鳥取県鳥取市は、人口約17万人、美しい海と山に囲まれた自然環境と、県庁所在地としての便利さが心地よく同居する“ちょうどいい地方都市”です。日本一有名な砂丘として知られる「鳥取砂丘」をはじめ、グルメ・レジャー・文化施設がそろい、日常の中でも観光地の魅力を味わえることが大きな特徴といえるでしょう。また、市街地がコンパクトにまとまり、田舎らしさと都市機能のバランスがよく、生活ストレスが少ないことも鳥取市の魅力といえるでしょう。
今回は、鳥取市移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる各種移住支援、おすすめエリアを紹介します!
ぜひあなたも、魅力あふれるコンパクトな県庁所在地・鳥取市へ移住を検討しましょう!
鳥取市の魅力/メリット3選

まずは、鳥取市の魅力や移住のメリットを3つ紹介します!他にあまりないコンパクトな県庁所在地は、暮らしやすさが抜群です。まずはこちらをご覧ください!
県庁所在地の利便性と田舎の魅力をあわせもつコンパクトシティ
鳥取市の魅力としてまず挙げられるのが、県庁所在地としての都市機能と田舎ののどかさがほどよく調和した“コンパクトシティ”である点です。市域が広大すぎないため、生活に必要な施設がすぐ近くにまとまっており、日常生活の移動がしやすいことは大きなメリットといえます。スーパーや医療機関、行政機関などが市内に効率よく配置されているため、多くの方にとって暮らしやすさを感じられるでしょう。
一方で、市街地から少し離れれば田園地域や山間部、日本海の美しい海が広がり、静かな暮らしも楽しめます。都市的な便利さと自然の近さが共存していることは、まさに鳥取市の大きな魅力です。また、鳥取市を含む鳥取県は、2020年の「ストレスが少ない都道府県ランキング(女性編)」で全国1位に選ばれた実績も、見逃せないポイントといえそうですね。
適度に発展した県庁所在地でありながら、より田舎暮らしに近い感覚でおだやかに暮らせることが、鳥取市移住で最大の魅力といえるでしょう。
鳥取砂丘はじめ海と山の自然に加えレジャー・グルメも超充実
鳥取市といえば、やはり誰もが思い浮かべるのが「鳥取砂丘」です。広大な砂の大地が広がるこの場所では、サンドボードやサンドスライダーといった砂の斜面を滑るアクティビティを楽しめるほか、ラクダ乗り体験やパラグライダーなど、ユニークなレジャーが充実しています。まさに鳥取市を象徴する存在として、多くの方を魅了しているといえるでしょう。
また、鳥取市は海と山の距離が近く、海水浴・キャンプ・トレッキングまで、幅広いアウトドアを楽しめる環境が整っています。市街地から車で短時間でアクセスできるため、休日の過ごし方の選択肢が非常に豊富ですね。さらに、冬シーズンであれば最寄りの「わかさ氷ノ山スキー場」まで車で約1時間(下道利用)と、ウインターレジャーも満喫できます。
さらに、鳥取といえば“グルメ大国”としての側面も見逃せません。鳥取県は自らを「蟹取県」と名乗るほどズワイガニが豊富に獲れ、新鮮な海の幸を日常的に楽しめます。白イカや岩ガキなども人気で、旬の味覚を存分に堪能できる点も魅力ではないでしょうか?さらに、「20世紀梨」をはじめとした果物も有名で、地域で採れた食材の美味しさには定評があります。
鳥取市は、観光スポットがぎっしり詰まった“レジャー大国”でありながら、“グルメ大国”としても非常に魅力的です。自然を楽しむ暮らしと、食の楽しみが同時に味わえることは、鳥取市移住の大きな魅力といえるでしょう。
物価が安く生活コストを下げられマイホームも建てやすい
鳥取市は、全国の県庁所在地の中でも物価が安い都市として知られており、生活コストを大幅に抑えられる点が魅力です。なかでも、物価の安さは家計に直接影響するため、移住においては大きなメリットと感じられるでしょう。大都会と比較して食料品・日用品などの価格が抑えられていることで、日々の支出が軽く済む点は安心材料といえますね。
また、地価が比較的安いことも鳥取市の特徴で、JR鳥取駅周辺でも坪単価約23万円と、県庁所在地としては非常にリーズナブルです。一般的な住宅街であればさらに価格が下がるため、広い土地を確保しやすく、複数台停められる駐車スペースや、庭付きの大きなマイホームを実現しやすい環境といえます。のびのびとした暮らしを求める子育て世帯にとっては、とくに魅力的ですね。
物価・地価ともに全国的にみても安いため、生活コストを下げつつ快適に暮らせるのが鳥取市の魅力です。移住後の家計の負担を減らし、新しい暮らしに余裕をもたらしてくれる移住先として、鳥取市はぜひおすすめです。
鳥取市のデメリット3選

