移住コラム

大阪に住みながら2拠点生活は叶うのか?成功させる3つのポイントを解説

2つの生活拠点をもちながら、仕事と趣味をバランスよく両立できる2拠点生活。さまざまなスタイルがあり、成功すれば生活をより豊かなものにできます。では、大阪に住んでいる人は、2拠点生活を叶えることはできるのでしょうか?「失敗したら…」と思うと、興味はあってもためらってしまいますよね。

そこで本記事では、大阪府民の人が2拠点生活を成功させるためのポイントを解説します。また、2拠点目におすすめのエリアも紹介するので、あわせて参考にしてみてください。2拠点生活が実現すれば刺激となり、仕事やプライベートにも良い影響を与えられるでしょう。

2拠点生活とは?

そもそも2拠点生活とはどのような生活スタイルのことをいうのでしょう?まずは、思い違いのないように、2拠点生活の特徴やメリット・デメリットを押さえておきましょう。

新しい暮らしをプラス!2拠点生活の特徴

2拠点生活とは、2つの地域に生活拠点をもつことです。例えば、大阪を主な生活拠点として、休日は他の地域で過ごすスタイルをいいます。

サーフィンや釣りなどが趣味な人は海が近い地域を、喧騒から離れてゆったり過ごしたい人は森林に囲まれた地域を、第2の生活拠点に選ぶことでより充実した暮らしができるでしょう。

自分に合う?2拠点生活のメリット・デメリット

2拠点生活のメリットは、新しい暮らしをプラスできるので、より充実した暮らしを実現しやすくなることです。趣味や理想の暮らしを叶えるのにぴったりな地域に自分の住みかがあれば、休日の過ごし方が大きく変わるでしょう。

ただし、デメリットもあります。もう1つの生活拠点をどこに置くかにもよりますが、往来するのに時間と交通費がかかります。

特に、時間がかかる場所は行くまでが大変なので、次第に移動が苦になる可能性が高いでしょう。家賃や光熱費、さらに一戸建ての場合は固定資産税も発生するので、出費がかさみやすいところもデメリットです。ランニングコストの計算をしっかりしておかなければ、後悔する恐れもあります。

コストを計算のうえで2拠点目に戸建ての新築・中古物件を持ちたい方は、土地・物件情報の掲載豊富な移住Style もチェックしてみてください。

交通インフラの整った大阪なら2拠点生活は十分可能

大阪は交通網が充実しているので、県外へのアクセスが良く、2拠点生活を可能にできるエリアといえます。府内には空港が2つ、さらに高速道路や鉄道路線も整っており、さまざまな地域との2拠点生活を叶えられます。2拠点目を駅近のエリアにすれば、車を持たない生活も可能です。

大阪+もう1つの生活拠点|成功するための3つのポイント

計画性のない2拠点生活は失敗する可能性が高く、場合によっては後悔する恐れもあります。まずは、成功するためのポイントを押さえておくことがとても重要です。ここでは3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

どんな2拠点生活をしたいのか、目的を明確にする

どんな週末を過ごしたいのかを明確にしましょう。2拠点生活を実践する目的を明確にすることで、もう1つの生活拠点となる場所を選定しやすくなります。

例えば、風情ある街でゆったり過ごしたいなら歴史的文化が溢れる京都府、ハイキングやキャンプなどが趣味なら自然豊かな和歌山県、といったようにエリアを絞りやすくなります。目的がざっくりとしていると、複数のエリアが該当し、迷いが出てしまいます。自信をもって決められるよう、目的はより具体化することがポイントです。

2拠点目となる候補地を選ぶ

目的が明確化したら、2拠点目となる候補地を選びましょう。もう1つの生活拠点となる場所は、あまり遠くないほうが往来しやすく負担がありません。目安としては2時間未満で移動できる場所がおすすめです。

また、候補地を実際に訪問し、その土地の雰囲気や暮らしぶりを体験することも大切です。お試し移住をおこなっている自治体であれば、リーズナブルな価格で1週間〜1ヵ月ほど宿泊できます。難しい場合は1泊する程度でも構いません。実際に訪れることで、ネット上では知り得ない情報を得られるでしょう。

立地・金銭的も踏まえた住まい探しをする

2拠点生活を送るうえで、住居費は大きな負担になるものです。新居や中古物件の購入となると住宅費用に加え、固定資産税やメンテナンス費用など出費がかさみます。少しでも負担を減らしたいのであれば、2拠点目の住宅を購入という形ではなく、借りたり宿泊したりするという形にすることで住宅費用や固定資産税を抑えられます。

例えば、ホステルやゲストハウスなどでは、泊まり放題で月1.5万円〜利用可能です。賃貸物件に関しても、地方は比較的安いので月2万円〜契約できる物件が多くあります。

また、それほど遠くない場所であれば、移動する際の出費を抑えられます。金銭的に負担が少なく済む分、余裕のある暮らしを送れるでしょう。

大阪府民におすすめの2拠点目。暮らしが豊かになるエリア5選

大阪府民におすすめの2拠点目を紹介します。大阪府に近く、移動しやすい場所を中心に選びました。2拠点生活に憧れている方は、ぜひ参考にしてみてください。

2拠点生活に適した施設が充実する「兵庫県」

大阪・兵庫間の移動手段には、新幹線・電車・高速バスがあります。新幹線を利用した場合は新大阪・新神戸駅間で約15分、電車の場合は大阪・新神戸駅間で約1時間ほどで移動できます。サクサクと移動できるので、行き来しやすく便利です。

また、兵庫県では2拠点生活を推進しており、2拠点生活に適した施設が充実しているところもポイントです。例えば、滞在型市民農園は農園と簡易宿泊施設を借りることができ、長期滞在しながら農作業を体験できます。場所によっては、栽培の指導を受けられるので、初心者にもおすすめです。施設によって特性があるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

