移住コラム

ノマドワーカーとして地方移住する方法。向いてる人やノマドワークを受け入れる地域を紹介

自由に場所を選んで仕事をするノマドワーカーは、場所の制約が少ないことに加え、人間関係のストレスも軽減されることから、近年注目されている働き方の一つです。

​​ランサーズ株式会社が2021年11月に発表した『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、コロナ禍の影響もあり日本のフリーランス人口は、2019年と比べて大幅に増加していることがわかりました。

そのニーズに合わせて働く場所を提供する地方自治体や民間サービスも活発になってきています。地方での生活を見据えて、ノマドワークを通じて移住先を検討する人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ノマドワーカーに興味を持つ方に向けて、メリットやデメリット、場所を提供する地方自治体や民間サービスを紹介します。

ノマドワーカーとは?

ノマドワーカーとは、「遊牧民」を意味するノマド(nomad)と、「労働者」を意味するワーカーを組み合わせた言葉で、場所に捉われず働く人のことを指します。仕事がスムーズに進むのであれば、時間の制約も少ないため、ワークライフバランスが取りやすい働き方として注目されています。

ノマドワーカーのメリット

ここでは、ノマドワーカーの働き方が理解できるよう、具体的なメリットについて詳しく紹介します。

人間関係のストレスを減らせる

ノマドワーカーは、オフィスに出勤する必要がなく、自宅やカフェなど好きな場所で働くことができます。そのため、会社の上司や部下と対面で接する機会が減り、人間関係のストレスを軽減できます。

時にはオンライン会議などで、相手の顔を見ながら話す場面もあるかもしれませんが、オフィスで一緒の空間にいることに比べれば、人間関係のストレスは少なくなるはずです。誰かと対面で関わるのが億劫な人は、ノマドワーカーという働き方にメリットを感じられるでしょう。

自由に好きな場所で働ける

好きな場所で仕事ができるのもノマドワーカーのメリットです。

インターネット環境さえあれば仕事ができる職種が多いため、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど様々な場所で働けます。そのため、自分が仕事をしやすい環境に身を置くことができ、効率よく仕事ができます。また、自分の気分で働く場所を変えられるため、仕事のモチベーション維持につながるのもメリットです。

ワークライフバランスが取りやすいため、仕事の生産性が上がる

ノマドワーカーは働く時間や服装を自由に決められるため、満員電車に乗る必要もなければ、スーツに着替える必要もありません。朝目覚めたら自分が働きやすい服装に着替え、自宅で働く場合にはパソコンの電源をオンにすればすぐ仕事ができます。

また、カフェや図書館など家の外で働く場合にも、交通機関が混雑しない時間帯を選ぶことでストレスなく移動できるので、フレッシュな状態で仕事に望めます。ノマドワーカーは時間を有効的に使えるため、仕事と生活を両立できるワークライフバランスが取りやすい働き方と言えるでしょう。

ノマドワーカーのデメリット

魅力的に映るノマドワーカーにもデメリットはあります。ここでは、ノマドワーカーのデメリットについて解説します。

セキュリティ対策を万全にする必要がある

ノマドワーカーは色々な場所で仕事ができますが、公共の電波を利用する場合、セキュリティリスクがある点がデメリットです。

例えば、重要な書類や顧客情報の漏洩、ネットワーク回線の覗き見などのリスクがあります。公共の場には「無料Wi-Fiスポットなどで盗聴する人」がいるので、オフィスや自宅以外で仕事をする場合、セキュリティ対策を万全にしなければなりません。

万が一の時に保証がある会社員とは異なり、フリーランスの場合は、自分自身で全責任を負わなければいけないので注意が必要です。「大事な書類は持ち歩かない」「ポケットWi-Fiを契約する」などリスク回避を意識的に行いましょう。

場所の確保と通信費やカフェ代がかかる

一般的な企業の場合、働く場所であるオフィスを提供してくれますが、ノマドワーカーは自分自身で働く場所を確保しなければいけません。そのため、カフェ代やコアワーキングスペースの使用料、WiFiの料金などのコストがかかる点がデメリットです。

また、カフェやレストランだと、オンライン会議の時に周りにいる人の会話や物音などの雑音が入ってしまうため、仕事に集中できない可能性もあります。混雑する時間帯に利用しないことや長時間居座る場合はお店への配慮も必要になり、地域によっては外出先で働く場所を探すことに苦労することがあります。

雇用形態や職種によっては収入に差がある

会社員やフリーランスなどの雇用形態や職種の違いによって、収入に差が生じてしまうのもデメリットです。例えば、フリーランスの場合、住宅手当や通勤補助などの手当は一切ないため、会社員より収入が減ってしまうケースもあります。

また、職種によっては単価の低い案件や成果報酬型の場合もあるため、安定的な収入を得るのが難しいこともデメリットです。

ノマドワーカーとして働く人の特徴

ノマドワーカーには向き不向きがあり、PC一つで働ける職業も限られているため、誰もができる訳ではありません。

ここでは、ノマドワーカーとして活躍している人の特徴と職業を紹介します。

組織に縛られず生きていきたい人

フリーランスになれば、特定の組織に属さず仕事ができます。

また、会社員のノマドワーカーでも、テレワークがメインなので組織の煩わしさを感じることを減らせます。そのため、特定の会社に属するのが億劫な人や毎日オフィスに通いたくない人は、ノマドワーカーに向いていると言えるでしょう。

