大分県国東市(くにさきし)は、人口約2.4万人、国東半島の東側に位置し、海と山の豊かな自然を身近に感じながら暮らせる移住先です。市街地で日常生活を送りつつ、休日には海辺の散歩やサイクリング、山間部での自然散策などを楽しめる環境が整っています。また、市内には大分空港があり、羽田空港まで約90分と東京へのアクセスも良好です。さらに、市の最北部に位置する国見町(くにみまち)を中心に多くの芸術家や工芸家が移住し、暮らしのなかにアートが溶け込んでいることも国東市ならではの魅力といえるでしょう。
今回は、大分県国東市移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる各種移住支援、おすすめエリアを紹介します!
自然豊かな地方暮らしと都市圏へのアクセス、個性あふれる芸術文化を楽しみたい方は、ぜひ一度、大分県国東市への移住を検討してみてください!
大分県国東市の魅力/メリット3選
まずは、大分県国東市の魅力・メリットを3つ紹介します!海と山の豊かな自然や、大分空港による交通利便性、暮らしに身近な芸術文化など、国東市ならではの魅力をぜひチェックしてみてください!
海・山の自然が近接し市街地で暮らしながら自然を満喫できる
国東市は、海と山の自然が身近にあり、市街地で暮らしながら気軽に自然を楽しめることが大きな魅力です。国東半島の東側に位置し、北は周防灘(すおうなだ)、東は伊予灘に面する一方、内陸部には両子山(ふたごさん・720.6m)などを中心とした山々や里山が広がっています。市域の一部は瀬戸内海国立公園や国東半島県立自然公園にも指定されており、豊かな自然を日常のすぐそばに感じられる環境です。
自然を楽しむ選択肢も幅広く、海岸沿いでは潮風を感じながらサイクリングを楽しめます。国東町の中心部である鶴川(つるがわ)・田深(たぶか)周辺には飲食店などが集まり、海沿いにはサイクリングロードも整備されているため、市街地で生活しながら海辺へ出かけやすいことも特徴です。
休日には海辺を散歩したり、自転車で海岸線を走ったり、山間部へ足を延ばして自然散策を楽しんだりと、過ごし方はさまざまです。日常の利便性と豊かな自然の両方を大切にしたい方にとって、国東市は魅力的な移住先といえるでしょう。
大分空港が市内にあり羽田まで約90分の「東京に近い九州の田舎」
国東市には、大分県の空の玄関口である「大分空港」があり、東京とのアクセスにすぐれていることも大きな魅力です。大分空港から羽田空港までの所要時間は約1時間30分と、国東市で暮らしながらも首都圏と行き来しやすい環境といえるでしょう。1日あたり14便運行されていることも驚きですね。
さらに、大分空港から中心市街地にあたる国東市役所までは車で約15~20分程度です。空港そのものが市内にあるため、東京への出張や帰省、旅行などで飛行機を利用する機会が多い方にとって、これ以上ない利便性を感じられるでしょう。テレワークを基本としながら、必要なときだけ東京へ出向くといった暮らし方も検討しやすくなります。
豊かな海や山に囲まれた地方暮らしを楽しみつつ、飛行機を利用すれば東京へ短時間で移動できる国東市は、「自然豊かな場所へ移住したいけれど、首都圏とのつながりも保ちたい」という方にとって、魅力的な環境といえそうですね。
芸術家や工芸家が集い暮らしのなかにアートが溶け込む「芸術の町」
国東市では、市の最北部に位置する国見町(くにみまち)を中心に多くの芸術家や工芸家が移住し、「芸術のまちづくり」が進められています。国見町では20年以上前から作家の移住が続いており、陶芸や染色、写真、竹工芸、木工など、多彩な分野の作家が暮らしながら創作活動をおこなっていることが特徴です。
なかでも、芸術家等定住促進施設「イミテラス」は、ギャラリーやワークショップ、交流の場として利用できるほか、滞在しながら制作活動をおこなう拠点としても整備されました。芸術家の移住を受け入れるだけでなく、地域との交流や定住につなげようとしている点も国東市ならではといえるでしょう。
さらに、アートは国見町だけにとどまらず、市内各地で現代アート作品が点在しています。2025年には豊後高田市と連携した「国東半島芸術文化祭2025」も開催されるなど、芸術文化を地域の魅力として発信する取り組みが現在も続いています。自然や歴史ある集落の風景に芸術が溶け込む国東市なら、日々の暮らしのなかで創作やアートを身近に感じる、感性豊かな移住生活を楽しめるでしょう。
大分県国東市のデメリット3選
続いて、大分県国東市へ移住する前に知っておきたいデメリットを3つ紹介します!交通や買い物、医療環境など、暮らす地域によって感じやすい不便さも確認し、移住後の生活を具体的にイメージしておきましょう!
