移住コラム

【埼玉県】小鹿野町へ移住して「小鹿野歌舞伎」を体験しよう!秩父の山の自然と1年中祭りでにぎわう素敵な移住先

埼玉県小鹿野町(おがのまち)は、県西部に位置する人口約1万人の移住先です。秩父盆地のほぼ中央に市街地を形成し、周囲を豊かな山の自然が取り囲んでいます。小鹿野町では1年間に大小あわせ200以上の祭りが開催され、江戸時代から200年以上続く「小鹿野歌舞伎」が全国的にも有名です。移住生活において秩父地方有数の自然とともに、日本の伝統芸能にも触れられる、魅力あふれる移住先といえるでしょう。

今回は、埼玉県小鹿野町移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる各種移住支援、おすすめエリアを紹介します!

秩父地方の豊かな自然と伝統芸能が充実した埼玉県小鹿野町へ、ぜひ移住を検討しましょう!

埼玉県小鹿野町の魅力/メリット3選

日本百名山の秩父両神山の景色の様子

まずは、埼玉県小鹿野町の魅力・メリットを3つ紹介します!秩父地方有数の山の自然と、各種の祭りで賑わう活気ある移住先といえるでしょう。ぜひご覧ください!

200年以上続く小鹿野歌舞伎と年間200以上の祭りで賑わう移住先

江戸時代から200年以上続く「小鹿野歌舞伎」の存在と、大小あわせ年間200以上の祭りで賑わう移住先であることは、なんといっても小鹿野町最大の魅力といえるでしょう。

小鹿野町随一の魅力である「小鹿野歌舞伎」は、役者や裏方などすべてのスタッフが地元住民によって手掛けられ、豪華な常設舞台や祭り屋台(山車)の壇上で行われる年6回の定期上演のほか、日本各地で訪問公演も行っています。「歌舞伎のまちおがの」としてその名は全国にとどろき、日本の伝統文化を生で体験できることは移住の醍醐味に他なりません。

また、小鹿野歌舞伎とともに1年を通して毎月祭りが行われており、4月の小鹿野春まつりや10月の小森諏訪神社例大祭など、その数は大小あわせて200以上といわれているから驚きです。豊かな自然を感じながら活気にあふれる小鹿野町は、癒やしとともに刺激的な日常を送れる素敵な田舎町といえるでしょう。

日本百名山・日本の滝百選・森林浴の森百選など秩父地方でも有数の豊かな自然

小鹿野町は、日本百名山・日本の滝百選・森林浴の森百選など、緑あふれる秩父地方でも有数の豊かな自然が広がっています。町の83%が山林であり、「秩父多摩甲斐国立公園」の広大な緑の景色は移住生活に落ち着きとやすらぎをもたらしてくれるでしょう。町のシンボルでもある日本百名山「両神山(りょうかみさん・1,723m)」、日本の滝百選「丸神(まるがみ)の滝」といった風光明媚な自然が魅力です。

さらに、小鹿野町には「〇〇百選」がかなり多く存在し、平成の名水百選「毘沙門水」、森林浴の森百選「両神国民休養地」、日本の地質百選「ようばけ(国指定天然記念物)」など、これ以上ないくらい自然が充実しています。秩父地方有数の豊かな自然を体験できる移住先として、かなり特徴的といえるのではないでしょうか?移住の際はたっぷりと時間を使い、秀逸な自然の遺産「百選めぐり」をぜひ楽しみましょう。

池袋へは約2時間でアクセスできリモートワークや2拠点移住に最適

池袋へは約2時間でアクセスでき、リモートワーク移住や首都圏からの2拠点移住に最適な移住先としても、小鹿野町はおすすめです。車であれば約2時間、車で約20分の距離にある秩父市の西武秩父駅から電車にのれば池袋駅へは特急約80分と、いずれも2時間前後で池袋へアクセスできます。日々の通勤は厳しいものの、リモートワーク移住や2拠点移住であればまったく問題ない距離感といえるでしょう。

小鹿野町は秩父地方有数の豊かな自然と、小鹿野歌舞伎や年間200以上の祭りが行われる特徴的な魅力にあふれた移住先です。「ここでしか体験できない暮らし」にあふれているため、リモートワーク移住や2拠点移住といったライフスタイルであれば、都内まで2時間圏内の距離にある他の移住先と比較しても高い満足感を得られるかもしれません。