好きなことを仕事にしたい人

ノマドワーカーは好きなことを仕事にしている人が多いです。

例えば、動画編集が好きな人は動画クリエイター、記事執筆が好きな人はWEBライター、デザインが好きな人はWEBデザイナーなど多方面で活躍しています。リモートワークでも業務に支障がない職種が多いので、PC一つで完結できるIT関連の仕事が好きな人はノマドワーカーに向いています。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力の高さもノマドワーカーになる人の特徴です。

ノマドワーカーはインターネットを通じて仕事することが多いので、チャットやメール、電話で人とコミュニケーションをとります。そのため、対面で話さずとも、社内のチームやクライアントと適切に意思疎通できる能力が求められます。

ノマドワーカーになる3つの方法

移住スタイルを利用されている人の中には「ノマドワーカーになって移住したい」と、考えてる人もいるのではないでしょうか。

ここでは、ノマドワーカーになるための方法を解説します。

インターネットで仕事ができる職業を選ぶ

場所を選ばず自由に働くためには、インターネット環境さえあれば働ける職業を選びましょう。

例えば、

  • プログラマー
  • WEBデザイナー
  • WEBライター
  • 動画クリエイター
  • オンライン秘書

など、IT関連の職業が多いですが、オンラインで完結できるのであれば、営業やコンサルタントでもノマドワーカーになれます。テレワークの浸透により、これまでリアル対面でしかできなかった職業もオンライン化され始めているため、今後選択肢が広がる可能性もあります。

専門性の高いスキルを身につける

ノマドワーカーとして収入を得るには、専門知識や技能を習得することが重要です。専門性の高いスキルを身につけることで、単価も上がり、仕事が受注しやすくなります。

例えば、エンジニアであれば、PHPやRuby、C言語などの知識やスキルがあると、ソフト開発などの仕事を受けやすいです。もし、フリーランスになる場合、特定の分野の知識やスキルを十分に取得してから独立しましょう。

自己管理能力を高める

自己管理能力を高めることもノマドワーカーに欠かせません。

誰の目も気にせず1人で働くため、ついスマートフォンやゲームに手が伸びてしまいやすくなります。特に、家で働く場合にはプライベートと仕事の区別がしづらくなるため注意が必要です。

また、働く時間も自由に決めれることが多い分、ダラダラして業務に影響が出ないよう、しっかり時間管理をすることも求められます。逆に管理ができないと、納期を守れず会社からの信頼を失い、仕事がなくなるリスクがあることを理解しておきましょう。毎朝決めた時間に起きたり、タスク管理ツールを使ったりするなど、計画的に仕事ができる環境を整えましょう。

自治体推奨のコワーキングスペースを紹介

地方創生の流れもあり、ノマドワーカーに場所を積極的に提供している自治体や民間サービスが増えてきました。

ここでは、自治体が推奨するコアワーキングスペースやシェアオフィスを紹介します。

富士見 森のオフィス(長野県諏訪郡富士見町)

長野県諏訪郡富士見町にある「富士見 森のオフィス」は、都会に住む人でも、里山に住む人でも気軽に通える、新しい働き方や暮らし方を創造する場を目指しているスペースです。会員登録すれば誰でも自由に使用でき、共同の作業スペースではPC作業や会議ができます。

また、「移住&テレワーク支援制度」を実施しており、富士見 森のオフィスのコワーキングスペースを使って働く移住希望者の家賃及び光熱費(月83,000円)を補助してくれます。応募条件も決まっていますので詳しくは下記リンクよりチェックください。

公式 | 富士見 森のオフィス | コワーキングスペース|

BONCHI(奈良県奈良市)

奈良県奈良市にある創業支援施設BONCHIは、一般社団法人「TOMOSU」が運営する「ひとりでに持続可能な地域や社会が生まれる場所」をコンセプトとしたコワーキングスペースです。

会議室やコアワーキングスペースなどの仕事に必要な場所に加え、カフェやキッチンなどの生活に必要なスペースも備わっています。ワークスペースは奈良の自然や文化を意識したデザインになっており、落ち着いて作業しやすい空間に設計されています。

BONCHI

FLAP TOYOOKA(兵庫県豊岡市)

兵庫県豊岡市が推奨する『FLAP TOYOOKA』は、一般財団法人「但馬地域地場産業振興センター」が運営する多種多様な使い方ができるコワーキングスペースです。

PC作業ができるスペースはもちろん、会議やセミナーが行える部屋も設置されていますまた、ミニキッチンも備えられており、手軽に食事も済ませられるのが特徴です。2時間500円というリーズナブルな価格で利用でき、何度も足を運べます。

コワーキングスペース FLAP-toyooka

ノマドワークを通じて移住先を検討しよう

ノマドワーカーはインターネット環境とPC1台あればどこでも仕事ができるので、仕事と生活(趣味)を充実させたい人に合う働き方です。

将来的に移住を検討している人なら、地方を回りながら働くことができるので、移住先探しにはぴったりだと言えます。その地域ならではの風習や土地勘を知るために、ノマドワークを通じて、自分に合った移住先を見つける旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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移住スタイル編集部
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