参考:ひょうご二地域居住バンク|夢かなうひょうご

自然と歴史的文化に触れ合える「京都府」

京都府といえば歴史に彩られた街として、情緒あふれる雰囲気を味わえるエリアです。神社やお寺、嵐山、祇園など観光名所が多いところも魅力的。また、面積の74%を森林が占めているため、自然の豊かさも兼ねています。歴史と自然のなかでの暮らしに憧れている方におすすめです。

そんな京都府へは、新幹線・電車・高速バスでの移動が可能です。電車で移動する場合は、JR線と阪急の2つのルートから選べます。30〜45分ほどで移動できるうえに、料金も片道600円以内とリーズナブル。毎週末、移動したとしても大きな負担にはならないでしょう。

京都府についてもっと知りたい方は、以下の記事の記事もぜひチェックしてみてください。
京都へ移住する魅力とは?おすすめの地域や移住支援制度について解説

程よい田舎暮らしを満喫できる「奈良県」

奈良県は自然に恵まれたエリアで、東大寺や春日大社など歴史にも触れ合えるところが魅力です。また、奈良の街は江戸時代から昭和初期の町家が今もなお残っており、タイムスリップしたかのような気分を味わえます。自然と歴史に囲まれたエリアですが、交通網が充実しているため、田舎すぎないところがポイントです。

大阪府・奈良間の移動は電車が便利です。ルートは近鉄電車とJR線の2つで、30分〜1時間ほどで到着できます。JR「大和路快速」を利用すれば、乗り換えなしで行くことも可能です。

嚴島神社や広島城など歴史がつまった「広島県」

大阪・広島間の移動手段には、新幹線・電車・高速バスがあります。高速バスなら6〜8時間ほど、電車なら約6時間、新幹線を利用しても1時間30分以上はかかるでしょう。往来のしやすさにおいては少し不便に感じるかもしれません。しかし、広島県を2拠点目におすすめするのには、たくさんの魅力があるからです。

広島県といえば原爆ドームをはじめ、厳島神社や広島城など歴史が息づく街で知られています。城下町として栄えていた風景は今も残っており、歴史を身近に感じられるでしょう。また、広島県にはスキー場も多くあるので、ウィンタースポーツを楽しみたい方にもおすすめです。

海・山に恵まれアクティブに過ごせる「和歌山県」

大阪府から和歌山県へは新幹線・電車を利用して移動できます。電車や車で約1時間で到着できるので、行き来しやすいエリアといえます。思い立った時にすぐ行ける距離であるところは大きなポイントです。

和歌山県は紀伊半島の南西部に位置し、県土の大部分を山岳地帯が占めています。真っ白な砂浜と青い海、そして雄大な山々が連なっており、さまざまなアクティビティを満喫したい方におすすめです。

和歌山県についてもっと知りたい方は、以下の記事の記事もぜひチェックしてみてください。
和歌山県で自然と豊富な農作物、海産物を楽しもう!おすすめの移住先や支援制度を解説

2拠点生活の実現には情報収集が大事!役立つ情報サイト3選

2拠点生活に興味をもったら、まずは情報収集から始めましょう。役立つ情報サイトは以下の3つです。

  • ニッポン移住・交流ナビ JOIN
  • ゼロから始める田舎暮らし
  • 各自治体の移住ポータルサイト

各サイトでどんな情報を得られるのか詳しく解説します。情報収集の際には、ぜひ参考にしてみてください。

2拠点目探しにぴったりな「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」

一般社団法人 移住交流推進機構(JOIN)が運営するニッポン移住・交流ナビでは、移住を促進することを目的にさまざまな情報を発信しています。情報は主に、地域の魅力や自治体・企業から寄せられるイベントや空き家情報です。各エリアの特徴を把握できるので、2拠点目探しに役立つでしょう。

また、サイト内では先輩移住者の体験談も紹介しています。都心から移住している人は多いので、都心と田舎での暮らしのギャップなどを知れるきっかけになります。

画像出典・参考:ニッポン移住・交流ナビ JOIN

田舎暮らしのコツや魅力を知れる「ゼロから始める田舎暮らし」

サイト内では都会とは異なる田舎特有の暮らし情報や、おすすめ情報などを紹介しています。田舎の暮らしをイメージしやすくなるので、「人付き合いはどのくらい親密におこなわれているの?」「生活で不便に感じることはないの?」といった疑問や不安を解決するのに役立つでしょう。

また、田舎暮らしに憧れている人におすすめのエリア紹介もあるので、候補地探し目的で活用するにもぴったりです。サイト内からは資料請求や問い合わせも可能。ぜひ活用してみてください。

画像出典・参考:ゼロから始める田舎暮らし

その土地の特性や魅力をまとめた「各自治体の移住ポータルサイト」

自治体によっては、移住ポータルサイトを開設・運営しているところもあります。サイトを管理するのは、役所に勤めている担当者であることがほとんどです。そのため、地域の特性や魅力が地元民ならではの目線で詳しくまとめられています。

2拠点目として幾つか候補が挙がったときは、ぜひチェックしてみてください。

2拠点生活を取り入れて、大阪での暮らしをより豊かにしよう

今の暮らしにもう1箇所の暮らしをプラスする2拠点生活。「農業にチャレンジしてみたい」「海に近い暮らしに憧れている」「週末は静かな土地でおだやかに過ごしたい」など、思い描いている理想の暮らしを実現できます。

今回は大阪府民におすすめの2拠点目をご紹介しました。2拠点生活を実現し、大阪での暮らしをより豊かなものにしましょう。

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