移住コラム

【茨城県】水戸市はご当地グルメや文化芸術の街!程よく都会で東京へも良アクセス

誰もが知っている「水戸納豆」や「水戸黄門」で有名な水戸市は、移住先として非常に暮らしやすい環境であることをご存じでしょうか?県庁所在地として程よく栄えており、街なかの利便性が高く少し歩けば自然にも触れられます。

また、歴史・文化・芸術・グルメと日々を楽しく過ごせる施設やイベントがいっぱいです。東京までのアクセスも悪くなく、リモートワークが推進されている現在では、注目に値する移住先といえるでしょう。

今回は、水戸市が人気の理由やおすすめエリア、移住支援、さらにデメリットなども包み隠さず紹介します。水戸市への移住に少しでも興味がある方はぜひ最後までご覧ください!

水戸市が移住先として人気の理由3選

焼肉常陸牛の様子

まずは、水戸市が移住先として人気の理由を紹介します!知名度のある水戸市は、なぜ人気なのでしょうか?

文化・芸術施設が充実

水戸市といえば、「水戸納豆」や「水戸黄門」がパッと思い浮かぶものの、意外と知られていないのが文化・芸術施設がとても充実していることです。

見る人を圧倒する圧巻のシンボルタワーが特徴の「水戸芸術館」は、現代美術のギャラリーをはじめクラシックコンサートや演劇まで、さまざまな芸術を堪能できる水戸市随一の複合文化施設といえます。また、歴史ある水戸市ですから、歴史的建造物や所蔵品も多く、水戸藩の藩校「弘道館」や、水戸徳川家の所蔵品を展示した「徳川ミュージアム」、日本三名園である「偕楽園」なども有名です。

その他、「水戸市立博物館」「茨城県立歴史館」など、数を挙げればキリがないほど文化・芸術施設が市内に点在しており、まさに隠れた「文化・芸術の街」といえるのかもしれません。

ご当地グルメや郷土料理が豊富

水戸市のご当地グルメは「水戸納豆」だけではありません。数多くの特産物を抱える水戸市は、豊富なご当地グルメや郷土料理が自慢です!

濃厚な味わいと甘い脂、きめ細やかでやわらかい肉質の「常陸牛」は、水戸市に移住したならぜひ食べてもらいたいご当地グルメの1つといえるでしょう。市内にはこの常陸牛を使ったステーキ・ハンバーグ店やしゃぶしゃぶ、すき焼きのお店が数多く軒を連ねております。

冬の味覚として、茨城県の沖合で獲れる「あんこう料理」も非常に人気です。あんこう鍋、あん肝、唐揚げなど、さまざまな料理を水戸市内のたくさんのお店で食べられます。

さらには、水戸納豆やオクラ・なめこなどネバネバ食材をふんだんに使用した「ねばり丼」や、「納豆パフェ」といった挑戦的なメニューまで、水戸市にはご当地グルメや郷土料理がいっぱいです。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか!?

東京まで特急を利用すれば1時間強でアクセス可能

水戸市は、中心駅であるJR常磐線「水戸駅」から特急に乗って、東京駅まで1時間強でアクセス可能です!リモートワークが盛んな昨今ですが、定期的に東京のオフィスに通うことも考えられます。そのため、地方移住といっても東京へのアクセスを考慮することはとても大切です。

1時間強という距離感であれば、いざというときに対応しやすく、仕事以外に東京で開催されるイベント等へも参加しやすいでしょう。水戸市の住環境の良さを考えれば、この距離感は大きな強みといえるのです。

水戸市移住のデメリット3選

水戸市の御岩神社の様子

ここからは、水戸市移住のデメリットも紹介します。文化・芸術が充実しグルメも自慢の水戸市ですが、同時にデメリットも知っておかなければ、移住後に「こんなはずじゃなかった!」と、なることも考えられます。ぜひご覧ください。

地震が多い

あまり嬉しくないことですが、水戸市は全国の県庁所在地の中でもっとも有感地震が多い街とされています。実際に1986年から1999年までの有感地震の回数は915回と、全国平均である182回の約5倍に相当するのです。はっきりとした理由はわかっていないのですが、鹿島灘周辺の下に沈み込んだ太平洋プレートの活動によって起きているのではないかといわれています。

ただ、震度別に見てみるとそのほとんどが震度2以下であり、むしろ大きな地震の割合が少ないことから比較的安全ともいえるため、必要以上に怖がる必要はありません。「備えあれば患いなし」の言葉どおり、事前にハザードマップを確認し、室内の家具等を固定したり、万一に備え防災グッズを常備したりしておきましょう。

