移住コラム

ひとつひとつを大切に、地方での丁寧な暮らしで自分らしく過ごす

地方での丁寧な暮らし

スマートフォンやSNSの普及により、モノと情報が溢れる近年。都市部に住んでいるとなおさら情報が多く、疲れを感じることはありませんか?そうなると、なるべくストレスを減らし、ゆっくりと自分のペースで暮らせる丁寧な暮らしをおくりたいですよね。

もしそのような方がいらっしゃいましたら、思いきって地方へ移住してみるのはいかがですか?地方だと都市部と比較して家賃や生活費を安く抑えられますし、人もあまり多くなく、ゆったりとした街で生活できます。この記事では地方での丁寧な暮らしについて、メリットやデメリットなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

丁寧な暮らしとは

丁寧な暮らし
よく耳にする『丁寧な暮らし』というキーワード。SNSでもよく関連した投稿を目にしますよね。一言に丁寧な暮らしといっても、その定義は幅広く、捉え方は人それぞれ。オーガニックの食品を取り入れる人や、自分の部屋をDIYする人、畑仕事をする人、生活用品にこだわる人など様々です。ですが、理想のイメージを持たず全て実行しようとすると、きっとそれは逆効果になります。丁寧な暮らしとは、自分が心地いいと感じる暮らしをおくることです。

例えば、セールや間に合わせで買ったものに囲まれた空間と、少ない数でも思い入れのあるものに囲まれる空間とでは、どちらの部屋に帰りたいと思いますか?きっと多くの人が思い入れのあるものに囲まれた空間と答えると思います。お気に入りの傘を持っていると雨の日でもご機嫌になりますし、身の回りが好きなもので溢れていると、使うのも選ぶのもわくわくしますよね。

イメージができたら、次はどうすれば実現できるかを考えていきましょう。それが断捨離であったり、DIYであったり、方法は人によってそれぞれ違いますが、自分にとっての心地よさを考えていくと、理想の暮らし方が見つかるはず。次に具体例を紹介するので、どれが自分に合っているか、イメージと照らし合わせてみてくださいね。

地方移住でできる丁寧な暮らし例

DIY
いろんなものが揃っている便利な都市部での生活もいいですが、ゆったりと時間が流れる地方は、自分のペースで過ごすのにぴったりな場所。ここでは地方だからこそ出来る、丁寧な暮らしの例をご紹介します。

手作りやDIYをする

都市部と比較し、家賃が手頃なのが地方のいいところのひとつです。同じ家賃でもより広い部屋を借りられるので、思いきって部屋をDIYしてみてはいかがでしょうか。地方だと街にいくつかホームセンターがあるので、都市部だとネットでしか買えなかったものも、直接確認して購入できます。

賃貸だとほとんどの物件で現状復帰できることが条件ですが、最近では剥がせる壁紙や、アジャスターと木材を組み合わせて作れる棚など、賃貸でも自由にDIYできるものがたくさん出ています。最初は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、動画サイトやSNSでDIYの方法は調べられるので、ぜひ自分好みの空間を作ってみましょう。

地元の食材を使った料理をする

地方だと地元の市場や直売所で新鮮な食材がお手頃に購入できるので、普段はスーパーで買うものを手作りしてみるのはいかがですか?おすすめは季節の手仕事。旬の果物を使ってジャムを作ったり、梅酒をつけてみたり。気候だけでなく食材からも季節を感じられます。

また、その地方によって特産や採れるものが違うので、都市部では流通しないような食材も手に入るのが、地方に住む魅力のひとつ。調理方法はインターネットでも検索できますが、地元の人に聞いてみるのもおすすめです。

物を大切にし無駄を省く

プチプラなものをたくさん買うよりも、ひとつひとつをこだわって選んでみましょう。ふとした瞬間にも心地よさを感じることができますし、「いつの間にかものが増えている」ということも少なくなるので、生活の無駄も省けます。

また、経年変化を楽しめるレザーや真鍮、鉄のフライパンなど、素材に注目して選ぶのもおすすめ。少し手入れが必要ですが、長く使えるので買い換えることも少なくなりますし、何より愛着が湧くので、きっと手入れをする時間も日常の一部になるはずです。

丁寧な暮らしのメリット

健康
自分の心地よさを大切にする丁寧な暮らしは、メリットもたくさん。その中でも心身の健康、自然環境保全、時間のゆとりの3つに絞ってご紹介します。

心身の健康に良い

暮らす上での心地よさを大事にすることは、心身の健康につながります。たまに食べるジャンクフードも美味しいですが、たくさん食べると健康面が少し心配ですよね。そんなときは野菜やお肉など、食材の味を活かした料理をしてみませんか?地方だと新鮮な食材が入るので、添加物をあまり入れずシンプルな味付けでも十分美味しくでき、健康にも優しい食事をとれます。

