栃木県宇都宮市は、県中部・人口約51万人の中核都市であり、「餃子のまち」として全国的にも有名な移住先です。栃木県の県都であることから市街地が発展し、便利な都市生活を送れる一方、豊かな自然も残されており、気軽に自然とふれあえることが特徴といえます。
また、JR宇都宮駅から東北新幹線を利用すれば東京駅へ最速49分と、気軽に都心へ行けるため、都内への通勤・通学も可能です。都心へのアクセスに加え、都会的な暮らしと自然のバランスを重視したい方におすすめできる移住先といえるでしょう。
今回は、栃木県宇都宮市移住の魅力やメリット・利用できる補助金・支援金・サービス、おすすめエリアを紹介します！
「餃子のまち」だけではない栃木県宇都宮市の魅力を知って、ぜひ移住を検討しましょう！
栃木県宇都宮市移住の魅力／メリット3選
まずは、栃木県宇都宮市移住の魅力・メリットを3つ紹介します！栃木県の県都・宇都宮市には、まだまだ知られざる魅力がいっぱいです。ぜひご覧ください！
東京駅へ新幹線で49分の都市と自然が共存する中核都市
栃木県宇都宮市移住の魅力・メリットとして、東京駅へ新幹線で最速49分のアクセスと、人口約51万人を有する、生活に便利な都市と豊かな自然が共存する中核都市であることが挙げられます。
市の代表駅であるJR宇都宮駅から東北新幹線を利用することで、東京駅へのアクセスが抜群によいため、移住後も都内への通勤・通学が可能なうえ、気軽に買い物やイベントなどに参加できることはかなり大きなメリットです。新幹線の本数も1時間あたり4～5本と多く、地方移住といえども東京との接点を保ちたい方にとって、かなり充実した交通利便性といえるかもしれません。
また、市街地の発展とともに自然が非常に豊かなことも魅力で、中心市街地を離れると田園風景をはじめ山と川の景色が広がっています。市域東部の鬼怒川ではサイクリングやジョギングを楽しめ、西部の古賀志山は、標高583mの低山ながらバリエーション豊富な複数のハイキングコースをもち、岩場が多いことからロッククライミングスポットとしても有名です。その他にも、宇都宮森林公園や市内各地にあるホタル観賞スポットなど、生活圏のすぐ近くで自然をたくさん感じられるため、開放感のある日常生活が送れます。
新幹線で東京駅へ最速49分のアクセスや、都市と豊かな自然の共存によって、利便性と癒やしの両方を得られる幅広い移住生活を送れることが、栃木県宇都宮市移住最大の魅力・メリットといえるでしょう。
レジャー施設や公園・商業施設が多く幅広い世代が楽しめる
栃木県宇都宮市はレジャー施設・公園・商業施設が多く、幅広い世代が日々の生活を楽しめることも、移住の魅力・メリットです。日々の暮らしに彩りをもたらしてくれるこれらの施設の充実ぶりに、ぜひ注目してみてください。
かつて、大谷石の大規模な採掘場であった「大谷資料館」は、石造り神殿を思わせる、ひんやりとした巨大地下空間の幻想的な雰囲気が特徴です。テレビの撮影や映画のロケにもかなり使われており、栃木県宇都宮市移住における超おすすめスポットといえるでしょう。また、「宇都宮動物園」や、中心市街地にある「宇都宮城趾公園」、道の駅をはじめ農業体験ができプールなどもある「ろまんちっく村」など、休日のお出かけを楽しく過ごせる施設がかなり充実しています。
もちろん、宇都宮市は栃木県の県都ということもあり、商業施設の充実ぶりも魅力です。県内最大級の大型ショッピングモール「FKD ショッピングモール 宇都宮インターパーク」や、JR宇都宮駅直結の「宇都宮パセオ」、「東武宇都宮百貨店」「ベルモール」など、大型商業施設が多く圧倒的な買い物の利便性を誇ります。
地方移住を検討する方にとって、休日に「遊べる場所」や「楽しめる場所」が多いことは非常に重要です。自然環境のよさはもちろんのこと、レジャー施設や商業施設なども充実した栃木県宇都宮市は、子育て世代の方はもちろん、幅広い世代の方にベストマッチな移住先の1つといえるかもしれませんね。
住みよさランキング全国3位・共働き子育てしやすい街全国2位の移住先
栃木県宇都宮市は、住みよさランキング全国3位・共働き子育てしやすい街全国2位という結果から、暮らしやすさに定評があることも移住の魅力・メリットといえます。
まず、東洋経済新報社の「住みよさランキング」2023年版で、人口50万人以上の都市において、全国27市中3位にえらばれました。1位の名古屋市・2位の大阪市という大都市に次ぐ3位という結果は、移住先えらびにおいて大きな指標となりそうです。
栃木県宇都宮市は、東京へのアクセスはもちろん市内における交通インフラも整っており、高いデザイン性と乗り心地が両立した、全国初の全線新設LRT（次世代型路面電車システム）が全国的に注目されています。また、「餃子のまち」や「ジャズのまち」として独自の文化・イベントも盛んで、街全体が活気に満ちあふれていることも特徴です。さらに、商業施設・病院・学校・自然環境などの充実はもちろん、大都会と比較して家賃相場が低いことから生活コストも大幅に下げられます。さまざまな角度から総合的に見て、栃木県宇都宮市の暮らしやすさは全国でもトップクラスといえるのです。
