宮崎県都城市は、四方を緑豊かな山に囲まれた移住先です。のどかな景色が広がっておりますが、人口16万人を擁する宮崎県第2の都市として中心部は栄えているため、市街地においては利便性も悪くありません。また、物価が非常に安いことが特徴で、ゆとりある生活が送れるでしょう。移住支援に力を注いでおり、最大300万円という圧倒的な手厚い移住支援があることにも注目です。
今回は、都城市の手厚い移住支援をはじめとして、都城市の魅力と移住の際に知っておくべきデメリットや情報収集のためのサイトを幅広く紹介します!
市街地では生活利便性も悪くなく、霧島連山のふもとで豊かな緑に囲まれ、ゆったりとした移住生活が送れます。ぜひ、都城市への移住を前向きに検討しましょう!
都城市の手厚い移住支援3選
まずは、都城市自慢の手厚い移住支援を3つ紹介します!全国トップクラスの移住支援金をはじめ、移住希望者にとって非常に使い勝手のよい支援や補助金ばかりです。ぜひご覧ください!
最大300万円!さらに加算金もあり!移住応援給付金
一定の要件を満たした方に最大で300万円を支給する、とてもスケールの大きな移住支援策です。移住支援金としては全国トップクラスといえるでしょう!この支援金さえあれば、移住に必要な経費は十分にまかなえ、その後の生活基盤を整えることも可能です。車がない方は購入資金にしてもよさそうですね。ただ、要件等が細かく設定され、一定期間居住し仕事をしていなければ給付金の返還を求められるなど、ルールがややシビアなことに注意が必要です。
ここでは概要のみ紹介するので、興味のある方は下記のリンクから詳細をご確認ください。他の自治体にはあまりみられない、お得すぎる移住支援策です。移住を真剣に検討している方はもちろん、都城市が移住先候補の1つという方も、これだけはぜひチェックしておきましょう!
【補助対象者の要件(一部抜粋・要約)】
- 転入する前に「都城市移住・定住サポートセンター」に移住相談登録をした人で、転入直前の1年以上「都城広域定住自立圏(三股町・曽於市・志布志市)」以外の市区町村に在住し、令和5年4月1日以降に転入した人
- 転入後、9か月以内に正社員として就職し、3か月以上在職し、かつ5年以上継続して勤務する意思を有している人
- 転入する前と同じ事業をおこなう個人事業主であって、事業内容について市長の承認を受けた人
- 転入後に起業した人で、一定の要件をすべて満たしている人
- 転入後に就農した人で、一定の要件を満たしている人
- 「宮崎県移住支援事業・マッチング支援事業実施要領」または「宮崎県ひなた暮らし実現応援事業実施要領」の支援要件を満たす人
【補助金額】
- 中山間地域等以外
単身世帯 100万円
2人以上の世帯 200万円
18歳未満の子ども加算 1人あたり100万円 - 中山間地域等
単身世帯 200万円
2人以上の世帯 300万円
18歳未満の子ども加算 1人あたり100万円
※中山間地域等とは
志和池・庄内・西岳・中郷・山之口・高城・山田・高崎地区
【補助金の返還要件(一部抜粋)】
- 全額返還
給付金の申請日から3年未満に転出した場合、または1年以内に辞職した場合 - 半額返還
3年以上5年以内に転出した場合
参考:移住応援給付金を支給します
問い合わせ先:都城市人口減少対策課(移住・定住推進室)
宿泊費・レンタカー借上料を補助!お試し滞在制度補助金
都城市への移住・定住を目的に、市内で仕事や住居探し、または暮らしを体験するなどの活動をおこなう際、宿泊費・レンタカー借上料に対し補助金を交付する制度です!
