移住コラム

東京に通勤可能な田舎なら低コスト生活が実現!おすすめのエリアも紹介

東京に通勤可能

東京で仕事をしながら、都心に住んでいる人も多いでしょう。しかし都心での生活は、家賃や物件価格が高いのでお金がかかりがちです。特に東京23区は、近年マンション価格が値上がりを続けています。「高い家賃を払い続けたくないけど、都心で不動産を購入するのは無理」という人におすすめなのが、東京に通勤可能なエリアにある田舎への移住です。
今回は、東京に通勤可能な田舎の魅力や、移住するメリット、デメリット、移住に最適なおすすめの街を紹介します。この記事を読んで、ぜひ東京へ通勤可能な田舎への移住を検討してみてください。

東京23区のマンション価格について

東京
近年は長らく続く住宅ローンの低金利の影響もあって、東京23区のマンション価格は高騰を続けています。矢野経済研究所が発表した2022年度の東京23区内の新築マンションの平均価格はは9899万円と、バブル期の価格を上回り過去最高値となっています。さらに、高級マンションの分譲開始によって、2023年3月単月での平均価格は2億1750万円と、破格の高さを記録しており、今後も値上がり状態が続くと予測されています。
中古マンションでも、新築と比較して価格が大きく下がらないのが現状です。そのため、新築、中古ともに一般層には手が出しづらくなっています。

注目されているのは東京に通勤できる田舎

田舎
東京23区の物件価格の上昇が続くなか、首都圏に通勤可能な郊外で、いわゆる田舎と呼ばれるエリアが、近年注目を集めています。周辺県である神奈川県や千葉県、埼玉県、茨城県は、東京23区と比較して、マンション価格や家賃も下がります。また、エリアによっては電車一本で都心へ行くことが可能とあり、人気を集めています。ここからは、通勤可能な田舎に住むメリットについて紹介します。

23区内と比較すると家賃を大幅に下げることができる

前述のように、東京23区内のマンション価格は高騰を続けており、購入しても何十年間とローンを支払い続けなければなりません。また、賃貸の場合でも家賃が高くなっています。特に、山手線の内側は家賃が高く、ワンルームや1Kでも約7〜12万円が平均価格です。
一方、周辺の県の田舎を選べば、ワンルームや1Kなら3〜4万円の物件もあります。もう少し家賃を上げれば、オートロック付きなどグレードの高い物件に住むことも可能です。

オン・オフを分けたメリハリのある生活を送ることができる

仕事とプライベートを分けたい人に特におすすめです。職場から遠ければ遠いほど、近所で職場の人に会うリスクが減ります。また、アウトドアが趣味の人なら、キャンプやバーベキュー、釣りスポットにも気軽に行けるようになります。平日は仕事、休日は趣味、というようにオン・オフある生活を送れるでしょう。

東京近隣県は東京の主要駅まで電車でのアクセスが良い

隣県の田舎なら時間がかかりますが、電車1本で都心へ出れるエリアも多く存在します。田舎に通っている電車の多くが、東京や新宿、上野、池袋などの主要ターミナル駅へ延びています。始発駅を選べば、毎日座って通勤することも可能です。通勤時間に睡眠や読書、勉強したい人におすすめです。

東京に通勤できる田舎のデメリット

デメリット
東京へ通勤可能な田舎への移住には、デメリットもいくつかあります。問題点も知ったうえで、移住後に後悔しないようにしましょう。

朝早く家を出て帰宅は遅い時間の生活になる

通勤に時間がかかる分、朝早く家を出なければなりません。また、帰るにも時間がかかるので、帰宅時間も遅くなります。例えば通勤時間が2時間で8時始業の場合、朝6時に家を出て、夜は20時以降に帰宅することになります。平日は、家に寝に帰る生活になるかもしれないと認識しておきましょう。

夜遅くまで都心で遊ぶことができなくなる

田舎に行くほど終電時間も早くなります。早い地域だと22時台で終わってしまう地域もあるでしょう。夜遅くまで都内に居たい時は、ホテルをあらかじめ予約するなどの対応をしましょう。また、夜遅くに帰宅すると、周辺が真っ暗な地域もあります。そのような道路では、犯罪に巻き込まれたり、動物に遭遇したりする可能性もあります。なるべく明るい道を通ったり、懐中電灯を持参するなどして気を付けなければなりません。

家の近くに商業施設が少なく車が必要になる

田舎の駅周辺は、都心の駅と異なり商業施設がありません。その代わりに幹線道路沿いに大型商業施設があることが多いです。そのような施設は駅から遠いので、車で行った方が便利でしょう。他にも、病院や役所に行くにも車が必要なエリアもあります。移住する際は、自家用車を持つことも検討しましょう。