そして、日経xwoman（クロスウーマン）が毎年実施する「共働き子育てしやすい街ランキング2023」においては、全国総合2位に輝きました。1位は千葉県松戸市に譲ったものの、わずか1点差の2位という結果は、子育て世代の方にとって移住への強力な後押しとなるでしょう。
待機児童の問題がささやかれる昨今、認可保育所の定員数が他の自治体よりも多く、認可外保育施設の枠にも余裕があることが評価され、学童保育においては小学校3年生までの希望者全員が利用できます。共働き子育て世代の方にとって安心して子どもを預けられる環境が整っており、さらには、18歳（高校3年生）までの保険医療費の自己負担分が無償となる、「こども医療費助成制度」があることも見逃せません。
栃木県宇都宮市は、「住みよさランキング」や「共働き子育てしやすい街ランキング」において全国でも上位であることは、関東近郊の移住先を検討するうえで、ぜひ知っておきたい魅力・メリットといえるでしょう。
栃木県宇都宮市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
それでは、栃木県宇都宮市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します！移住支援金だけでなく、東京圏への新幹線通勤・通学に対する補助金も要チェックです。移住の際はぜひ活用しましょう。
東京圏からの移住者に最大100万円以上！「宇都宮市移住支援金」
東京23区内在住者または、東京圏（東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県）に在住し、東京23区内へ通勤している方が、栃木県宇都宮市での就労・起業・テレワークなどの要件を満たすことで、最大100万円以上を支給してもらえる移住支援事業です。
かなりお得な支援金ではあるものの要件等がやや複雑なため、詳細は下記のリンク先を参照してください。東京圏から移住を検討し、要件に該当する方は必ず申請しましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 2人以上の世帯 100万円
※18歳未満の世帯員を帯同する移住の場合、子ども1人につき100万円を加算。
参考：宇都宮市移住支援金
東京圏への新幹線通勤・通学へ補助金！「宇都宮市東京圏通勤・通学支援補助金」
東京圏へ新幹線を利用して通勤・通学する方に対し、新幹線定期購入券の自己負担金の一部を補助してもらえる補助金事業です。補助期間の終了後3年間、栃木県宇都宮市へ定住することなどが要件として定められているものの、非常にお得な制度であるため、該当する方は詳細を下記のリンクからチェックしておきましょう。
【補助金の額】
新幹線定期券購入に係る自己負担額の3分の1で、上限を月1万円の範囲で補助。
参考：宇都宮市なら東京圏に新幹線で通えます！ゆとりある通勤・通学しませんか？
若年夫婦や子育て世帯などに最大12万円以上！「若年夫婦、子育て世帯及び新卒採用者等家賃補助金」
栃木県宇都宮市外から移住してきた若者夫婦（夫婦いずれも満40歳未満）や子育て世帯などの方が、市が定める居住誘導区域にある民間住宅に居住した際に、家賃の一部を補助する補助金制度です。
上限を12万円とし、子ども1人につき1万円など複数の加算額があるなど、かなり優遇された補助金制度といえます。ただし、毎月の補助ではなく、一度きりの補助金であることに注意が必要です。対象区域や加算額およびその他の詳細は、下記のリンク先をご確認ください。
【補助金の額（一部抜粋）】
- 基本額
補助住宅への入居 4万円 - 加算額
高次都市機能誘導区域への入居 2万円
東京圏からの転入 2万円
新婚夫婦 1万円
高校3年生相当までの子の同居 1人につき1万円
参考：令和6年度 宇都宮市若年夫婦、子育て世帯及び新卒採用者等家賃補助金
栃木県宇都宮市移住でおすすめのエリア3選
それでは、栃木県宇都宮市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！便利な都市生活はもちろん、自然豊かな田舎暮らしも可能です。叶えたいライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてください！
複数路線利用でき便利な施設が集まる中心市街地「二荒山神社」周辺エリア
最初のおすすめエリアは、複数路線が利用できる便利な中心市街地「二荒山神社」周辺エリアです！
