家族で移住を検討する際、移住生活を通じて子どもの成長を願うことは、すべての親にとって共通した強い思いといえるのではないでしょうか？自然豊かな田舎暮らしをすることで、都会では経験できない数々の貴重な体験が可能です。山や川、海などといった自然のアクティビティを親子で楽しめることは、忙しすぎる現代社会において最高のライフスタイルといえるでしょう。
今回は、「子どもと自然のアクティビティを楽しむ移住生活」をテーマに、子どもにとって自然豊かな場所で幼少期を過ごす多大なメリットと、移住Styleがおすすめする移住先9選を全国から厳選して紹介します！
豊かな自然環境でともに過ごす日常は、親子にとって生涯忘れられない素敵な思い出となるはずです。ぜひあなたも、子どもと自然のアクティビティを思いっきり楽しめる場所へ、移住を検討してみましょう！
子どもと自然のアクティビティを楽しめる場所へ移住するメリットとは？
まずは、子ども自然のアクティビティを楽しむ移住生活のメリットを解説します！多感な成長期を自然とともに過ごすことで、計り知れないプラスの側面を享受できるでしょう。ぜひご覧ください！
豊かな自然環境が子どもの健全な成長を促すことができる
豊かな自然環境のなか生活をすることで、子どもの健全な成長を促すことが可能です。うつろいゆく四季の美しい自然を目の当たりにし、気温の変化や草木・土の匂いと触感、鳥や虫の鳴き声を聞くなどといった五感のすべてを使う日常体験は、都会暮らしでは簡単に得られるものではありません。
また、豊かな自然環境から得られるこれらのさまざまな感覚刺激は、子どもの脳の発達や情緒の安定に良い影響を与えることが、各種の研究によって示唆されています。幼少期を自然に囲まれて暮らすことによるこのようなメリットは、子どもの成長にとって何よりも代えがたいものといえるでしょう。
親子でふれあいの時間が増え地域とのつながりも生まれやすい
キャンプ・川遊び・釣り・ハイキングなどといった自然のアクティビティは、いずれも親子でともに楽しめるものばかりです。必然的に親子でふれあいの時間が増えるため、塾や習い事などに追われる都市部での暮らしより、強い絆で結ばれ信頼関係がより深まります。
また、自然豊かな田舎では地域で暮らす人々とのつながりが生まれやすく、近所のおじいちゃんやおばあちゃんたちとの温かい交流を通じ、成長過程において高い社交性を育めることもメリットです。幼少期における親子での共通体験や、地域とのつながりを着実に積み重ねていける生活環境は、やはり子どもの成長において大きなプラスとなるでしょう。
教科書では得られない「生きた学び」が日常にあふれている
自然豊かな環境では、日常そのものが学びの題材となります。動植物に触れ、木々のぬくもりを感じ、ときには自然を相手に遊ぶことで痛い経験をするかもしれません。しかしながら、これらは教科書を読むだけでは決して得られない、素晴らしい生きた学びといえるでしょう。
また、スマホゲームなどとちがい、自然を相手に遊ぶには工夫が求められるため、子どもの自主性を育めます。木の棒で道具を作ったり、ペットボトルを使って川魚を捕まえる罠を作ったりと、自らが考え実行する力や、新しいものを生み出す創造力が必然的に鍛えられるのです。幼少期から自主性を育める環境に身を置けることも、自然豊かな場所へ移住するメリットといえそうですね。
子どもと自然のアクティビティを楽しめる超おすすめ移住先9選！
それでは、子どもと自然のアクティビティを楽しめる、超おすすめ移住先9選を一気に紹介していきます！豊かな自然環境は、親子にとって素敵な思い出の数々を作り出してくれるでしょう。気になる移住先があれば、ぜひリンク先から詳細をチェックしてみてください！
【山梨県丹波山村】親子山村留学が話題！
山梨県丹波山村（たばやまむら）は、東京都との県境にある人口約500人という非常に小さな村で、標高2,000m級の山々と多摩川の源流である丹波川が流れる、緑と清流の豊かな自然に囲まれています。手厚い子育て・教育支援や、「丹波山村親子山村留学」といった独自色の強い取り組みによって、若者・ファミリー世代の移住者がどんどん増えていることが特徴です。
全国の小学生・中学生の子どもと親が1年間山梨県丹波山村へ移住し、大自然のなかでさまざまな経験を積んでいく「丹波山村親子山村留学」は、30年以上の実績があり、のべ80人が利用してきました。保護者の村での就業先も相談に乗ってくれるので、親子ともども安心して大自然での暮らしが可能です。親子山村留学を通じそのまま定住する移住者も多く、自然のなかで子どもの健やかな成長を期待できる、おすすめの移住先といえるでしょう。
