山形県山形市は、人口約24万人の県庁所在地かつ県内最大都市で、生活利便性と蔵王連峰の豊かな山の自然がマッチした、とても暮らしやすい移住先です。発展した市街地には商業施設が充実し、国立山形大学など教育環境も整っています。中心市街地から車で約30分の距離には、日本有数のスキーリゾート「蔵王」があり、最高のアウトドアを体験できることも大きな魅力といえるでしょう。
今回は、山形県山形市の魅力やメリット・デメリット、利用できる各種移住支援、おすすめエリアを紹介します!
東北地方で便利な都市生活・最高のアウトドアライフを両立したいという方は、ぜひ山形県山形市への移住を検討しましょう!
山形県山形市の魅力/メリット3選

まずは、山形県山形市の魅力・メリットを3つ紹介します!県庁所在地としての生活利便性と、なんといっても「蔵王」は外せません!ぜひご覧ください!
便利な都市生活と東北有数の医療環境・多彩なフルーツを楽しめる
山形県の県庁所在地である山形市では、便利な都市生活はもちろん、東北有数の医療環境が整備され、多彩なフルーツを楽しめます。JR山形駅を中心に「アズ七日町」や「エムアイプラザ山形」、「イオンモール山形南」など、広い範囲で大型商業施設・百貨店が軒を連ね、抜群の買い物環境が魅力です。
一方で、駅の北には山形城跡を有する広大な「霞城公園」や、「山形美術館」「最上義光歴史館」など文化施設もかなり充実し、都市空間にありながら落ち着いた雰囲気もあわせもつことが特徴といえます。
また、人口1人あたりの診療所数が東北地方の主要都市でナンバーワンであるなど、充実した医療環境が整っていることも見逃せません。総合病院が市内に8つあり合計病床数約3,400床・診療所数約210件・歯科医院約140件と、かなりの充実度といえるでしょう。また、国立山形大学をはじめ多数の短大・専門学校など、教育環境も整っています。さらに、盆地特有の気候条件を活かしたフルーツ栽培も盛んで、さくらんぼやラ・フランス(洋梨)など多彩なフルーツ、「芋煮」など郷土料理の充実も日々の暮らしに楽しみをもたらしてくれるでしょう。
多岐にわたる魅力にあふれ充実した暮らしが可能な山形市は、ぜひ検討していただきたい超おすすめの移住先といえそうですね。
蔵王ではスキー・スノボ・温泉など各種アウトドアも充実
山形市といえば、やはり日本有数のスキーリゾート「蔵王(ざおう)」の存在を外すことはできません!中心市街地から車で30分ほど走れば、広大な敷地を誇る「蔵王温泉スキー場」があり、標高1,000mのゲレンデで、最高のウインタースポーツを楽しめます。世界的に有名な「樹氷(スノーモンスター)」の絶景は、最高の思い出となるでしょう。
スキーのあとは、ゆったりと温泉を楽しめるのも蔵王の醍醐味です。強酸性の硫黄泉である蔵王温泉は美肌の湯としても知られています。雪景色を眺めながら入る露天風呂は、最高の癒やしをもたらしてくれそうですね。
もちろん、蔵王は冬だけでなく、夏のシーズンには登山やハイキング・キャンプなどアウトドアアクティビティも充実しています。とくに、山頂の御釜(火口湖)は、蔵王屈指のスポットとしておすすめです。一年を通じて各種アウトドアを満喫できる日本有数のスキーリゾート「蔵王」で、ぜひあなたも素敵な移住生活を実現させましょう。
観測開始以来震度5以上の地震が発生していない
これまで山形市では、観測開始以来震度5以上の地震が発生していないことは、かなり意外ともいえるかもしれません。2011年の東日本大震災のときでも、山形市自体の揺れは震度4でした。地震災害の少なさは、安心な移住生活を送るうえでとても重要です。
一方で、山形盆地を縦断する形で伸びる「山形盆地断層帯」は、今後30年以内において0.003%~8%の確率で地震発生の懸念があることも事前に知っておきましょう。最大震度は5強~6弱が予想されています。
現状において、これまで震度5以上の地震が発生していないことは、山形市のこれ以上ないメリットといえるかもしれません。地震大国である日本に住む限り、どこで暮らしてもリスクはあるものです。将来的なことは誰にもわかりませんが、過去の実績をみれば、他都市と比較しても安心できる移住先といえるのではないでしょうか?
山形県山形市のデメリット3選