市内に鉄道駅がなく移動には車が必須の生活環境
国東市内には鉄道駅がなく、鉄道を利用する場合はJR杵築駅(きつきえき)やJR宇佐駅(うさえき)まで移動する必要があります。市の中心市街地から杵築駅までは車で約40分、宇佐駅へは約1時間ほどかかり、日常生活に車は必須の環境です。
移住を検討する際は、車の購入費や維持費もあらかじめ家計に組み込み、住む予定の地域から職場や病院、買い物先までの移動ルートを確認しておきましょう。
商業施設が市役所周辺を含む国東地域などに集中し地域によって利便性に差がある
国東市では、スーパーなどの商業施設が市役所のある国東地域に比較的集まっており、住む場所によって買い物の利便性に差があります。一方、大分空港周辺や各地域の中心部にも一定の生活サービス機能はあるものの、中山間部や中心部から離れた集落ではある程度車を走らせる必要があるため、この点はデメリットといえそうです。
自然環境を優先するほど買い物先までの距離が長くなることが多く、物件を決める前にスーパーやドラッグストア、病院などまで実際に移動し、日常生活の動線を確認しておきましょう。
一部地域では医療従事者が不足しており医療体制の維持に課題がある
国東市では、市内でもとくに国見地域で医師や看護師などの医療従事者不足が深刻な課題となっています。実際に国東市は、医療従事者の確保を目的とした移住支援制度を設け、国見地域の医療機関に勤務する場合には加算措置を設けています。
国見町には国見病院をはじめ複数の医療機関があるため、地域で診療を受けること自体は可能です。一方、専門的な診療や救急時には、居住場所によって市内の別地域へ移動するケースも考えられます。
持病がある方や高齢者、子育て世帯などは、移住前に利用したい診療科や医療機関までの距離、救急時の移動方法を確認しておくと安心でしょう。
大分県国東市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、大分県国東市への移住で利用できる補助金・支援金、サービスを3つ紹介します!移住時の経済的な負担を抑えられる制度もあるため、対象条件を確認しながら活用できる支援をチェックしていきましょう!
県外からの移住者を対象に最大100万円を給付!「移住支援金」
大分県外から国東市へ移住し、就職・テレワーク・関係人口・起業などの要件を満たすことで、最大100万円を給付してくれる大規模な移住支援事業です。
かなりお得な支援ではあるものの、申請年度の4月1日時点で39歳以下、または18歳未満の世帯員を帯同する世帯であることなど、いくつかの要件があります。詳細は下記のリンク先を参照してください。大分県外から国東市へ移住を検討している方は、ぜひチェックしておきましょう。
【支援金の額】
- 単身世帯 60万円
- 複数世帯 100万円
参考:移住支援金
県外からの移住世帯に20万円+各種加算が充実!「移住応援給付金」
県外から国東市へ移住した世帯に20万円を給付してくれる移住支援事業です。さらに、Uターンや若年者・子育て世帯などを対象とした各種加算が充実していることも、大きな特徴といえるでしょう。
【県外転入世帯の給付額・加算】
- 基本給付額 20万円
- Uターン加算 10万円
- 若年者加算 10万円
- 子育て加算 子ども1人につき10万円
- 職種加算 10万円
一部、若年者加算と子育て加算は併用できないことに加え、いくつかの要件があります。詳細は下記のリンク先を参照してください。県外から国東市へ移住する方は、ぜひ活用しましょう。
参考:移住応援給付金
ペーパードライバー講習費を助成!「国東市移住者ペーパードライバー卒業応援事業」
車の運転に不安のある移住者を対象に、ペーパードライバー講習費を助成してくれる支援事業です。1回5,260円を上限に最大2回まで利用でき、合計10,520円まで助成してもらえます。
市内に鉄道駅がなく、日常生活で車を利用する機会が多い国東市において、長い間運転していなかった方にはかなり心強い支援といえるでしょう。
ただし、講習を受ける前に申請が必要で、転入日から3か月以内に受講しなければなりません。該当する方は、移住後できるだけ早めに申し込みをしておきましょう。
大分県国東市移住でおすすめのエリア3選
それでは、大分県国東市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!買い物や交通の利便性、自然環境、芸術文化など、それぞれの特徴を比較しながら、あなたの理想の暮らしに合うエリアを見つけていきましょう!
