移住コラム

空き家購入で夢の地方移住を実現!メリットや注意点を知ろう!

深刻化する「空き家問題」の解決を図ろうと、全国の自治体ではこれまでに補助金制度をはじめさまざまな対策が取られてきました。国や自治体からのサポートが受けられ安く購入できるとあり、リモートワークが定着した近年では空き家を購入し地方に移住する人が急増中です。

この記事では、空き家を購入するメリットのほか、購入前の注意点、空き家探しで抑えておきたいポイントについて解説しています。「安くて広い、理想のマイホームに住みたい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

空き家購入のメリット3選

窓と空オープンの様子

まずは、空き家を購入するメリットから見ていきましょう。一般住宅と比較しながら、空き家の魅力に迫ります!

低価格で購入可能

空き家の最大のメリットは、何と言っても価格が安いことです。

単に安いだけでなく「破格」の金額で売り出されていることが多く、新築物件と比較すると半額以下、また中古物件と比べても断然安いという事例が多く見られます。所有者の多くが、築年数が古い空き家は処分してしまいたいと考えているため、安価な設定になっているようです。

また、安価なうえに間取りや敷地が広いため、都心よりもゆったりとした暮らしが期待できます。家族で住むのにも好都合です。

ただし、安いのには相応の理由があるので、何も考えずに飛びつくのだけは控えましょう。

空き家購入を検討しているのなら、物件の雰囲気や価格帯を掴むためにも自治体ごとの「空き家バンク」で検索してみるのがおすすめです。

※「空き家バンク」については、記事内の「空き家探しのポイント3選」で解説しています。

地域コミュニティに貢献できる

空き家に住むことが地域への貢献にも繋がる、と考えたことはありますか?

過疎化と少子化に伴い増え続ける空き家は、今や地方の深刻な社会問題と化しています。住人不在にも関わらず維持費がかかる空き家は、所有者にとってはデメリットでしかないからです。中には、空き家が火災や犯罪の温床となってしまったケースも報告されています。

そんな中、空き家の住人となれば空き家問題の解消に大きく貢献できるだけでなく、地域の活性化にも繋がります。移住後はぜひ地元の人々と積極的に交流し、地域コミュニティに溶け込んでみましょう!

自治体によっては空き家購入支援制度がある

空き家の活用に力を入れている自治体は、多くが補助金や助成金制度を設けています。

利用する場合は一定の要件を満たす必要がありますが、うまく活用すればリフォームやリノベーション費用にも充当が可能です。例えば兵庫県では、対象の空き家を改修する場合、最大200万円の補助金が支給されます。

参照:兵庫県ー空き家活用支援事業

気になる自治体の補助金・支援金制度は必ずチェックしておきましょう!

空き家購入のデメリット3選

団地の引っ越しの様子

低価格で購入できるのが魅力な空き家ですが、安いのにはそれなりの理由や根拠があります。デメリットもしっかりと把握し、購入後に後悔のないようにしましょう。

リフォームが必要な場合がある

老朽化のためリフォームやリノベーションが必要な場合が多いのが空き家のデメリットです。屋根や畳の張り替え、水回りの整備、耐震補強工事など、修繕に百万円単位の費用がかかることもあります。購入価格が安い分、修繕費が高額になる可能性は常に視野に入れておかなければなりません。

購入を検討する際は、想定されるリフォーム費用の見積もりを取ったうえで資金計画を練りましょう。現地に行って物件の状態を自分の目で確認することも忘れないでください。

メンテナンスにお金がかかる

築年数の古さゆえに、メンテナンス費がかさむのも難点です。給水管の破損、雨漏りやシロアリ被害など、たとえリノベーション完了後であっても次々と不具合が発生するケースも少なくありません。定期的なメンテナンスは必要不可欠だと考えておくのが良いでしょう。また、リノベーション工事費とは別に予備の資金も用意しておくと、万が一の際も慌てずに済みます。

心配な場合は、事前に建築士から物件のインスペクションを受けることを検討してみてもいいですね。

希望条件に合う物件を探しづらい

一般的な新築・中古物件と比べ空き家の情報は少ないため、希望条件に合う物件が見つけにくくなっています。

空き家が不動産流通市場に出回っていない理由は、売却を検討していなかったり、「売れるわけがない」との思い込みから空き家を売りに出していない所有者が多いためです。また、空き家は価格が安いので、不動産業者から敬遠されがちということも理由の一つと言えます。

検討地域の「空き家バンク」で検索してみてもなかなか見つからない場合は、その地域の移住担当局や不動産業者に直接問い合わせてみるのも一つの手です。

空き家探しのポイント3選

家を引っ越す際のチェックリストの様子

希望に合った空き家を見つけるには、念入りな情報収集が欠かせません。探し方のポイントを抑えて、効率的に空き家を見つけましょう!

リフォーム費用も含んだ予算を立てる

せっかく安い空き家が手に入ったのに、修繕費や維持費が高くついたという事例も多数見られます。空き家購入の際は物件の状態を細かく把握し、リフォーム工事費の見積りを取ったうえで予算を立てることが大切です。

また、空き家には定期的なメンテナンスが必要なケースが多いため、いざという時焦らずに済むよう十分な資金繰りを心掛けましょう。

空き家バンクを利用する

「空き家バンク」は、空き家の売り手と買い手を引き合わせるマッチングサービスです。空き家バンクを利用すると通常よりも安価で購入できるほか、該当自治体の補助金制度も利用できるため、地方移住の住まい探しではメジャーな方法の一つとなっています。

ただし、不動産業者が仲介せず所有者と直接交渉することになるため、トラブルになりやすいというリスクも念頭に置いておきましょう。

移住の相談窓口スタイルチャットで相談する

地方移住を実現させるには綿密な計画や情報収集が必要ですが、何もかも自力で進めるのはなかなか骨の折れる作業です。そんな時は、いっそのことプロに相談してみてはいかがでしょうか?

移住style」では、ひとりひとりのライフスタイルに合った移住プランはもちろん、おすすめの物件情報までご提案できます。LINEの無料相談窓口・「スタイルチャット」も用意しているので、移住に関する悩みや素朴な疑問など、何でも気軽に相談してみましょう!

空き家を見つけて移住を検討しよう

お家の様子

空き家なら安くて手軽に購入できると思われがちですが、実際はリフォーム代やメンテナンス代が高くついたり、希望の物件がなかったりするなど、注意点が数多く存在します。
しかし、デメリットをきちんと把握したうえで資金計画が立てられれば、空き家購入は夢の話ではありません。補助金制度もうまく利用して、理想のマイホームを手に入れましょう!

※内容は2023年10月執筆時のものです。

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