栃木県宇都宮市の中心市街地は、新幹線が停まるJR「宇都宮駅」と、東武宇都宮線「東武宇都宮駅」の間に広がっており、両駅の真ん中には荘厳な「宇都宮二荒山神社」が構えられています。この二荒山神社を中心とした一帯のエリアこそ、中心市街地として市内でもっとも栄えていることから、便利な都市生活を実現させたい方にぜひおすすめです。
市役所や栃木県庁などの官公庁をはじめ、JR宇都宮駅直結の「トナリエ宇都宮」や東武宇都宮駅直結の「東武宇都宮百貨店」、総合病院「宇都宮記念病院」など、生活に必要な施設はすべてそろっているといってもいいほど充実しています。カフェやレストラン・雑貨店などが軒を連ねる北関東随一の繁華街「オリオン通り」では、「餃子のまち」栃木県宇都宮市名物の餃子の食べ歩きも魅力です。また、近年は「ジャズのまち」としても注目されていることから、生演奏を楽しめるジャズ・バーも多く、大人から子どもまで飽きることのない楽しい日常生活が送れるでしょう。
中心市街地である二荒山神社を中心としたエリアには都会的な景観が広がりつつも、自然豊かな「八幡山公園」や「栃木県中央公園」、「宇都宮城址公園」といった公園も多く、落ち着ける場所が身近にあることも魅力です。
各種施設が充実した中心市街地である二荒山神社周辺エリアは、栃木県宇都宮市移住で、まず検討していただきたいおすすめエリアといえるでしょう。
大学や大型商業施設がある人気の住宅街「陽東3丁目駅」周辺エリア
つづいて紹介するおすすめエリアは、大学や大型商業施設がある人気の住宅街・宇都宮芳賀ライトレール線「陽東3丁目駅」周辺エリアです！
陽東3丁目駅は、全国初となる全線新設LRT（次世代型路面電車システム）の駅として2023年に開業され、駅周辺のエリアは現在人気が急上昇しています。JR宇都宮駅にほど近い宇都宮駅東口駅までを約10分で結ぶため、中心市街地へのアクセスはもちろん、新幹線に乗換えて東京都心部へのアクセスにも便利です。駅前には落ち着きのある住宅街が広がっており、中心市街地のにぎやかさが少し苦手な方にとって、暮らしやすさを感じられる環境といえるでしょう。
陽東3丁目駅周辺エリアのおすすめポイントは、なんといっても、映画館がある大型ショッピングモール「ベルモール」と、国立「宇都宮大学」の2つが非常に近いという点です。
ベルモールは、大型ショッピングモールとして日常・休日の買い物や遊びはもちろん、アルパカと触れ合える「アルパカ広場」があるなど、そのユニークさが人気を博しています。また、ベルモール以外の商業施設も充実し、小中高校に加え国立「宇都宮大学・陽東キャンパス」もあることから、子育て世代の方にとって最高の教育環境といえるかもしれません。
全国初となる全線新設の目新しいLRTを利用でき、大型ショッピングモールと国立大学のある陽東3丁目駅周辺エリアも、栃木県宇都宮市移住でぜひ検討していただきたいエリアの1つとしておすすめです。
住宅街と田園風景のコントラストが魅力「雀宮駅」周辺エリア
3つめのおすすめエリアは、市域南部にある住宅街と田園風景のコントラストが魅力の、JR東北本線「雀宮駅」周辺エリアです！
雀宮駅は、駅西側に一戸建て中心の閑静な住宅街、東側に広大な田園風景が広がっており、静かな暮らしがしたい方にピッタリのエリアといえます。駅西側の住宅街には、幼稚園・小中学校・スーパーやコンビニなど一通りそろっており、日常生活や子育てに不便さを感じることはなさそうです。
田舎暮らしを体験したい方であれば、駅東側の田園風景広がるエリアがおすすめで、田畑に囲まれたのどかな日常生活が送れます。また、東側エリアには田園風景だけでなく、県内最大級の超大型ショッピングモール「FKD ショッピングモール 宇都宮インターパーク」があるため、休日の買い物に便利なことは特筆すべき魅力といえるでしょう。さらに、北関東自動車道・宇都宮上三川ICもあり、高速道路を利用しやすいことも特徴です。
駅の西と東において雰囲気がまったく異なる雀宮駅周辺エリアでは、住宅街と田園風景の2つの異なるライフスタイルをえらべます。中心市街地からはなれて静かな暮らしがしたい方は、ぜひ雀宮駅周辺エリアを検討してみてはいかがでしょうか？
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栃木県宇都宮市の魅力を知って移住を検討しよう
栃木県宇都宮市は、「餃子のまち」として知られる全国区の知名度がある街です。しかし、「餃子」だけでなく、人口約51万人の中核都市として発展しながら、すぐ近くで自然にもふれあえることや、東京駅へ最速49分という利便性など多岐にわたる魅力にあふれています。「住みよさランキング」をはじめとする各種ランキングでも上位にえらばれることが多く、たくさんの方にその暮らしやすさを知っていただきたい、素敵な移住先といえるのです。
栃木県宇都宮市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2024年5月執筆時のものです。
