移住コラム

移住先で家庭菜園を楽しもう!庭・畑つき物件選びのコツ&注意点も解説

移住をする際、広い庭の付いた家で家庭菜園を楽しみたいと考える方は多いでしょう。しかし、家庭菜園にはどんな広さの庭が必要なのか、どんなことに注意したら良いのか分からず困っている方も多いはずです。

そこで今回は、家庭菜園を楽しむための移住先の探し方や、気を付けるべきポイントなどをまとめました。畑つき物件を選ぶ際の注意点などもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

家庭菜園を楽しめる移住先の探し方

まずは、家庭菜園を楽しめる移住先の探し方を紹介します。移住先によっては家庭菜園が不向きな環境の場合もあるので、しっかりチェックしておきましょう。

日当たりの良い庭かをチェック

移住先で家庭菜園を楽しむなら、日当たりの良さは必ずチェックしてください。いくら大きな庭があっても、日の当たらない場所だと栽培できるものが限られてしまいます。最も家庭菜園に適しているのは、南向きか東向きの庭です。植物は強い日の光には弱いため、西日しか当たらないような庭は避けましょう。

また、日当たりと一緒に風通しの良さにも注目してみてください。植物の栽培には日光と風通しの良さが必要なので、日当たりと一緒にチェックしましょう。ただし、室外機の近くは植物が枯れやすいので、設置場所には注意が必要です。

広さは1~2畳ほどあるとベスト

家庭菜園を楽しむには、1~2畳程度の庭があるとベストです。庭の広さによって育てられる植物が異なるため、育てたいものに合わせた広さを選んでも良いでしょう。一般的には1~2畳程度の庭があれば2~3種類の野菜が育てられるので、十分に家庭菜園を楽しめます。慣れてきたらスペースを広げられるよう、あらかじめ大きめの庭を用意しておくのもひとつです。

もし十分な広さの庭がない場合には、近くで貸し農園を探してみましょう。貸し農園は月額などの決められた料金を支払うと、一定のスペースで自由に野菜を育てられます。より多くの野菜を育ててみたい方も、ぜひチェックしてみてください。

気候が安定している場所

家庭菜園は基本的に庭で行うため、気候が安定しているかどうかも重要なポイントです。豪雪地帯や雨の多い地域では、栽培が難しい野菜もあります。時期を調整すれば栽培できる場合もありますが、家庭菜園を楽しめる期間が制限されてしまうので注意が必要です。

ただし、時期によって栽培する野菜を変えるなどすれば、ある程度寒い場所や雨の多い場所でも家庭菜園を楽しめます。

地価が安い地域を選ぶ

家庭菜園をする場合には庭が必要なので、土地代が高いと家を買う際の資金が多く必要になってしまいます。そのため、広い庭で家庭菜園を楽しむなら地価の安い地域を選ぶようにしましょう。

2022年のデータによれば、地価の最も高い場所は「東京都中央区」で坪当たり2628万5537円です。地価の最も安い場所は「北海道滝上町」で、坪当たり6280円となっています。2つを比べると、高い場所と安い場所ではかなりの差があるのが分かるでしょう。

地価が安く気候が比較的安定している場所としては、群馬県嬬恋村・兵庫県佐用町・福岡県添田町などが挙げられます。以下のサイトに全国の地価が載っているため、ぜひこちらもあわせて参考にしてみてください。

参考:公示地価 市町村ランキング 2022年[令和4年]

移住先で家庭菜園を行うメリット

家庭菜園に適した移住先の探し方が分かったところで、次は家庭菜園を行うメリットについて詳しく見ていきましょう。

子供と一緒に野菜を育てられる

家庭菜園は子供と一緒に野菜を育てられるのが大きなメリットです。食育として一緒に栽培するのはもちろん、野菜が苦手な子供と一緒に育てれば苦手が克服できる場合もあります。自分が育てた野菜には愛着がわくため、食べられなかったとしても苦手なものにチャレンジする良いきっかけとなってくれるでしょう。

土や自然に触れ合うこともできるため、家庭菜園は子供にとってもいろいろな刺激になります。家族で一緒に野菜を育てることで、家族の時間も確保できるのでぜひ積極的に取り入れてみましょう。

季節を感じられる

家庭菜園では時期によって育つ野菜が異なるため、庭を眺めるだけで季節を感じられるのも大きなメリットです。例えばきゅうりやナスが育っていれば夏らしさを感じられ、ホウレン草や小松菜が育っていれば冬らしさを感じられます。また、植物が育っていく様子で時の流れも感じられるのも魅力的です。

