移住コラム

新築の家にウッドデッキを設置したい!メリット・デメリットや費用について解説

マイホーム費用を抑えたい子育て世代にとって、土地が安い地方への移住は魅力的です。移住のメリットは都会に比べてローコストで自分の希望を叶えた家を建てられることです。

移住で新築する場合、ウッドデッキを設置してバーベキューやパーティー、プールや花火などの夢を描いている方も多いでしょう。

そこで、この記事では移住先の新築でウッドデッキを設置するか検討している方に、ウッドデッキのメリット・デメリット費用について詳しく解説していきます。

ウッドデッキとは

ウッドデッキとは、家の周りや庭に面したところに地面より高く設置する木造のテラスです。洗濯物を干す空間や、広い面積をとればバーベキューやパーティーなども楽しめます。天然木材から合成木材など好みや用途によって素材を選ぶことができます。

ウッドデッキのメリット

ウッドデッキにはいくつかのメリットがあります。メリットを踏まえてどこにどのくらいの広さのウッドデッキを設置するかを決めるとよいでしょう。

広いスペースが確保できる

ウッドデッキを設置することによって広いスペースが確保できます。特にリビングから直接設置することで一体感がでます。リビングから直接庭に出ることもでき、家庭菜園やガーデニングの際にも便利です。

バーベキューやパーティなどができる

敷地に余裕がある場合は、広いウッドデッキを設置することでバーベキューやパーティーなどができます。テーブルセットを設置するとリゾート地のような贅沢な空間が楽しめます。夏はプールで子供たちが水遊びもできます。

洗濯物や布団を広々と干せる

リビングから直接でられるウッドデッキがあると洗濯物や布団を干すことができ、雨が降り出してもすぐに取り込むことができるため安心です。

ウッドデッキのデメリット

ウッドデッキの設置に迷っている方は、まずはデメリットを洗い出してみるのも良いでしょう。デメリット対策にかかるコストについても確認しておくことが大切です。

定期的にメンテナンスが必要

屋外に設置されるので雨風、日光にさらされるため、日焼けによるひび割れや日当たりの悪い場所ならカビ、腐朽などによって劣化します。そのためウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要です。

掃除が必要

ウッドデッキの板と板の間には、ほこりや砂がたまったり、苔が生えてくることもあります。その他にもバーベキューやパーティ後には油汚れやジュースなどの飲み物、食べかすなどでも汚れるため、ほうきやブラシでゴミやほこりを取り除いたら、デッキブラシや高圧洗浄機などで掃除が必要です。

費用がかかる

業者に頼むにしろ、自作するにしろウッドデッキの設置には費用がかかります。設置する広さや木材の素材、デザインなどによって費用は変わりますが、業者に頼む場合は大体30万円〜100万円程度は準備しておくとよいでしょう。

移住先の新築にウッドデッキを設置するタイミング

ウッドデッキは新築の際に設置したり、後付けも可能です。憧れのウッドデッキの設置のタイミングを見てみます。

新築外構と一緒に設置する

マイホームを新築する場合は外構と一緒に設置することもできます。入居とともにウッドデッキが利用でき、建物との調和がとれるデザインにできるなどメリットも多いです。

しかしリビングに面していて、屋根と周囲を覆う壁があるウッドデッキの場合、建物と一体化しているとみなされ固定資産税の対象になることもあったり、自作することはできないので業者に頼むことになり費用がかかります。

新築外構時の設置

メリット デメリット
入居とともに使える 固定資産税の対象になることもある
建物との調和がとれる 希望の業者に頼めないこともある
依頼する時間や手間がかからない

後付けで設置する

後付けの場合は、自作もしくは業者に頼むかを選ぶことができます。しかし、後付けの場合は、入居後すぐにウッドデッキを利用できないことや、自分で業者を選んだり、設置の手配などを行わなければならないという手間があります。

後付けの設置

メリット デメリット
自作することができる 入居とともに活用できない
業者を選ぶことができる 家との調和がとれないこともある
入居後の必要性に応じて設置できる 自分で手配しなければならない

ウッドデッキ設置の際注意すること

ウッドデッキを設置する際にはいくつかの注意点があります。設置に失敗しないためにも注意点を把握することが大切です。

屋根をつける場合は設計時に決めておく

ウッドデッキに屋根を付けるメリットは日よけ雨よけ効果です。屋根があれば、強い日差しや多少の雨を気にすることなく屋外を楽しむことができます。ウッドデッキの用途や設置場所の日当たりなどを考え、屋根が必要かどうかを検討しましょう。

屋根をつける場合は柱をたてる場所を確保しなければならないため設計時に決めておくことが大切です。

設置場所の日当たりや風通しを考える

ウッドデッキをどこに設置するか?これも慎重に検討したいポイントです。とくに日当たり・風通しのよくない場所に設置してしまうと、カビや苔が発生するリスクが高まります

一方で、日当たりのよい場所に屋根なしのデッキを設置したら、はだしで歩けないほど床板が高温になった、日差しが強すぎて長くいられないため結局あまり使わなくなったというケースもあります。思い描く使用目的でウッドデッキを活用できるよう、設置場所の日当たりや風通しを考慮しましょう。