つづいて、鳥取市のデメリットも3つ紹介します!移住の際に、メリットだけでなくデメリットも知っておくことは非常に重要です。ぜひこちらも参考にしてください!
市内の移動は車が前提の「車社会」
鳥取市内は公共交通機関が脆弱なため、日常の移動であっても車が前提の「車社会」といえます。都市機能が集約されたコンパクトシティであるものの、暮らしにはやはり車が必要です。
月極駐車場料金の平均相場は6,000円ほどと安く、それほど大きな負担にはなりません。移住生活を不便なく最大限楽しむためにも、ぜひ車を所有しておきましょう。
自然を相手に遊べるものの都会にあるような娯楽施設は少ない
鳥取市は都会にあるような娯楽施設は少なく、都会と比較して休日の買い物や遊びなどは少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。ただ、鳥取砂丘をはじめとする観光資源に恵まれており、「鳥取ならでは」が数多く存在するため、工夫次第でかなり充実した休日が過ごせます。
とくに、「鳥取砂丘 砂の美術館」や、おもちゃの博物館である「わらべ館」など、親子連れで楽しめるスポットの充実度はかなりのものです。ぜひ移住の際はこれらの施設などへ訪れ、楽しい休日を過ごしましょう。
全国的に有名なチェーン店が少ない
鳥取市は県庁所在地であるものの、全国的に有名なチェーンが少ないということも、人によってはちょっとした移住のデメリットといえそうです。2015年に鳥取市にはじめてのスタバがオープンした際は、大きなニュースとなりました。
近年は増えてきているものの他の県庁所在地と比べた際、「あのお店ないの?」と少しビックリするかもしれませんが、それもまた地方移住の醍醐味といえるのです。鳥取市内には素晴らしい地元のお店がたくさんあるので、それらを開拓してみるのも楽しそうですね。
鳥取市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

つづいて、鳥取市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!要件に該当する方は、ぜひご活用ください!
東京圏からの移住で最大100万円以上!「鳥取市ふるさと移住支援金」
東京23区内在住者または、通勤者の方が鳥取市へ移住し、就業・起業・テレワーク・関係人口などの要件を満たすことで、最大100万円以上を給付してくれる大規模な移住支援事業です。単身世帯60万円・2人以上の世帯には100万円を給付してもらえ、18歳未満の子ども1人につき100万円が加算されます。
要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏から移住を検討する方は必見の移住支援のため、ぜひ活用しましょう。
参考:鳥取市ふるさと移住支援金
結婚・出産・子育て移住に最大10万円!「新しいライフステージ支援事業補助金」
鳥取市では、結婚や出産・子育てをきっかけとした若年者の移住を促進するため、最大10万円を奨励金として給付しています。
鳥取市に移住した世帯員のうち、子どもをのぞく1人以上が満39歳以下であることや、結婚して10年以内であること、妊娠中の方がいること、または高校入学前の子どもがいることなどが主な要件です。奨励金の金額は要件を満たす数によってちがい、5万円または10万円が給付されます。
鳥取市へ移住を希望する方でこれらの要件を満たす方は、ぜひ詳細をチェックしておきましょう。
2日間の短期から最長1年まで対応!「鳥取市お試し定住体験施設」
鳥取市への移住を検討している方を対象に、2日間の短期から最長1年まで対応可能な「お試し定住体験施設」を整備しています。市内に7か所もあるこれらの体験施設は、物件によって短期滞在型施設(2日~1か月)と長期滞在型施設(3か月~1年)に分けられ、滞在期間もかなり幅広く選択できることから、より多くの移住希望者にとって利用しやすいことが特徴です。
施設利用料や実際の物件の写真などは、リンク先を参照してみてください。鳥取市での暮らしを体験したいという方は、ぜひ活用しましょう。
参考:鳥取市お試し定住体験施設
鳥取市移住でおすすめのエリア3選