参考:水戸市地震防災マップ

中心部から少し離れると虫が多い

水戸市の中心部は街として栄えているものの、少し離れると昔ながらの田園風景が広がっており、山も近いことから虫が多い環境といえます。田舎暮らしの宿命といえるかもしれませんが、虫が苦手な方は移住先を市街地にするか、しっかりとした防虫対策を行うほうがよいでしょう。

車がないと移動が不便

大都市圏とは違い地方は公共交通機関が脆弱で、やはり水戸市も同様です。中心駅である水戸駅周辺であれば路線バスなどを活用することで、そこまで不便さを感じないかもしれませんが、それ以外のエリアとなると車がなければ不便と感じるでしょう。

月極駐車場の相場は3,000円~7,000円くらいのものが多いので、移住の際に車を購入するか、車がそれほど必要でない水戸駅周辺に住む方がよさそうですね。

水戸市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

偕楽園から見える千波湖の様子

ここからは、水戸市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します。移住の際に活用することで金銭的な負担を減らすことができるため、該当する方はぜひ活用しましょう!

茨城県移住支援金

東京23区内に在住または通勤する方で、水戸市に移住し就業または起業しようとする際、移住支援金の要件を満たす場合に最大100万円以上を支給する大変お得な支援制度です。

要件等がやや複雑なため概要のみ紹介します。詳細は下記URLからご覧ください。

<移住に関する要件>

  • 住民票を移す直前10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住または東京圏(条件不利地域を除く)に在住し東京23区内へ通勤していたこと。
  • 住民票を移す直前に連続して1年以上、東京23区内に在住または東京圏(条件不利地域を除く)に在住し東京23区内へ通勤していたこと。
  • ただし、条件不利地域を除く東京圏に在住しつつ、東京23区内に通学し、東京23区内の企業等へ就職した者については、通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができる。

<就業・起業等に関する要件>

  • 就業先が茨城県マッチングサイト「いばらき就職チャレンジナビ」に移住支援金の対象として掲載されている求人であること。
  • プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用して移住および就業し、一定の要件すべてに該当すること。
  • テレワーク移住で、所属先企業等からの命令ではなく、自己の意志によって移住した場合であって、移住先を生活の本拠とし、移住元での業務を引き続き行うこと。
  • 茨城県が実施する「地域課題解決型起業支援事業」による起業支援金の交付決定を受けていること。
  • 茨城県における市町村や地域の人々との関わりを有する者(関係人口)と定められた者のうち、茨城県が行う「if design project」に参加したことがある者。

<支給額>

  • 2人以上の世帯 100万円
    ※18歳未満の世帯員を帯同した場合、1人につき30万円を加算
  • 単身世帯 60万円

問い合わせ先:水戸市住宅政策課 政策係
URL:https://www.city.mito.lg.jp/page/2093.html

水戸市子育てまちなか住宅取得補助金

中学生以下の子どもがいる子育て世帯の方が、水戸市移住を機に対象区域に住宅を取得し居住した場合、一定の金額を補助する支援制度です。令和4年度の受付は終了していますが、令和5年4月1日から再開される可能性があるため、該当する方はこまめに情報をチェックしましょう。

<補助金額>

基本額と加算額を合わせて最大50万円

  • 基本額 住宅および土地の取得費用×2% 最大30万円
  • 加算額 
    □中学生以下の子どもが3人以上いる場合 3人目以降1人につき5万円加算
    □空き地や空き家・中古住宅を取得した場合 10万円加算

<「フラット35」地域連携型>
本支援事業と合わせて、一定の要件を満たすことで「フラット35」の借入金利を一定期間引き下げることができる。

問い合わせ先:水戸市住宅政策課 政策係
URL:https://www.city.mito.lg.jp/page/4153.html

太陽光発電システム設置補助制度

自らが居住する住宅または居住する予定の住宅に太陽光発電システムを設置することで、一定金額を補助してくれる支援制度です。移住の際、太陽光発電システムを新たに導入する予定の方は、ぜひ申請しましょう。

<補助内容>
太陽電池モジュールの最大出力1kWあたり10,000円(1,000円未満切り捨て)とし、一件あたりの上限は30,000円とする。

問い合わせ先:水戸市環境保全課 保全係
URL:https://www.city.mito.lg.jp/site/ondanka/5926.html

水戸市移住でおすすめのエリア3選

水戸駅の様子

水戸市への移住で、おすすめのエリアはあるのでしょうか?ここからは水戸市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します。住環境に優れたエリアが多い水戸市で、理想とするライフスタイルを考えながらご覧ください。

