移住コラム

【静岡】熱海は都心から電車で一本の移住先!移住の魅力や支援制度を解説

熱海市は温泉やきれいな海で有名な観光都市ですが、豊かな自然環境や、都心からのアクセスの良さから、移住先としても人気が高まっています。

観光都市の雰囲気に憧れ、移住を検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、何も知識が無い状態で移住を決断するのではなく、事前に熱海の魅力や、子育てや仕事などの移住の実態を知ることが重要です。

そこで今回は、熱海への移住を考える方に向け、熱海の移住の魅力注意点移住の際に使える制度やおすすめの情報源を紹介します。

熱海市が移住先に選ばれる魅力とは?

熱海市は移住先としてどのような魅力があるのでしょうか、熱海市が移住先に選ばれる理由を解説します。

都心へアクセスしやすい

熱海市は東海道本線(上野東京ライン)や東海道新幹線が通っており、東京都心からのアクセスはとても良いです。熱海駅から東京駅まで上野東京ラインで1時間45分、新幹線を使えば45分で到着できるので、都心への通勤も可能です。熱海からだと始発で座れるのも嬉しいポイントです。

豊かな自然に囲まれている

伊豆の山々広大な海など、熱海は豊かな自然に囲まれています。休日にレクリエーションを楽しめ、子育てがのびのびとできるという点でもとても魅力的でしょう。特に海に関しては、熱海駅周辺に熱海サンビーチなど規模の大きい海浜が集まっているので、アクセスもとても良いです。

温泉などの観光地が多い

熱海は温泉街として有名で、市内には500もの源泉があると言われています。また夏は花火大会が行われ、温泉に浸かりながら花火を楽しめる他、梅が400本以上植えられている熱海梅園では毎年1~3月に梅まつりが開催されるなど、季節の移ろいに応じて様々な楽しみ方があります。

熱海梅園や熱海城など一部の観光地は市民割を利用することで格安で楽しむことができます。

夏は涼しく、冬は暖かい

熱海は海の近さも相まって、東京に比べると夏は涼しく、冬は暖かい気候であり、特に夏の平均最高気温は東京と比べ3度ほど低くなります。都心と比べると、少しだけ気温の変動が緩やかなので、熱海は住みやすい気候であると言えます。

参考:熱海市、東京都 における気候および気象を比較

熱海移住の注意点

ここまで様々な魅力を紹介してきましたが、熱海市で住むにはデメリットもあります。3つのデメリットを順に見ていきましょう。

坂道が多く徒歩や車の移動が少し大変

熱海はとても坂道の多い街です。市街地の平均傾斜度は11.4%と言われており、これは日本の市街地の中でもトップクラスに高い数値です。

そのため街を歩き回ったり、自転車で走ったりするのも少し大変です。毎日の買い物でも自動車が必要かもしれません。

参考:全国斜面都市の比較分析

繁華街の規模が小さい

東京都心と比べると大きな繁華街がないのもデメリットの一つでしょう。市内には平和通り名店街などの大規模商店街がありますが、娯楽施設というよりは観光地の趣が強く、市内の大規模商業施設は熱海駅直結のラスカ熱海のみです。

規模の大きい繁華街に行くには沼津や小田原などに出る必要があります。

自然災害リスクが高い地域がある

山や海が多いため、自然災害リスクが高い地域があります。実際に2021年に集中豪雨により伊豆山で土砂災害が起こっている他、地震の際には津波のリスクもあります

しかしその一方で、市内の70%以上が良好な地盤、軟弱地盤は0%という調査結果があるなど、土地が地震に強いという側面もあります。土砂災害のリスクが高い崖下や、津波の危険性がある浜辺を避けることで、災害のリスクは大きく減らせることができるでしょう。

参考:第3次地震被害想定報告書/静岡県

熱海の移住支援制度

熱海にはいくつかの移住支援制度が用意されています。ここでは2つの移住に役立つ制度を紹介します。

結婚新生活支援補助金

熱海市では新婚世帯の新居の住居費や引越し費用を、夫婦ともに29歳以下なら上限60万円、39歳以下なら上限30万円まで支援する結婚新生活支援補助金制度が用意されています。

対象は新居建築だけでなく、賃貸やリフォーム、引越し費用も含まれ、以下の条件を満たすと支援対象になります。

  • 令和4年1月1日から令和5年3月31日までの間に婚姻届を提出し、受理された夫婦(2022年現在)
  • 申請時において、夫婦の住所が申請に係る住宅になっていること
  • 補助金の交付を受けた日から、3年以上熱海市に定住する意思があること
  • 静岡県がオンラインで実施する、結婚、妊娠・出産、子育てに温かい社会づくり・機運の醸成に資する講座などを受講していること

参考:結婚新生活支援補助金

移住支援金

東京圏から熱海市に移住すると単身だと最大60万円、2人以上の世帯だと100万円の支援金がもらえる制度があります。

ただし、支援金を受け取るためには、下記の条件を満たす必要があります。

  • 東京圏に通算5年以上在住していること
  • 東京圏に連続1年以上在住していること
  • 通算5年、連続1年以上23区内への通勤をしていること

2022年9月現在、一旦募集を中止していますが、再開される場合もあるため気になる方はチェックしてみてください。

参考:移住・就業支援金

熱海移住の参考になる情報収集源3選

最後に熱海市に移住する際に参考になるサイトを3つ紹介します。

①静岡県公式移住・定住サイト「ゆとりすと静岡」

出典:静岡県公式移住・定住情報サイト「ゆとりすと静岡」

「ゆとりすと静岡」は移住後の暮らしに関連したお役立ち情報やイベントなどを多数提供しているサイトです。

市域ごとにイベントを行ったり、就職情報を公開しているため、熱海市に移住する際の情報収集もしやすくなっています。支援制度や移住体験制度も紹介しているので、熱海への移住を有利に進めることができるでしょう。

周辺地域含め多数の情報を手に入れることができるので、移住の前にはぜひ目を通していただきたいです。

②移住後のお出かけ情報の収集に「ハローナビしずおか」

出典:ハローナビしずおか

「ハローナビしずおか」は静岡県内の観光情報をまとめたポータルサイトです。
静岡県内のイベントを毎日紹介してくれるので、移住後にどのような楽しみがあるのか情報を仕入れることができます。エリアごとに細かく魅力をまとめてくれているので熱海周辺の情報も手に入れることができます。

移住後、熱海を含めて静岡県を楽しみ尽くしたい!という方にはとても役立つサイトです。

③静岡県の求人が探せる「静岡県 移住・就業支援金求人サイト」

出典:静岡県の求人が探せる「静岡県 移住・就業支援金求人サイト」

「静岡県 移住・就業支援金求人サイト」は移住・就業支援金を使って働ける就職先をまとめた、県内の就職情報サイトです。

県内1000件以上の企業情報を提供している他、業種ごとに企業情報を調べることができるため、移住・就職支援金を使いたい方にとって役立つサイトとなっています。

温泉など魅力に溢れた観光都市、熱海への移住を検討しよう

熱海は豊かな観光地や自然環境と、過ごしやすい気候、そして何よりアクセスの良さから移住先として注目されるようになりました。

一方、坂道の多さや自然災害のリスクなど無視できないデメリットもあります。自然災害リスクは土砂災害、津波を避けられる地帯を選べば軽減できますが、坂道はどうにもできないので、一度現地を訪れてどの程度の傾斜か体感することをおすすめします。

しかし、以上のデメリットを考えても、熱海市は移住先としてはとても魅力的なので、就職先を確保した上で、物件などを検討しながら、まずは現地を訪問して、自分に合うかどうか確認してみましょう。

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