また、普段よりも丁寧に下ごしらえをし、時間を気にせず料理する時間はストレスの解消にもつながります。休日には明るいうちから作り始め、早めに晩酌するのもいいですよね。作るうちに興味が広がるとレパートリーも増えると思うので、料理が苦手な人も、ぜひ試してみてください。

自然環境保全に貢献できる

食材や持ち物にこだわってくると、作られている背景も気になるところ。服や食材の大量廃棄や、もの作りの際に出る化学物質が問題になっていますが、せっかく買うなら環境に配慮された商品がいいですよね。

最近ではリサイクル素材から作られている商品も多く、また、長く使えるようこだわっているものも多いので、それらを選ぶことで自然環境保全にもつながります。地方にはその土地の特徴を活かし、環境を配慮したものづくりをしている移住者もいるので、ぜひ調べてみてください。

時間にゆとりが生まれる

「時短」や「便利さ」が重宝されることも多いですが、時間に追われると焦ってしまい、上手くいかなかったという経験はありませんか?料理や掃除など、ひとつひとつゆっくり丁寧にすることで、時間にゆとりが生まれます。

また、普段より少し早く起きて、朝の時間を楽しむのもおすすめです。ゆっくり朝ご飯を食べたり、散歩してみたり。朝日を浴びると「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質の「セロトニン」が分泌されるので、前向きになる手助けをしてくれます。早起きした日にはカーテンを開け、朝日を取り込んでみましょう。

丁寧な暮らしのデメリット

手間がかかる

DIYには手間がかかる

DIYは初心者でもできる簡単なものから本格的なものまで様々ですが、簡単と言われるものでもやはり手間はかかるものです。例えば壁紙の一部を変えようと思ったら、寸法を測るところから始まり、材料や道具を集めてやっと取り掛かれます。しかし、場所によっては測るのに脚立が必要だったり、壁紙もノリ付きのものもあれば両面テープが必要なものなど種類がたくさんあったり、下調べにも時間が必要です。

もちろん最初からうまくいかないことも多いので、まずはトイレや洗面台など、コンパクトな面積のところから変えてみるのがおすすめです。少し失敗しても長い時間いるスペースではないので、少々の失敗やずれも気になりません。少しずついろんなDIYに挑戦してみてくださいね。
 

素材にこだわるためお金がかかる

大量生産のものと違い、こだわりのあるものを購入するとなると、やはり最初はお金がかかるものです。それだけ時間をかけて作っているので必然的に価格は高くなってしまいます。ですが、それらを長く使うと考えるとどうでしょうか?お手頃な価格で購入するとその時は安くすみますが、大量生産ものほど長持ちはせず、買い換える頻度が高くなります。

また、最初から全てのものにこだわるのではなく、食器や洋服など、自分が好きなものから取り入れてみるのもいいでしょう。買い替えの時期にだんだん揃えていくのもおすすめです。

必要最低限にこだわると災害時に困るときがある

数を多く持たず、限られたもので暮らしているとすっきりとした空間になりますが、いざ災害にあったとき、ものがなく困ってしまう可能性もあります。近年土砂災害や大雨による災害が多く、南海トラフ地震発生の危険性もあり、いつ何があってもいいように備えておきたいですよね。

丁寧に暮らしたいと考えている人の中には買い溜めをあまりしたくないという人も多いかもしれませんが、水や軍手、除菌シートなど最低限必要なものをひとつの鞄にまとめ、コンパクトな状態で用意しておきましょう。余裕がある人はタオルやラップなどを持っておくのもおすすめです。普段過ごすスペースにあると少し気になりますが、手が届きやすいクローゼットの手前など、目につかず、かつ持ち出しやすい場所に置くとすっきりとした空間を保てます。

地方移住で丁寧な暮らしを実践しよう

暮らし
不便さも楽しみながら、自分のペースで過ごせる地方での丁寧な暮らし。最初はとまどうこともあるかもしれませんが、自然を身近に感じながらおくる暮らしは、何よりも心を穏やかにしてくれます。欲しいものが手に入り、どこにでも行ける便利な都市部での暮らしもいいですが、ひとつひとつをこだわり、広い部屋でお気に入りの空間をつくれるのも、地方で暮らすメリットのひとつです。

また、地方だからこそ手に入る食材やこだわった素材の商品もあるので、きっと趣味も広がるはず。丁寧な暮らしをおくる方法はたくさんありますが、まずは自分がどんな空間にいるときが一番心地よく感じるかを考え、小さなことから実践してみましょう。キャリアチェンジや暮らし方を見直している人は、ぜひこの機会に、地方移住を検討してみてくださいね。

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