それでは、鳥取市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!コンパクトな県庁所在地だからこそ、暮らしに便利で充実した移住生活が各エリアで可能です。理想とするライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてみてください!
駅前商店街や百貨店が便利な中心市街地「JR鳥取駅」周辺エリア
鳥取市移住で利便性を重視する方におすすめしたいのが、中心市街地である「JR鳥取駅」周辺エリアです。鳥取市の玄関口ともいえる鳥取駅周辺には、アーケード商店街「サンロード商店街」や「鳥取本通商店街」、さらには老舗の「丸由(まるゆう)百貨店」など、日常の買い物に便利な商業施設が充実しています。飲食店や金融機関、公共施設も集中しているため、徒歩や自転車で生活が完結しやすい点も魅力ですね。
さらに、「鳥取赤十字病院」をはじめ医療環境も整っており、安心して生活できる条件がそろっています。駅前からまっすぐ伸びる国道53号線を進むと、鳥取県庁・県立図書館・県立博物館など行政機関や文化施設も集まっているため、都市的な暮らしを楽しみたい方にはピッタリでしょう。鳥取城跡や「わらべ館」といった歴史や文化を感じられるスポットも身近で、日常の中で観光地を楽しめるのも鳥取市ならではです。
また、鳥取砂丘へ車で約15分という近さは、コンパクトシティの魅力が凝縮されたポイントといえます。市街地の便利さと観光地の近さを同時に味わえる鳥取駅周辺エリアは、移住後の満足度が非常に高いエリアとしてぜひおすすめです。
大学・空港・ビーチが近くファミリー世帯に最適「JR鳥取大学前駅」周辺エリア
鳥取市街地の北西部に位置する「JR鳥取大学前駅」周辺エリアは、ファミリー層に人気の高いエリアです。すぐそばには国立鳥取大学があり、学生が多くにぎわう地域でありながら、落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。
このエリアの最大の魅力は、暮らしやすさと遊び場が近い位置に共存している点です。鳥取空港がすぐ近くにあるため旅行や帰省がスムーズなのはもちろん、空港の裏手には遠浅で透き通った「賀露みなと海水浴場」があり、海辺のレジャーを気軽に楽しめます。透明度の高い白砂のビーチが生活圏にあることは、子育て世帯の方を中心にかなり魅力的ではないでしょうか?
さらに、大型ショッピングモール「イオンモール鳥取北」へ車で約10分と、買い物環境も良好です。また、駅の周囲には日本最大級の池として有名な「湖山池(こやまいけ)」があり、広大な公園が整備された憩いの場として市民に親しまれています。自然・利便性・教育環境・レジャーの四拍子そろったこのエリアは、ファミリー層を中心に幅広くおすすめできる場所といえるでしょう。
歴史の息吹を感じられる山と川の田舎暮らし「河原町地区」周辺エリア
市域南部に広がる「河原町(かわはらちょう)地区」は、山と川に囲まれた自然豊かな農村地域で、歴史の息吹を近くに感じられる落ち着いた暮らしが実現できるおすすめエリアです。ランドマークである「河原城」は、地域の象徴として親しまれており、古事記に縁のある神社や歴史スポットが数多く点在しています。エリア全体が歴史情緒にあふれ、日常の中で歴史や伝統を身近に感じられることが魅力ですね。
また、標高334mの「霊石山(れいせきざん)」は、徒歩でも車でも気軽に訪れることができる低山で、パラグライダーのメッカとしても知られています。自然とアクティビティがすぐそばにある暮らしは、のびのびと生活したい方に魅力的な環境といえるでしょう。
交通面では、鳥取駅まで車で約20分とアクセスが良好で、高速ICにも近いため鳥取県内外への移動も快適です。さらに、JR河原駅もあるため、状況に応じて公共交通機関も利用できます。里山と歴史の息吹を感じつつ、中心市街地とも繋がりやすい暮らしができる河原町も、鳥取市移住でぜひ検討してみましょう。
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鳥取市の魅力を知って移住を検討しよう

鳥取市は、「鳥取砂丘」を象徴とする豊かな自然、コンパクトな市街地、物価の安さなど魅力たっぷりの移住先です。また、県庁所在地としての便利さもしっかりと感じられるため、移住後の満足度も非常に高いのではないでしょうか?中心市街地から田園エリアまで、多様な暮らしが実現できるのも鳥取市ならではといえそうですね。
鳥取市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!
※内容は2025年11月執筆時のものです。