参考：
【熊本県阿蘇市】阿蘇の大自然はアクティビティが超充実！
![[熊本県]晴天の阿蘇・草千里の風景の様子](https://www.iju-style.jp/media/wp-content/uploads/22276058_m-1024x683.jpg)
日本を代表する「阿蘇山」のふもとに位置する熊本県阿蘇市（あそし）は、市域のほとんどが「阿蘇くじゅう国立公園」に指定された、圧倒的スケールの大自然が魅力です。世界有数のカルデラやどこまでも続く田園風景、牛馬が放牧された丘陵地帯の草原など，ゆったりと流れる時間のなかで，のびのびとした子育てができるのではないでしょうか？
阿蘇登山やキャンプはもちろん、パラグライダーや熱気球・乗馬・草原トレイル・マゼノ渓谷源流トレッキングなど、親子で楽しめる、ありとあらゆる自然のアクティビティが充実しています。さらに、市内は温泉が非常に充実していることから、1日中遊んだあとはゆっくりと温泉に入れるのもいいですね。世界有数のカルデラという唯一無二の自然のなかで、ぜひ子どもとともに大自然のアクティビティを満喫しましょう。
参考：
【新潟県三条市】アウトドアのメッカで自然と触れ合う！
新潟県三条市（さんじょうし）は、包丁づくりなどの金属製品産業が盛んな「打刃物のまち」であるとともに、ありとあらゆるアウトドア環境が整った「アウトドアのまち」として、山・川で楽しめる自然のアクティビティの充実が魅力の移住先です。
市域東部の下田郷（しただごう）は、里山の美しい田園風景とともに、有名アウトドアメーカー「スノーピーク」の本社があることでも知られています。そのため、キャンプはもちろん、五十嵐川でのラフティング・フライフィッシング・トレイルランなどといった、各種アウトドアアクティビティにかなり力を入れており、子どもと一緒に最高の自然体験が可能です。
「アウトドアのまち」新潟県三条市へ移住し、ぜひ大自然を駆け抜けてみてはいかがでしょうか？スノーピークの本社があるため、子どもの成長にともない、本格的なアウトドアにチャレンジしやすい環境であることは、大きな移住メリットといえるかもしれませんね。
参考：
【長野県栄村】究極の田舎で自然と共生するライフスタイル！
長野県北部に位置し、新潟県と群馬県にそれぞれ県境を接する長野県栄村（さかえむら）は、2,000m級の深い山々に囲まれ、清流・千曲川（ちくまがわ）が流れる抜群の自然環境が魅力です。山深い長野県栄村では自然と共生する「究極の田舎暮らし」が実現でき、まさに大自然が教師となって、子どもの成長を見守り、促してくれる素敵な環境といえるかもしれません。
山遊びに川遊び、冬のスキーなど親子で楽しめる自然のアクティビティはもちろん、古来から伝わるマタギ文化が今も残る秘境・秋山郷（あきやまごう）といった、興味深い伝統にも触れられます。豪雪地帯であるため冬の寒さは厳しいものの、その厳しい環境こそ「強い子ども」に成長する土台を与えてくれるのです。
また、長野県栄村は、究極の田舎でありながら「移住者ウェルカム」な温かい風土があり、移住者にとって馴染みやすい環境であることも、ぜひ知っていただきたい素敵な魅力といえるでしょう。
参考：
【高知県四万十市】四万十川で最高の川遊びを体験！
高知県四万十市（しまんとし）は、日本最後の清流といわれる「四万十川」の恵みを一身に受け、その美しい清流と深い緑の自然に囲まれた移住先です。四万十川の増水時はあえて川に沈むように設計された「沈下橋」のある風景が、とても印象的といえるでしょう。
四万十川ではカヌー・カヤックやSUP（スタンドアップパドルボード）、ラフティングなどが非常に盛んで、子どもと一緒に楽しめる自然のアクティビティが充実しています。市内は海にも面しており、海水浴やサーフィンを楽しめるビーチがあるのもいいですね。透明度抜群の四万十川を舞台に川遊びはもちろん、四万十川河口での海遊び、さらには緑に囲まれた多彩な自然環境が、子どもにとって健やかな成長を促せる移住先としてぜひおすすめです。
参考：
【滋賀県長浜市】琵琶湖で湖水浴・釣りを楽しもう！
日本最大の湖・琵琶湖の北東部に広い市域を有する滋賀県長浜市（ながはまし）は、穏やかな琵琶湖の自然を最大限楽しめる移住先としておすすめです。市街地が発展している大津市などの湖南エリアに対し、緑も充実した抜群の自然環境が保全されている湖北エリアに位置することから、琵琶湖を舞台に数多くの自然のアクティビティを楽しめます。