しかも、小鹿野町では女性向けにリモートワーカー(テレワーカー)を育成する無料講座も開講しており、これから始めたいと考えている方にとって抜群の環境が整っています。都内への通勤は厳しいものの、リモートワーク移住や2拠点移住に最適な距離感・環境であることは、小鹿野町移住を身近なものにできる素敵なメリットといえそうですね。

埼玉県小鹿野町のデメリット3選

秩父ジオサイト・ようばけ 春の様子

続いて、埼玉県小鹿野町のデメリットにも着目していきます!メリット・デメリットの両方を理解して、理想とする移住を実現しましょう!

町内に電車が走っておらず生活には自家用車が必須

小鹿野町には電車が走っていないため、日々の生活には自家用車が必須です。遊びに出かける際はもちろん、日常の買い物も車で出かけることが基本であるため、事前に必ず自家用車を運転できるようにしておきましょう。

小鹿野町からの最寄りの駅は東に隣接する秩父市にある西武秩父駅であり、町の中心市街地から駅までの距離は、自家用車であれば約25分・バスであれば約45分かかります。バスは1時間に1本ほどしか出ておらず時間もかかるため、やはり自家用車は必須といえるでしょう。

高齢化率が高く将来人口への対策が必要

小鹿野町の地域課題として、高齢化率(65歳以上が占める割合)が2020年の段階で38.9%と、全国平均の28.8%を大きく上回っていることが挙げられます。地方の田舎町であればどこも似たような傾向があるものの、やはり将来人口への対策が必要です。

一方で、積極的に移住者を誘致しようという雰囲気が町全体にあり、歓迎ムードが根付いています。町の高齢化は課題であるものの、裏を返せば若い移住者にとっては活躍できる余地があるということのため、地域おこし協力隊などといった関わり方をふくめ、前向きに捉えることは十分に可能といえるでしょう。

町域の83%が山林であり場所によっては土砂災害のリスクがある

小鹿野町は83%が山林の豊かな自然が広がっているものの、場所によっては土砂災害のリスクがあることはデメリットといえます。とくに傾斜地で暮らす場合は注意が必要で、実際に2025年4月には土砂崩れによって道路が寸断され、一時的に集落の孤立化を招く事態となりました。

移住の際はハザードマップを確認し、少しでも土砂災害のリスクが低い場所に住むことが重要です。

埼玉県小鹿野町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

埼玉県小鹿野町 ダリア園の様子

ここからは、埼玉県小鹿野町移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します!該当する方はぜひ活用してください!

東京・千葉・神奈川からの移住者に最大100万円以上!「小鹿野町移住支援金」

東京23区内在住者または、通勤者が小鹿野町へ移住し、就労・起業・テレワーク・関係人口などの要件を満たすことで、最大100万円以上を給付してくれる大規模な移住支援事業です。一般的な自治体では子育て加算が100万円であることに対し、小鹿野町では130万円を加算してくれるのが特徴といえます。

要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先をチェックしてみてください。東京圏の方は必見の移住支援です。該当する方はぜひ申請しておきましょう。

【支援金の額】

  • 単身世帯 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同した移住の場合、子ども1人につき130万円を加算

参考:小鹿野町に移住して『起業・就業』する人を応援します!

子どもが産まれたら一律10万円給付!「子育て支援金」

小鹿野町では、移住後に町で子どもが生まれた家庭に対し、一律10万円の「子育て支援金」を給付しています。ただし、子どもの出生日および申請時に住民票登録していることが要件となり、出生日から90日以内に申請する必要があるため注意が必要です。

こちらの子育て支援金には上記以外に細かな要件はほとんどなく、多くの方が活用できます。移住後に出産を予定している方は、かなりうれしい支援といえそうですね。

参考:子育て支援金

気になる施設見学や住民との交流も可能!「選べる移住体験ツアー」

小鹿野町では、移住を検討している方に対し、移住相談員があなたの希望に沿って見学先などのスケジュールを組んでくれる、「選べる移住体験ツアー」を実施しています。期間は1泊2日から最長9泊10日までとなり、費用は宿泊時に使用したシーツクリーニング代の実費のみとなるため非常にお得です(寝具持参の場合は無料)。

下記のリンク先に体験ツアーの詳細と申込みフォームがあるので、小鹿野町への移住を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。
参考:選べる移住体験ツアーとは?