おすすめの東京に通勤できる田舎5選

都心
都心に通勤可能な田舎のメリットとデメリットが分かったところで、次に移住におすすめの街を紹介します。移住先候補探しの参考にしてみてください。

秋葉原まで45分!茨城県つくば市

研究学園都市として有名なつくば市は、秋葉原までつくばエクスプレスで最速45分で行くことが可能と、アクセスの良さが魅力的です。大型商業施設も沢山あり、つくば駅直結のトナリエつくばスクエアBiViつくばもあるので、車が無くても最低限の生活をすることは可能です。家賃相場も5〜6万円と、都心と比較して安く住めるので、固定費を下げてゆとりある生活を送れることでしょう。

詳しくは、つくば市について解説した下記記事をご確認ください。

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箱根の温泉街も近い!神奈川県小田原市

小田原市も都心までのアクセスが良好です。東海道新幹線を利用すれば東京駅まで約35分、東海道本線(上野東京ライン)を利用すれば約1時間20分で行くことが可能です。また、小田急小田原線の特急はこね号を利用すれば、新宿駅まで約1時間13分で行くことが可能です。他にも、小田原市近郊には、箱根温泉や湯河原温泉などの温泉地が沢山あります。休日に温泉に浸かれば、仕事の疲れも取れてリフレッシュできるでしょう。

詳しくは、小田原市について解説した下記記事をご確認ください。

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住みたい田舎第一位!千葉県いすみ市

美しい里山と海があり、住みたい田舎No1に輝いた千葉県のいすみ市は、移住体験プログラムが充実しています。市内には、無料で利用可能なお試し住宅がいくつもあります。高台にあるコテージ風の施設や海に面した施設、ペットが同伴可能な施設など、バリエーションも豊かです。また、JR外房線大原駅から特急わかしおに乗れば、東京駅まで約70分でアクセス可能です。休日は、自然でのアクティビティやアウトドアを楽しみたい人におすすめです。

詳しくは、いすみ市について解説した下記記事をご確認ください。

【千葉県】いすみ市は「住みたい田舎」第1位の実力!移住先としての魅力を徹底解説都会での生活に疲れた方や、のんびりとした環境でゆとりある生活を送りたいという方にとって、千葉県いすみ市は最良の移住先といえるかもしれませ...

程よい田舎暮らしを楽しめる!埼玉県秩父エリア

都内から近いにも関わらず、山の自然が溢れ、観光資源も豊かな秩父市も人気を集めています。西武特急ちちぶ線に乗れば、池袋駅まで約1時間20分で行くことが可能と、都心までアクセスが良好です。また、春には芝桜が綺麗な羊山公園や、冬には秩父神社で行われる秩父夜祭に、多くの人が訪れます。他にも、移住支援が充実しており、45歳以下の若者世代を対象とした若者移住者(IJUターン)就職奨励金や、東京23区(在住者又は通勤者)を対象とした移住支援金もあります。移住支援制度を利用して、移住費用を節約したい人におすすめです。

詳しくは、秩父市について解説した下記記事をご確認ください。

【埼玉】秩父へ移住する魅力とは?秩父にある地域ごとの特徴や移住お役立ちサイトを紹介埼玉県の北西部に位置する秩父地方。自然豊かなエリアでありながら、都心へのアクセスも良いので、二拠点居住や移住先として検討している方は多い...

SLが走る真岡鉄道が人気!茨城県筑西市

茨城県の北西部にあり、栃木県に接する筑西市は、都心までアクセス良好でありながら、観光と新鮮食材が味わえる暮らしやすい街です。市内を走る真岡鉄道には、休日に蒸気機関車が走り、人気を集めています。また道の駅グランテラス筑西には直売所があり、季節ごとの新鮮な野菜を気軽に手に入れられます。JR水戸線に乗り、東北新幹線の小山駅で乗り換えれば、東京駅まで約70分で行くことが可能なため、通勤も可能です。

詳しくは、筑西市について解説した下記記事をご確認ください。

【茨城県】筑西市は下館駅や鬼怒川緑地周辺、真岡鉄道沿線が人気!東京までアクセス良好な農業地域茨城県は、東京へのアクセスが良好であるにも関わらず、田畑が広がり家賃も安いので、近年移住人気が高まっています。その中でも筑西市は、茨城県...

東京に通勤できる田舎の魅力を知って移住を検討しよう

田舎の魅力
東京に通勤可能な田舎への移住には、メリットやデメリットがあることが分かったと思います。
おすすめのエリアなどの東京周辺の田舎には、海と山などのロケーションの良さや、魚介類や米などの食の豊かさ、温泉などの観光資源など様々な魅力があります。一方、都心への通勤に時間がかかったり、利便性が優れず買い物やお出かけには自家用車があった方が便利など、不便に感じることも多いでしょう。
ですが、家賃が安くなれば、固定費を浮かせて他のことに使って、生活をより豊かにすることが可能です。休日は温泉に入ったり、アウトドアやレジャースポーツを楽しんだり、都心で生活していた時より充実した生活が送れることでしょう。
東京で通勤している人は、ぜひ通勤可能な田舎への移住を検討してみてはいかがでしょうか。

※内容は2023年5月執筆時のものです

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