはバラツキがあります。せっかく移住したのに、日々の生活費の捻出に追われるようでは本末転倒です。移住先候補の物価情報を調べ、趣味や余暇を楽しめる余裕のある生活がしたいものですね。

総務省が集計する、2021年の各都道府県や主要都市の物価水準がわかる画像と資料をリンクしておきます。全国平均を100として、物価の安い地域がよくわかるため、移住先選びの参考にしてください。

消費者物価地域差指数の様子
出典:【総務省統計局】「2021年消費者物価地域差指数」より抜粋
URL:https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2021.pdf

職場までのアクセスから選ぶ

職場までのアクセスも非常に重要です。職場まで遠すぎたり移動に不便すぎたりすると日々の生活の負担となります。通勤に片道1時間以上かかるようでは、せっかくの移住生活をおだやかに過ごすことは難しくなるでしょう。

そうならないため、移住前から先に仕事を決めておくか、求人広告サイトや役所の移住相談窓口などを通して、どこにどのような仕事があるか調べておくことをおすすめします。

地方は公共交通機関が発達していないため、電車やバスを利用して通勤する場合、本数が少ないため長い待ち時間が発生したり、仕事の帰りが遅れると終電がなかったりするので注意が必要です。可能であれば、車での通勤を前提にした方がストレスは少ないといえるでしょう。

移住者の支援が手厚い自治体から選ぶ

自治体によっては積極的に移住者を誘致しているところもあり、移住先を選ぶ際の選定軸となります。支援というのは補助金や支援金といった金銭面だけではありません。移住相談窓口や、移住体験ツアーなども指します。移住先候補が複数ある場合、移住者向け支援を比較して判断できるため、どのような支援やサービスがあるかを必ずチェックしておきましょう。

また、移住者への支援が手厚い自治体はそれだけ先輩移住者が多く、あなたを暖かく迎え入れてくれる可能性が高いといえます。先輩移住者が多い場所であれば、ある程度移住への環境整備がされており、仕事や住居といった困りごとの相談に乗ってくれる窓口等を活用しながら、スムーズな移住ができるでしょう。

やりたい仕事ができる地域を選ぶ

せっかく趣味や理想のライフスタイルを叶えられる移住先を見つけても、やりたい仕事ができないのであれば大きなストレスとなります。必ず、どのような仕事があるかを事前に調べ、やりたい仕事ができる地域を選びましょう。

また、移住の動機として、脱サラして農家になりたいという方もたくさんいます。そういった場合、移住前に自治体の農家体験ツアーや研修を受けて本当にできるかどうかを見極めることが大切です。

移住後に農家になろうとして万が一挫折したとき、そこから新たな就職先を見つけるとなると、市街地までの距離など地理的に不利になる可能性があります。必ず、農家体験ツアーや研修を活用して、時間をかけながら慎重に検討しましょう。

移住でよくある失敗例

NG!の画像の様子

最後に、移住でよくある失敗例を紹介します!人生の一大イベントである移住において失敗だけは避けたいものです。失敗例を事前に知っておくことは非常に重要なため、必ず目を通しておきましょう。

交通の便が悪く車がないと不便

よく、「地方移住には車が必須」という言葉を耳にします。自治体の主要駅近くといった例外を除いて、基本的に車は必要と考えておいた方がいいでしょう。地方は交通の便が悪いので、好きなところへ出かけるのもひと苦労です。

車がなければ日々の生活に大きなストレスをもたらし、そもそも生活自体が成り立たない可能性すらあります。また、地方の観光スポットなどは車でなければ行けないところも多く、そうなればせっかくの休日に出かけることもできません。

駐車場は都会よりも圧倒的に安く、そこまで大きな負担にはならないため、地方移住の際には可能なかぎり車の保有をおすすめします。

買い物が不便

地方では身近なところにスーパーや商業施設などが少ないため、買い物に不便さを感じることが少なくありません。都会からの移住者にとって、気軽に買い物ができないことはストレスになりやすく、生活そのものを楽しむ余裕すらなくなります。特に、僻地といわれているところへ移住するには相当の覚悟が必要で、日常生活の不便さから移住をあきらめ、元にいた場所に戻る人がいることも事実です。

日常の買い物をどこでするか?休日のショッピングにはどれくらいの時間で行けるのか?といったことを考えながら住居を選ぶことも必要といえるでしょう。どうしても手に入りにくいものは、ネット通販などを利用することもおすすめです。

移住先で転職すると収入が想像以上に減る

都会と地方には賃金格差が存在するため、移住後にその土地の地元企業へ転職すると、同じ業界でありながら収入が想像以上に減ることが多々あります。もちろん、家賃等の物価は都会よりも安いのですが、人によっては移住後の生活水準を見直す必要に迫られるかもしれません。収入が激減した場合、環境の変化とともに生活水準の変化も受け入れなければ、移住が失敗に終わります。

移住生活とは決して華々しいものではなく、現実は質素倹約がほとんどといえるでしょう。そのため、移住先で楽しく生活するためには物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを大切にした生き方を模索していきたいところですね。

人間関係の構築が大変

地方移住で特に問題視されるのは、新たな人間関係の構築です。地元住民と良好な人間関係が構築できず、やむなく移住をあきらめる人がたくさんいます。人間関係構築のカギは、気持ちのよいあいさつと、集会やイベントなど地元の集まりになるべく参加するということです。

地元住民からすれば、良くも悪くもあなたは「よそ者」になります。あなたがどういった人間か理解してもらうためには、積極的に自らコミュニケーションをとることが大切です。これは、仕事にも同じことがいえるでしょう。また、「郷に入っては郷に従え」ということわざがある通り、地元のルールを無視したふるまいは周囲との溝を生みます。すべていう通りにすればいいということではありませんが、可能な限りムダな摩擦をさける必要があるといえるでしょう。

移住資金が想像以上にかかる

そもそも移住資金を少なく見積もってしまい、必要以上に出費がかさんで、生活自体がおびやかされる失敗談も散見されます。移住先によって必要資金はちがうものの、遠くになればなるほど引っ越し費用は高くなります。

また、住宅の購入やリフォームなどを考えている方は、さらに慎重な資金計画が必要です。すべてを手持ち資金のみでまかなうのではなく、自治体にどのような支援策があって活用できるのかを移住相談窓口などに問い合わせ、少しでも金銭的負担を減らすことが必要といえます。

移住資金は想像以上に必要であることを前提に、失敗のない資金計画をおこないましょう。

移住したい理由を明確にして最適な地域を選定しよう

綺麗な海と砂浜の様子

移住する理由は人それぞれです。都会の暮らしに疲れた人や、趣味をおもいっきり楽しみたい人、人生そのものを大きく変えたいと願う人などさまざまいます。

移住を成功させるには、理由を明確にして最適な地域を選ぶことが重要で、余裕のある資金計画も大切でしょう。ぜひ今回の記事を参考に、あなたも素敵な移住を実現させましょう!

参考:一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN) JOIN発信!「田舎暮らし」について500人に聞いてみた!

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