さまざまな理由で移住前に都城市を訪れる際、経費の一部を補助してくれるので多くの方が活用できる制度といえるでしょう。補助金を交付してもらうには事前の移住相談登録や、都城市の担当者との面談などが必要です。内容をしっかりと把握したうえで、ぜひ活用しましょう。
【補助対象者(一部抜粋)】
- 都城市内で住居または仕事を探す活動
- 都城市へ移住することを前提として、市内で実施されている体験活動などに参加する活動
- 就農することを目的とした視察および体験をおこなう活動
【補助対象経費】
- 市内宿泊補助
市内の宿泊施設における通算10泊以内の宿泊費 -
レンタカー借上料補助金
補助対象者が借り上げるレンタカーの経費で、燃料費は補助対象外
【補助率・補助上限額】
- 宿泊補助金
補助金額:補助対象経費の2分の1以内
1人1泊あたり3,000円が限度額 - レンタカー借上料補助金
補助金額:24時間あたり2,500円を上限とし、最大264時間まで
参考:お試し滞在制度(宿泊費・レンタカー借上料)補助金を紹介します
問い合わせ先:都城市人口減少対策課(移住・定住推進室)
久しぶりの運転でも安心!移住者運転技術向上応援事業費補助金
都城市では、車の運転に不安がある方に向けて、ペーパードライバー講習の受講に対して補助金を交付しています。車が必要ない大都市から地方へ移住した場合、車の運転が必須ともいえる地方への移住は不安がともなうかもしれません。この支援事業はそういった方にとって、とても心強いものとなるでしょう。移住支援が手厚い都城市ならではといえそうです。該当する方はぜひ活用してください!
【補助対象者】
- 移住する前に、移住相談窓口にて移住相談登録をおこなった人
- 令和3年4月1日以降に都城市へ転入した人
- 転入してから1年以内に、市内の自動車教習所でペーパードライバー講習を受講した人
【補助対象経費】
2回分までのペーパードライバー講習の受講料
【補助率・補助上限額】
補助対象経費の2分の1(端数切り捨て)
参考:移住者がペーパードライバー講習を受けた際の講習費用を補助します
問い合わせ先:都城市人口減少対策課(移住・定住推進室)
都城市の魅力3選
次に、移住先として都城市の魅力を3つ紹介します!都城市には、オンリーワンの魅力がたくさんあります。移住後にどのような生活が送れるのか知るためにも、ぜひ参考にしてください。
物価が安く生活コストを下げることができる
宮崎県は全国的にみても物価が安く、生活コストを下げられることが大きな魅力といえるでしょう。もちろん、都城市も同様です。総務省統計局による調査によると、2021年(令和3年)度の消費者物価指数は全国平均を100とした場合、宮崎県は96.2と、全国でもっとも物価水準が低いとされています(もっとも高いのは東京の104.5)。特に「食料」や「住居費」の物価水準が低く、移住希望者にとってはとても心強い統計結果といえるでしょう。
全国でもっとも低い物価水準により、家賃や日々の食費といった生活コストを下げられることは、移住先として大きな強みといえそうですね。
高級な宮崎牛を安価に食べることができる
都城市は、高級ブランド和牛である「宮崎牛」の主要産地の1つとして畜産業が盛んで、市内各地で生産されています。そのため、全国の一般的なスーパーや精肉店などで、なかなか入手できない貴重な宮崎牛を安価に購入し食べることができるのも、都城市移住ならではの魅力といえるでしょう。
都城市内には宮崎牛を扱った焼肉店が数多く存在し、輸送の経費がかからない地産地消であるため非常に安い値段で食べられます。もちろん焼肉店だけではありません。精肉店・スーパー・直売所といったさまざまなお店でも宮崎牛を豊富に扱っており、「地元価格」で高級ブランド和牛を購入できることは、最高の贅沢といえるでしょう。
あなたも都城市に移住して、宮崎牛を使ったBBQという「究極の贅沢」を楽しんでみませんか?
市内にゴルフ場が3ヶ所あり近場でゴルフを楽しめる
都城市内にはゴルフ場が3ヶ所あり、近場で気軽にゴルフを楽しめることも魅力です。「都城母智丘カントリークラブ」「リージェント宮崎カントリークラブ」「レインボースポーツランドゴルフクラブ」といった、広大な敷地を贅沢に使ったゴルフ場は、初心者から上級者まで幅広くゴルフを楽しめます。
もっと気軽に楽しみたい方には、ゴルフクラブ1本で回れる「パークゴルフ」もおすすめです。「かかしの里 パークゴルフ場」「高崎パークゴルフ場」といったパークゴルフ場もあるため、初めてゴルフクラブを握る方にはこちらの方がいいかもしれません。
市内にここまでゴルフコースが充実している移住先も珍しく、都城市はゴルフ好きにとってたまらない移住先といえそうですね。
都城市に移住する際のデメリット3選
都城市には独自の魅力がいっぱいですが、一方でデメリットも少なからず存在します。移住を成功させるには、デメリットも事前に把握しておくことが大切です。ここからは移住のデメリットも3つ紹介します。都城市の魅力と合わせてご覧ください。
車がないと移動が困難
車がなくても生活にそれほど支障がない大都市とちがい、都城市含む地方都市で生活するには、車がなければ移動が困難であることはデメリットといえそうです。都城市にはJR日豊本線とJR吉都線の2路線が走っておりますが、市内を網羅しているとはいえず、路線バスも同様のため、快適な移住生活には車が必要といえるでしょう。
普段から車を運転している方であれば問題ありませんが、運転が不慣れな方や長らく運転から遠ざかっている方にとっては、車の運転が大きな不安となるかもしれません。しかし、都城市にはペーパードライバー講習の受講料を補助してくれるお得な支援策があるため、運転に自信がない方はぜひ活用することをおすすめします。また、車の所有には維持費がかかりますが、都城市の駐車場代の相場は安く、市街地を含めても平均で7,000円を切っているため、大きな負担にはならなそうです。
車がなければ移動が困難であることはデメリットといえるものの、ペーパードライバー講習への補助金や駐車場代の安さもあるので、運転に不安がある方も思い切って車を所有してみてはいかがでしょうか?