埼玉県小鹿野町移住でおすすめのエリア3選

小鹿神社の様子

それでは、埼玉県小鹿野町移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!秩父地方の山の自然に囲まれて、開放感抜群の移住生活が可能です。ぜひ移住の際の参考にしてください!

役場や商店街・学校なども集まる中心地「小鹿野地区」周辺エリア

小鹿野町で生活利便性を重視するなら、町の中心市街地である「小鹿野地区」周辺エリアがおすすめです!小鹿野地区には町役場をはじめ保育園や小中高校・スーパー・飲食店などが集まっており、かなり便利な日常生活が送れます。

古くからの町の玄関口であり、中心市街地の東西を貫く県道209号線は「大通り」と呼ばれ、由緒ある蔵造りや町家・老舗旅館など風情ある建物が建ち並び、商店街としての活気が魅力です。また、国道299号線沿いにはスーパー・コンビニ・ホームセンターがあり、生活圏がコンパクトな範囲に収まるため暮らしやすさを感じられるでしょう。もちろん、周囲には豊かな山の景色が広がり、目に優しい景色を楽しめます。

小鹿野町へ移住の際、暮らしの利便性を確保したいという方は、中心市街地である小鹿野地区をぜひ検討してみてください。

秩父駅へアクセスしやすくシェアオフィスも話題「長若地区」周辺エリア

続いてのおすすめエリアは、秩父駅へアクセスしやすく旧中学校を改装したシェアオフィスがある「長若(ながわか)地区」周辺エリアです!東に隣接する秩父市との境界に位置する長若地区は、里山ののどかな景色が広がりつつ、山を挟んだ向こう側の秩父市まで車で20分ほどのため、秩父市への通勤・通学に便利な立地といえます。

長若地区では、旧長若中学校を改装したシェアオフィスであり地域拠点である、「長若集学校」が話題沸騰中です。とくに、長若集学校内に設置された『「WaCa-Ba(se)」(わかば)』は、オフィススペースとキッズスペースを併設し、子ども連れでリモートワークが可能な施設として注目を集めています。『「WaCa-Ba(se)」(わかば)』では、女性向けのテレワーカー育成講座を無料で実施しており、新たにリモートワークを始めたい方への支援を行うなど、移住者必見の施設といえるでしょう。

隣接する秩父市へ出かけたい方や里山の田舎暮らしをしたい方、新たにリモートワークに挑戦したい方などは、長若地区がぜひおすすめです。

圧倒的な緑の景色に囲まれて暮らせるかつての宿場町「三田川地区」周辺エリア

秩父地方の圧倒的な緑に囲まれた暮らしを実現したい方は、かつての宿場町の面影が残る「三田川(みたがわ)地区」がおすすめです!三田川地区はかつて宿場町として栄え、現代においてもその面影が残されており、町を横断する国道299号線を西へ進んだ山間に沿って集落が点在しています。

山間に集落が点在する三田川地区では、山の自然とともに暮らす田舎暮らしにピッタリです。「尾ノ内渓谷の氷柱」は小鹿野町屈指の冬の観光名所であり、ライトアップされた高さ60mにおよぶ荘厳な氷柱の景色を楽しめます。秩父地方有数の豊かな自然に囲まれ、スローライフが実現できる三田川地区も、小鹿野町移住でぜひおすすめのエリアといえるでしょう。

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尾ノ内渓谷の氷柱ライトアップの様子

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参考:何でも聞ける、移住の相談窓口「スタイルチャット」

埼玉県小鹿野町の魅力を知って移住を検討しよう

峠からの展望1・埼玉県小鹿野町の様子

埼玉県小鹿野町は、秩父地方の豊かな山の自然と、「小鹿野歌舞伎」に代表される伝統芸能、さらには1年を通して行われる大小200以上もの祭りが魅力の活気にあふれた移住先です。都内へは約2時間のため通勤は厳しいものの、リモートワーク移住や首都圏からの2拠点移住に最適ともいえ、その伝統文化や豊かな自然を体験してみてはいかがでしょうか?

埼玉県小鹿野町の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!

※内容は2025年6月執筆時のものです。

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