市役所があり買い物施設が充実した中心市街地「国東町」周辺エリア
国東市で生活利便性を重視したい方におすすめなのが、市役所のある「国東町(くにさきまち)」周辺エリアです。とくに鶴川(つるがわ)・田深(たぶか)周辺は市の中心部を形成しており、スーパーやドラッグストアなどの商業施設が比較的集まっています。市役所での各種手続きもしやすく、日常生活の用事をまとめやすいことが大きな魅力です。
また、「アストくにさき」には図書館などの公共施設があり、国東町内にはこども園から小学校・中学校・高校まで教育施設がそろっています。病院やクリニックも複数あるため、子育て世帯や日常的な通院が必要な方にとっても、移住先の候補にしやすいでしょう。
さらに、中心市街地から海が非常に近く、海岸沿いにはサイクリングロードもあります。便利な市街地で暮らしながら国東市らしい自然も身近に楽しみたい方は、まず国東町周辺から住まいを探してみましょう。
大分空港に近く日常生活も便利「安岐町」周辺エリア
大分空港へのアクセスを重視する方におすすめなのが、国東市南部に位置する「安岐町(あきまち)」周辺エリアです。大分空港が近いため、東京や大阪など遠方へ出張・帰省する機会が多い方にとって、かなり便利な立地といえるでしょう。エリアには保育所やこども園・小中学校に加え、二次救急を担う「国東市民病院」もあるため、子育てや医療環境を重視する方にも検討しやすそうです。
休日には、約3,000本の桜で知られる「安岐ダムいこいの広場」や、山間部にある「梅園の里」へ出かけるのもおすすめです。梅園の里には天文台「天球館」もあり、星空観察など国東市らしい自然を身近に楽しめます。
空港アクセスや医療・子育て環境だけでなく、自然のなかで家族の休日も楽しみたい方は、ぜひ安岐町周辺を検討してみてはいかがでしょうか?
芸術家が多数移住する“芸術の町”「国見町」周辺エリア
芸術やものづくりを身近に感じながら暮らしたい方におすすめなのが、国東市最北部に位置する「国見町(くにみまち)」周辺エリアです。国見町には20年以上前から芸術家や工芸家の移住が続いており、陶芸や染色・木工など多彩な分野の作家が創作活動をおこなっています。伊美(いみ)地区には、芸術家等定住促進施設「イミテラス」もあり、まさに“芸術の町”と呼ぶにふさわしい地域といえるでしょう。
また、伊美地区は国見総合支所を中心とした地域拠点でもあり、商店や医療機関など一定の生活機能が集まり、こども園から小中学校までそろっているため、子育て世帯でも安心の環境といえます。
さらに、海辺には「くにみ海浜公園」や「道の駅くにみ」があり、夏にはSUPやシーカヤックなどのマリンスポーツ、キャンプも楽しめます。海・里山の自然とアートが溶け合う環境で、創作活動や地域との交流を楽しみながら、ゆったりとした田舎暮らしを実現したい方にぜひおすすめです。
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大分県国東市の魅力を知って移住を検討しよう
大分県国東市は、海と山の豊かな自然、大分空港による東京へのアクセス、暮らしに根付く芸術文化を身近に感じられる移住先です。移住支援も充実しているため、大注目の移住先といえそうですね。
大分県国東市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう!
※内容は2026年9月執筆時のものです。