新燃岳や桜島などの活火山が近く火山灰が降ることがある
都城市は新燃岳や桜島といった活火山が近いため、火山灰が降ることがあることもデメリットといえるでしょう。特に、新燃岳は都城市から10kmと近いことから影響が大きく、日常生活を送るうえで気にかけておく必要があります。
近年では、2011年と2018年に大規模な噴火があり、2011年の噴火では偏西風の影響により都城市は降灰による大きな被害を受けました。都城市移住の際は、気象庁による「霧島山(新燃岳)の活動状況」をこまめにチェックしながら、不測の事態に備えておきましょう。
都会と比較すると給与が安い
都城市は、都会と比較すると給与が安いこともデメリットとして挙げられます。東京や大阪・名古屋などの大都市でバリバリ仕事をしていた方は、給与の落差を多少なりとも感じるかもしれません。しかし、都城市を含む宮崎県は全国でもっとも物価が安いといわれているため、大きな心配をする必要もなさそうです。大都市と比べ「食料」や「住居費」などが特に安く、生活コストが大幅に下がることから、ゆとりのある生活が送れるでしょう。
都城市の情報を収集する際に便利なサイト3選
最後に、都城市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します!都城市をさらに深く知るためにも、これらのサイトはぜひチェックしてみてください。
都城市イベント情報集約サイト
「都城市イベント情報集約サイト」は、その名のとおり、都城市で開催されるさまざまなイベントを集約・紹介しているサイトです。規模の大小やジャンルを問わず、市内で開催されるイベントはほぼすべて網羅しているといってよいでしょう。
「グルメ」「ショッピング」「ミュージック」など、ジャンルごとの検索も可能です。ぜひ一度サイトを訪れ、おもしろそうなイベントを探してみてください。
一般社団法人都城観光協会
「一般社団法人都城観光協会」は、都城市の見どころをたくさん紹介する観光サイトです。都城市は日本の滝100選の「関之尾滝」や、日本一にも選ばれた星空を観測できる「たちばな天文台」など観光地が充実していることも特徴といえ、その魅力をあますことなく紹介しています。
もちろん、宮崎牛を中心とした数々のグルメ情報も充実しており、休日の観光やグルメなど、移住の際はぜひ参考にしたいサイトといえそうです。
参考:一般社団法人都城観光協会
気分上々都城めぐり
「気分上々都城めぐり」は都城市が運営している観光サイトです。市内の観光スポットやグルメ情報、イベント情報などを幅広く紹介しており、こちらのサイトも要チェックといえるでしょう。市内観光のモデルコースも充実しているので、まずはモデルコースを参考にしながらお出かけするのもいいですね。
また、都城市の郷土料理や名物料理・地元のお菓子なども紹介し、一部の料理やお菓子ではレシピを公開しているのも特徴です。ぜひ一度、サイトを見ながら郷土料理づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
参考:気分上々都城めぐり
都城市の魅力を知って移住を検討しよう
宮崎県第2の都市である都城市は、日本でもトップクラスの手厚い移住支援金と、霧島連山をはじめとする雄大な山々に囲まれた緑豊かな移住先です。日本でもっとも物価水準が低いといわれていることから、生活コストを下げるための移住に最適といえるでしょう。高級ブランド和牛である「宮崎牛」を安価に食べられることも大きな魅力といえそうですね。
都城市の魅力を知って、あなたもぜひ移住を前向きに検討しましょう!
※内容は2023年6月執筆時のものです。