静まり返った早朝の琵琶湖の湖畔には、風の音と野鳥のさえずり、湖から立ち込める霧と森の幻想的な風景が広がり、多感な子どもの心を魅了することでしょう。琵琶湖では海水浴ならぬ「湖水浴」とともに、ブラックバス釣りの聖地として、子どもと一緒にルアーフィッシングにぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？。また、滋賀県長浜市は戦国時代を中心に数々の歴史の舞台として登場し、伝統文化も数多く残されていることから、文化的な素養を学び取れる環境も魅力です。
滋賀県長浜市での移住生活を通じ、数多くの学びとともに穏やかな移住生活をぜひ実現しましょう。
参考：
【埼玉県毛呂山町】都内へアクセスしやすい穴場的移住先！
埼玉県毛呂山町（もろやままち）は県の南西部に位置し、西を外秩父山地・北東部を岩殿丘陵に挟まれた、美しい川と山の緑、田園風景が広がっています。桜や紅葉が美しい「鎌北湖（かまきたこ）」でのハイキングをはじめ、落差12mの「宿谷（しゅくや）の滝」は絶好の川遊びスポットとして、ぜひ子どもと一緒に楽しんでみてください。
埼玉県毛呂山町は、電車で池袋駅・高速道路利用で都心まで、それぞれ約1時間でアクセスできる交通利便性も魅力です。子どもの幼少期は自然豊かな環境でさまざまな経験を積み重ね、将来的に都内の大学などへも進学が可能なため、絶好の立地条件を誇る穴場的移住先といえるかもしれません。また、町内に大学病院があり医療環境も抜群で、万が一の際も安心です。
都内との接点を保ちつつ、豊かな自然環境で子どもの成長を見届けたい方にとって、埼玉県毛呂山町はぜひおすすめの移住先といえるでしょう。
参考：
【静岡県下田市】透明度抜群のビーチが魅力の海移住！
「ペリーの黒船来航」で知られる静岡県下田市（しもだし）は、透明度抜群の海が広がる自然豊かな移住先です。伊豆半島の広大な海を舞台に、海水浴・釣り・ダイビング・シーカヤックなど多数の海のアクティビティが充実しています。とくに、静岡県下田市のビーチではサーフィンが盛んなため、親子でサーフィンを楽しみたいという方にピッタリといえるでしょう。
静岡県下田市は9つのビーチを有し、そのほとんどが水質調査で最高ランクに認定されており、透き通った青の景色が最大の魅力です。幼少期を美しい海に囲まれて過ごせるのは、かなり贅沢なことといえそうですね。また、下田温泉という温泉街としての側面も持ち合わせており、オーシャンビューを眺めながら温泉に親しむことも可能です。大切な子どもに海の自然を目一杯体験させたいという方は、ぜひ静岡県下田市を検討してみてはいかがでしょうか？
参考：
【愛媛県松野町】日本屈指のキャニオニングが可能な「森の国」！
愛媛県松野町（まつのちょう）は、森林面積84％を占める深い山々の緑と美しい川が自慢の「森の国」として、抜群のアウトドア環境が魅力です。とくに、全長12kmにおよぶ「滑床（なめとこ）渓谷」でのキャニオニングは約6時間をかけて体1つで川を下り、その規模は日本屈指といわれています。そのなかでも、約40mのスライダーポイント「雪輪の滝」は、真夏における最高のアクティビティとして、ぜひおすすめといえるでしょう。
また、その豊かな自然環境からとれる特産品も充実しており、現代ではかなり希少な天然うなぎや鮎・川ガニ、農産物では自然の森で栽培した「原木しいたけ」など、食体験も充実しています。子どもの食育という観点からも、これらは見逃せないメリットといえそうですね。「森の国」愛媛県松野町へ移住して、子どもと一緒にぜひ日本屈指のキャニオニングを楽しみましょう。
参考：
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子どもと自然のアクティビティを楽しめる移住生活を実現しよう
山や川・海など、子どもと一緒に自然を楽しめる場所へ移住することは、親子にとってかけがえのない思い出となるはずです。豊かな自然環境は、子どもの健全な成長に大きく寄与することが各種の研究から示唆されており、これは決して無視できるものではありません。現在移住を検討中の方は、ぜひその目線を子どもへ向けてみてはいかがでしょうか？
今回の記事を参考に、ぜひあなたも、子どもと自然のアクティビティを楽しめる移住生活を実現しましょう！
※内容は2025年5月執筆時のものです。