続いて、山形県山形市のデメリットにも着目していきます!メリットだけでなくデメリットにも目を向けることは大切です。こちらもあわせてご覧ください!
移住生活を楽しむためには車が必要
地方都市である山形市では公共交通機関のみで生活を完結するのは不便といえ、移住生活を思いっきり楽しむためには車が必要です。とくに、中心市街地から離れた場所で暮らす場合は必須といえます。
山形市の月極駐車場代の平均相場は6,700円ほどと、かなり安くなっています。それほど維持費を気にする必要はないため、移住の際は車の購入がおすすめです。
フェーン現象により真夏の気温が高くなることがある
山形市は盆地特有の夏と冬の寒暖差が激しい内陸性の気候で、とくに夏場は、熱い空気が山を下りてくるフェーン現象により気温が急上昇する日があります。実際に、2007年に記録が塗り替えられるまで、山形市は日本の最高気温記録(40.8℃)を保持してきました。
東北地方の夏は涼しいイメージがあるものの、山形市では気温がかなり高くなる日があることを、事前に知っておいたほうがよさそうですね。
東北他都市より降雪量は少ないが積雪対策が必要
山形市は豪雪地帯に指定されていますが、東北地方の他都市と比較して市街地での降雪量自体は少なく、例年は積もっても20cm~30cmほどであることがほとんどです。しかしながら、車の運転には冬用タイヤが必要で、事前の対策が求められます。
東京や名古屋・大阪などは雪が積もることがほとんどないため、これらの都市から移住する方は、冬用タイヤを忘れずに準備しておきましょう。
山形県山形市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

ここからは、山形県山形市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!米・味噌・醤油を1年分プレゼントしてくれるなど必見の内容です!ぜひチェックしてみてください!
東京圏からの移住者必見!100万円以上!「山形市移住支援金」
東京23区内の在住者、または通勤者が山形市へ移住し、就業・起業・テレワーク・関係人口などの要件を満たすことで、最大100万円以上を給付してくれる大規模な移住支援事業です。
かなりお得な支援ではあるものの、要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏から移住を検討している方は、必見の移住支援といえるでしょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同した移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
最大40万円・家賃補助・米味噌醤油1年分プレゼント!「山形県移住支援事業」
以下は山形県が主体となる移住支援事業ではありますが、もちろん山形市への移住者も対象となります。とくに、「米」のプレゼントなどは、昨今においてかなりインパクトのある支援といえるのではないでしょうか?ぜひリンク先をチェックしてみてください!
【若者世帯・子育て世帯移住支援金】
- 40歳未満の若者世帯および、15歳未満の子どもを帯同する子育て世帯の移住者に最大40万円の支援金を支給。
【食の支援~米・味噌・醤油1年分の提供~】
- 移住前に「やまがた暮らし移住希望登録」に登録し、移住後に所定の手続きをおこなうことで、米60kg・味噌3kg・醤油3L(2人以上世帯の場合)をプレゼント。
※令和7年1月1日~令和7年12月31日までの移住者が対象。
【住まいの支援~賃貸住宅の家賃補助~】
- 県外からの移住者が賃貸住宅に入居した場合、家賃の一部(上限1万円/月)を最大24か月補助。
参考:やまがた暮らし、応援します!!(令和7年度山形県移住支援事業のご案内)
引越し基本料金を30%割引!「アート引越センター包括連携協定」
県外からの移住者の引越し基本料金が30%割引となる移住支援です。「アート引越センター」との包括連携協定により実現した取り組みで、3月15日~4月10日の繁忙期を除く引越しに適用されます。
遠方からの移住の場合は引越し費用もかなり高額になるため、山形市への移住の際は必ず活用しましょう。
参考:山形県外から山形市へ移住する方の引越基本料金30%割引実施中!
山形県山形市移住でおすすめのエリア3選