駅の近くで快適に暮らしたいなら「水戸駅周辺エリア」

生活や利便性など、快適に暮らしたい方は、中心駅である「水戸駅周辺エリア」がおすすめです!水戸市内でもっとも利便性が高く、駅ビルや総合病院である水戸赤十字病院・市役所・コンビニ・スーパーなど、生活に必要な施設が集積しているため、快適な都市生活を送れます。

整備された桜川の遊歩道は散歩コースに最適で、のんびりしたいときは、芝生が広がる駅南平和公園もいいでしょう。

なにより、水戸駅からは東京駅まで1時間強と、アクセスしやすいことがもっとも大きな強みといえるかもしれません。快適な移住生活を送りたい方は、「水戸駅周辺エリア」を選びましょう。

高級住宅街で落ち着いた暮らしをしたいなら「偕楽園駅周辺エリア」

日本三名園の1つ「偕楽園」がある「偕楽園駅周辺エリア」は、水戸市を代表する高級住宅街として有名です。駅南に位置する千波町の葉山地区が高級住宅街にあたり、落ち着いた暮らしをしたい方は、偕楽園駅周辺エリアがおすすめといえるでしょう。

日本三名園の偕楽園はもとより、千波湖や千波公園もあり、ほどよく緑も多い自然環境が整ったエリアといえ、景観や治安もよく全体的に静かで穏やかな雰囲気の街並みです。駅北側には京成百貨店もあるため、休日の買い物に便利なこともいいですね。

新興住宅街に住みたいなら「赤塚駅周辺エリア」

近年再開発された街で暮らしたい方は「赤塚駅周辺エリア」を選びましょう!赤塚駅周辺エリアは、ここ10年ほどの間に再開発が進み、新しい建物が多く日常に必要な買い物に便利なお店が多いため、子育て世帯を中心に注目を集めているエリアといえます。

赤塚駅からは東京駅までの高速バスが出ていることもあり、東京へ行く際に便利なことも特徴です。国道50号線を利用して高速道路の水戸ICへのアクセスもよいことから、県外などへ車で遠出するにも最適な場所といえるでしょう。

新しく再開発が進む新興住宅地に住みたい方は、「赤塚駅周辺エリア」をチェックしましょう。

水戸市の情報を収集する際に便利なサイト3選

水戸市のお庭の梅の様子

ここからは、水戸市移住の参考になる便利なサイトを3つ紹介します。もっと情報収集したい方は、ぜひ参考にしてください。

ミトノート

「ミトノート」は、水戸市移住・定住ウェブマガジンとして、水戸市の魅力を発信しているYouTube動画です。水戸市の魅力を実際の映像で観ることにより、Webサイトでは知ることができない「ありのままの水戸市」を再発見できます。

水戸市の美しい景色や街並みとともに、そこに住まう人たちのインタビューを通じて、水戸市の素晴らしさを知ることができる素敵なコンテンツといえるでしょう。

ミトノート
https://www.youtube.com/watch?v=8hOBMB4sMm4&list=PLWQfvh57bFsqFeQD1rqXRjiM8fwDkbW2

観光情報サイト「水戸旅」

「水戸旅」は水戸市の公式観光サイトとして、観光スポットやイベント情報を一手に紹介しているサイトです。このサイトを見れば水戸市にどのような観光スポットやイベントが行われているかすぐにわかるため、移住後に水戸市内を散策する際、とても役に立つサイトといえます。

「本日のイベント情報」のページもあるため、どこかへ行こう!と、思い立ったその日にサイトを訪れてみるのもいいかもしれませんね。

観光情報サイト「水戸旅」
URL:https://mitokoumon.com/

水戸市イベント情報集約サイト

「水戸市イベント情報集約サイト」は、その名のとおり水戸市で行われているイベント情報に特化したサイトです。大小さまざまな規模のイベントを網羅しており、情報量がかなり多いことが特徴です。

イベントをキーワードや日程・エリアなどで絞り込んで検索できるため、お目当てのイベントをすぐに見つけることができるでしょう。

水戸市イベント情報集約サイト
URL:https://mito-event.site/

水戸市の魅力を知って移住を検討しよう

茨城県庁からの水戸の景色の様子

水戸市は非常に知名度の高い街であり、同時に生活利便性・歴史文化・グルメなど、移住先としても非常にポテンシャルの高い街といえるでしょう。東京へのアクセスも悪くなく、見どころもたくさんです。

水戸市移住に少しでも興味を持たれた方は、ぜひ前向きに移住を検討しましょう!

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