ウッドデッキの下をどうするか検討する

ウッドデッキの下部分も考えなければなりません。大抵のウッドデッキは地面から高さがあるため、日陰で多湿になりやすいデッキ下は雑草や虫、苔やカビ対策を考慮することが大切です。

庭と調和をとる場合は、芝生をひいたり、もしくは砂利にしたり、コンクリートにすることもできます。ウッドデッキの高さを利用して収納スペースとして活用することもおすすめです。設計の段階で業者に頼めば収納も作ることも可能です。

ウッドデッキ下処理方法

内容 コスト
芝生 人工芝/天然芝が選べる
見た目はきれいだが掃除の手間がかかる
高い
コンクリート土間 掃除がしやすく雑草の心配がいない 高い
砂利 デザイン性の高い砂利を選べばおしゃれなウッドデッキができる
雑草が生えてくる
安い
固まる土などを使えば雑草対策にもなる
手入れが楽
安い
防草シート 防草シートの上に砂利を敷く 安い
隙間をなくす 段床をつかって隙間をなくす
掃除や雑草の手間がない
高い

ウッドデッキの面積や素材を考慮する

1階にウッドデッキを設置する場合、屋根を付けると建築面積に含まれることがあったり、面積や素材によってコストも変わってくるのでウッドデッキの面積や素材は十分に考慮する必要があります。特に業者に依頼する場合は面積当たりの単価があるので、比較するとよいでしょう。

ウッドデッキの費用相場

ウッドデッキを設置する場合、自分で行うか業者に依頼するかになります。自分で行う場合は、YKKやLIXIL、三協アルミなどのメーカーからでているウッドデッキの部品を購入することができます。

ウッドデッキを業者に依頼する場合も材料費の他に工事費などがかかります。業者によって費用は違ってきますが、大体約20万円~100万円ほどが相場にです。施工する面積や素材によって価格は変動しますので見積もりは複数取るようにしましょう。

主なウッドデッキメーカーと相場

YKK AP リウッドデッキ200

YKK APのリウッドデッキ200は天然の木材のような見た目や感触をもつ人工木材デッキです。天然木材に比べて、雨や湿気による腐食が起こりにくくお手入れが楽なため人気になります。一般的なCタイプの費用をみてみましょう。

Cタイプ 高さ 170

1間(1851) 1.5間(2651)
3尺(920) 90,700円 121,700円
4尺(1220) 118,100円 163,900円
5尺(1520) 134,400円 186,200円
6尺(1820) 156,400円 215,500円

参考:リウッドデッキ200

LIXIL

キッチンやバス・トイレなども人気のLIXILは、ウッドデッキメーカーとして定評があります。LIXILには多数のラインナップがあるため自分の好きな素材を選ぶことができます。

ラインナップ 1.5尺(2726)×3寸(928)
デッキDC 155,960円~
デッキDS 154,760円~
樹ら楽ステージ 木彫 134,960円~
樹ら楽ステージ 123,760円~
レストステージ 109,300円~
タイルデッキ 178,900円~

参考:デッキDC

このようにメーカーや選ぶラインナップ、広さによって費用は変わってきますが、業者に頼む場合は上記の素材費+工事費用になります。1番小さいサイズでも10万円以上はかかることを心に留めておくと良いでしょう。

ウッドデッキの費用を抑える方法

ウッドデッキ以外にもお金がかかるためなるべく費用を抑える方法を解説します。

自分(DIY)で作る

自分で作る場合は、ホームセンターなどでできるだけ安い木材や材料を購入することができます。安い木材を選べば1本1,000円前後で購入することもできます。

ただし、ウッドデッキを作るには木材や基礎石、ビスや工具が必要になるため結果的に時間と手間を考えると業者に頼むほうがコスパがよい場合もあるため注意が必要です。

代替品を設置する

ウッドデッキを置く費用や場所がないという方には代替え品がおすすめです。代替品として人気なのが「縁台」です。縁台とは屋外に置く背もたれのない椅子のことで、洗濯物を干したりバーべーキューなどはできませんが、一人でゆっくり腰かけることができるのでティータイムや読書、日光浴などが楽しめます。

注意点を踏まえて憧れのウッドデッキを手に入れよう

ウッドデッキは、オシャレで多様な用途があるため移住先で安く新築する際には設置したいと思う人も多いでしょう。ただ、土地の日当たりや面積によっては設置するメリットよりもデメリットの方が多くなってしまうこともあります。安易に設置して後悔することのないように、まずは必要性をじっくり検討してみましょう

その上で自分のライフスタイルや予算を踏まえて業者に頼むのか、自作をするのかを検討することが大切です。これらを踏まえて憧れのウッドデッキを手に入れましょう。

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