新鮮な野菜を安く食べられる

家庭菜園をしていると、新鮮な野菜を安く食べられるのもメリットです。最初は上手に育てられないこともありますが、安定して栽培できるようになればスーパーなどで買ってくるよりも安く買える場合もあるでしょう。自分で収穫すれば常に新鮮な野菜を食べられるので、本来の美味しさを存分に楽しめます。

お得さだけでない!畑つき物件の注意点

次は、家庭菜園に適した物件を選ぶ際の注意点について見ていきましょう。特に畑つき物件は気を付けるべきポイントがあるので、ぜひ以下を参考にしてみてください。

畑の売買には許可が必要になる

家庭菜園ができる移住先を探す際、畑(農地)つき物件を検討する方もいるでしょう。しかし、畑つき物件はメリットばかりではありません。最初から畑のついている物件を売買する場合には、農業委員会の許可が必要になります。そのため、購入する場合には条件などを詳しくチェックしておきましょう。

本格的な栽培には農家資格が必要になる

畑つき物件で本格的な栽培をする場合には、農家資格が必要になります。育てた野菜を自分で食べるだけであれば問題ありませんが、農家として野菜を育てたいなら市町村の農業委員会に認定申請書・営農計画書」などを提出し、農地基本台帳に登録をして農家資格を得なければなりません。

ある程度の資金が必要になる

畑つき物件や庭つき物件を購入する場合には、土壌の改良が必要になる可能性があります。また、育てる野菜の種や苗木の購入など、ある程度の資金が必要になると覚えておきましょう。家庭菜園は庭さえあればできるわけではなく、準備や改良も必要です。

雑草や虫の駆除が大変な場合もある

家庭菜園で多くの野菜を育てていると、どうしても雑草が生えたり虫がついたりしてしまいます。そのため、虫が苦手な方や雑草の掃除が面倒に感じてしまう方は注意が必要です。特に害虫に関しては、放置していると野菜が食べられてしまう可能性があります。

また、雑草もこまめに抜かないと野菜に栄養がいかなくなってしまい、上手く育たない原因となってしまうでしょう。家庭菜園は植えて終わりではないため、日々のお世話や成長を楽しみにできる方でなければ続けられません。

家庭菜園のお役立ちサイト

家庭菜園の楽しみ方や土地の探し方、注意点が分かったところで次はお役立ちサイトを紹介します。役立つ情報が掲載されたサイトばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

貸し農園を探すなら「農園ナビ」


出典:農園ナビ

貸し農園を探したいなら、農園ナビを参考にしましょう。こちらのサイトでは各地の貸し農園を検索できるため、移住先の近くにある貸し農園を簡単に探せます。人気の地域や注目のエリアなどもチェックできるので、移住候補地探しの参考としてもおすすめです。

また、コラム記事として貸し農園の探し方なども記載されています。貸し農園の選び方や野菜の育て方なども載っているので、ぜひチェックしてみてください。

育て方なら「サカタのタネ 園芸通信」


出典:サカタのタネ 園芸通信

野菜の育て方を詳しく知りたいときは、サカタのタネが運営している園芸通信をチェックしてみてください。失敗しない野菜作りや、季節ごとに栽培しやすい野菜などを詳しく紹介しているサイトです。

野菜を使ったレシピや相談コーナーなどもあり、初心者から上級者まで活用できます。サイト自体も見やすく、必要な情報が見つけやすいのも嬉しいポイントです。

情報収集なら「菜園ナビ」


出典:菜園ナビ

家庭菜園に関する情報を得たいなら菜園ナビをチェックしてみてください。菜園ナビにはさまざまなコラムやコーナーが用意されており、家庭菜園の情報がいろいろと手に入ります。野菜の育て方が分かるのはもちろん、栽培コンテストなども実施されているのが特徴です。

庭での家庭菜園のほかプランターでの栽培方法や、基本の土づくりについても記載されています。家庭菜園の入門としても便利なサイトなので、ぜひチェックしてみましょう。

家庭菜園で移住先の暮らしを充実させよう

今回は移住先で家庭菜園を楽しむためのポイントや注意点、お役立ちサイトなどを紹介しました。家庭菜園には多くのメリットがある一方で、注意しなければならない点もあります。特に土地探しの段階では、家庭菜園ができる条件を満たしているかよく確認しましょう。

家庭菜園は子供と一緒に楽しめたり、季節を感じられたりとさまざまな利点があります。移住先で家庭菜園を楽しみたい方は、ぜひ本記事を参考にしながらピッタリ合った移住先を探して、家庭菜園を楽しんでみてください。

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