それでは、山形県山形市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!実現したいライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてください!
新幹線も利用できる便利な中心市街地「山形駅」周辺エリア
山形市移住で都市環境・生活利便性を重視したい方は、中心市街地である「JR山形駅」周辺エリアがおすすめです!山形駅には駅直結のショッピングモール「S-PAL山形」を筆頭に、「山形駅前大通り」は落ち着きがあるものの繁華街ならではのにぎわいを感じられます。
生活に必要なものは何でもそろい、幼稚園や保育園・小中高校・国立山形大学など、教育環境も抜群で、広大な霞城公園や山形県立図書館といった文化施設の充実も魅力です。
また、JR山形駅は山形新幹線が停車し、東京駅まで約2時間40分でアクセスできます。山形市の北にある東根市(ひがしねし)の山形空港へも車で約30分と遠くなく、山形駅からシャトルバスも出ているため、空港へのアクセスに不便さを感じることもないでしょう。羽田空港へは1時間ほど、大阪伊丹空港へは1時間20分ほどのフライトで到着します。
JR山形駅周辺エリアは、抜群の利便性によって全世代の方が快適に暮らしていける、超おすすめエリアといえるでしょう。
商業施設が充実の区画整理された人気住宅街「嶋地区」周辺エリア
静かな住宅街で落ち着いた暮らしがしたい方は、山形市内の人気住宅街「嶋地区」周辺エリアがおすすめです!JR山形駅から北へ車で約15分ほどの場所に位置する嶋地区は、きれいに区画整理された新興住宅地として、近年あらたに宅地造成されました。新築戸建が建ち並び、若いファミリー層を中心に大人気となっています。
エリアにはドン・キホーテや大型家電量販店・コメダ珈琲など郊外型店舗の充実の他、映画館やイオン山形北店、さらに総合病院もあるため、日常生活を送るうえでかなり便利です。エリアの周囲には田んぼの景色が広がっているので、目に優しい風景を感じられることも人気の理由といえるかもしれません。
きれいに区画整理された嶋地区は、落ち着いた雰囲気で移住生活を送りたいファミリー層の方にとって、ぜひおすすめといえるでしょう。
蔵王連峰ふもとの町は暮らしやすさも良好「蔵王駅」周辺エリア
「蔵王」の大自然を思いっきり楽しみたいという方は、「JR奥羽本線・蔵王駅」周辺エリアがおすすめです!日本有数のスキーリゾート・蔵王のふもとに位置するこちらのエリアでは、移住生活を通じて気軽にスキー・スノボや温泉、ハイキングなどを楽しめることが最大の魅力といえるでしょう。
蔵王駅周辺は住宅街と田んぼが混在するとても静かな環境が広がり、中心市街地であるJR山形駅へは電車で5分・車で15分ほどあればアクセスできます。郊外ののどかな暮らしを送りながら、中心市街地がすぐ近くという立地も魅力で、スーパーをはじめとする各種商業施設もそろっているため、それほど不便さを感じることもなさそうです。
JR蔵王駅から約20分、県道21号線・蔵王公園線を車で走れば、蔵王温泉や蔵王温泉スキー場へアクセスでき、一年を通して各種アウトドアアクティビティを楽しめます。夏の登山・ハイキング、冬のスキー・スノボなど、ぜひ最高の「アウトドア移住」を実現してみてはいかがでしょうか?
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山形県山形市の魅力を知って移住を検討しよう

山形県山形市は、県庁所在地として発展した市街地と、日本有数のスキーリゾート「蔵王」での最高のアウトドアアクティビティを楽しめる移住先です。東北有数の医療環境や美味しいフルーツなど独自の魅力にあふれ、都市生活を営むかたわら、蔵王で自然の癒やしや温泉、スキー・スノボ・ハイキングなど、楽しさにあふれたおすすめの移住先といえるでしょう。
山形県山形市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討してみてください!
※内容は2025年6月執筆時のものです。