移住コラム

【超必見】医療機関が充実した移住先5選!「都会にも負けない手厚い医療が受けられる田舎」という新たな選択肢

何かと忙しい都会での暮らしを離れ自然豊かな地方へ移住したいけど、田舎は病院をはじめとする医療機関が発達しておらず、それがネックとなる方は少なからずいるものです。とくに、小さな子どもを抱える家庭や健康に不安がある方にとって、大きな問題といえるでしょう。

そこで今回は、地方であっても、都会に負けないくらい医療機関が充実した移住先を大特集し、そのメリットや移住先選びのポイントを解説します!

万が一の際にも、手厚い医療が受けられるこれらの移住先を知って、安心の移住生活をスタートしましょう!

医療機関が充実した地方へ移住するメリット3選

ドアを開けた救急車の様子
まずは、医療機関が充実した地方へ移住するメリットを3つ解説します!慣れない土地だからこそ、万が一の際の医療環境の充実はかなり重要です。ぜひご覧ください!

自然が充実した田舎でありながら万が一の際も安心

自然が充実した田舎であっても、医療機関が整っている場所を選ぶことで万が一の際も安心できます。現代では高度な治療を田舎の総合病院でも受けることができ、119番通報を受けてから救急病院への搬送時間においては、都市部より早いケースも見受けられるくらいです。

そのため、とくに小さな子どもを抱える家庭や健康に少しでも不安がある方などは、何よりも医療機関の充実度を優先し、安心できる移住先を検討しましょう。

人口が少ないため在宅医療・介護と連携しやすい

地方は人口が少ないため、東京などの都市部と比較して在宅医療や介護との連携がスムーズであることは、意外ともいえるメリットかもしれません。

例えば、訪問診療をおこなう医師や看護師、介護であればケアマネジャーやヘルパーなどが学校区といったエリア単位でチームを組んでいる自治体があり、よりきめ細やかな連携が可能です。もちろん、全ての地方がそうというわけではありませんが、医療機関が充実している移住先であれば、より手厚い在宅医療や介護を受けられるでしょう。

都会より地域連携が進み情報共有がスムーズ

都会より医療における地域連携が進み、病院間の情報共有がスムーズであることも、医療機関が充実した移住先ならではのメリットです。

人口密度が低い地方では必然的に医療圏が広域となり、自治体をまたいだ連携が求められます。これらは「広域医療ネットワーク」としてエリア内の病院が互いを補完しあい、定期的な協議により連携が日常化しているため、複数の病院でちがう治療を受ける際でも、情報を電子カルテによって一括管理・共有できることが強みです。

都市部の病院では、競争原理が働くなどして情報が縦割りになりやすいため、地方ならではのメリットといえるでしょう。

医療機関が充実した移住先選びのポイント5選

在宅医療の様子
続いて、医療機関が充実した移住先選びのポイントも5つ解説します!下記の要件が満たされていれば、緊急時でも安心して医療を受けることができるでしょう。

最寄りの総合・救急病院までの距離・アクセス手段

基本的なこととして、移住先における住まいの予定地から、最寄りの総合・救急病院までの距離やアクセス時間および手段をチェックしておく必要があります。

もちろん近いに越したことはないのですが、車で何分かかるといった以外に、万が一の際に車の運転が困難な状況も考えられるため、自宅の最寄りにタクシー会社があるかどうかもあわせて調べておきましょう。

人口あたり医師数や病床数などをチェック

医療機関が充実した移住先をリサーチする際、人口あたりの医師数や入院可能な病床数などをチェックしておくことは重要です。

日本医師会の以下のHPより、全国の自治体または医療圏ごとの、人口あたり医師数や病院数・病床数といったデータを参照できるため、ぜひ活用してみてください。

参考:【日本医師会】地域医療情報システム

家庭(在宅)医療や介護に対する手厚さ

医療機関の充実度とは別に、家庭(在宅)医療や介護に対する手厚さも移住先選びのポイントとなります。

これらは主に各自治体の公式HPに詳細が記載されているため、HPを参照するか役所の福祉課に問い合わせてみるのがよいでしょう。

子ども医療費助成の有無や年齢要件

子育て世帯の方であれば、子ども医療費助成の有無と助成対象となる年齢要件もチェックしておくことをおすすめします。子ども医療費助成とは、保険診療における各種医療費の窓口負担を軽減してくれる助成金です。

自治体によって内容にバラツキがあり、対象が0歳~18歳(高校卒業まで)であり、かつ、通院・入院・調剤薬局・コルセットなどの医療装具における費用(窓口負担)がゼロ円であれば、充実しているといえるでしょう。こちらも自治体HPを見るか、「〇〇市 子ども医療費」で検索すると簡単に調べられます。

自治体をまたいだ広域医療ネットワークの有無

自治体をまたいだ広域医療ネットワークの有無も重要なチェックポイントです。移住先に施設の充実した総合病院がない場合であっても、広域医療ネットワークが機能していれば近隣自治体の医療インフラを利用でき、スムーズかつ安心の医療が受けられます。

広域医療ネットワークの有無と内容の充実度は、とくに人口が少ない地方において暮らしの支えとなる大切なものです。ぜひこちらもチェックしておきましょう。

移住Style厳選!医療機関が充実したおすすめ移住先5選

菊川市の町並みの様子
それでは、医療機関が充実したおすすめ移住先を5つ紹介します!自然豊かな田舎から県庁所在地まで、幅広くラインナップしました!気になる移住先があれば、ぜひリンク先をチェックしてみましょう!

【埼玉県毛呂山町】人口あたり医師数県内ダントツ1位!

埼玉県毛呂山町(もろやままち)は、県南西部に位置する山と川の自然豊かな移住先です。美しい自然景観が広がる町でありながら、人口あたりの医師数が全国平均の5倍、埼玉県内でもダントツ1位という充実の医療環境が整っています。

町内には「埼玉医科大学病院」を核とした医療体制が整備され、医師数だけでなく入院可能な人口あたり病床数も全国平均の5倍であるため、入院できるベッドがない「空き待ち」のリスクが限りなく低いことも強みです。埼玉県内における、豊かな自然とともに医療環境が充実した移住先として、ぜひ毛呂山町を検討してみてください。

参考:

毛呂山町
【埼玉県】毛呂山町へ移住して山と川を遊び尽くそう!都心へ約1時間&人口あたり医師数県内ダントツ1位の医療環境も必見埼玉県毛呂山町は、県の南西部に位置する人口約3.5万人の山と川の自然豊かな移住先です。町の西側を黒山自然公園に指定された秩父山地、北東部...

【静岡県菊川市】家庭医療と広域医療ネットワークで安心!

静岡県菊川市(きくがわし)は、静岡県ならではの穏やかな気候と、鮮やかな緑の茶畑が広がる丘陵地の景色が癒やしを感じさせてくれる移住先です。西に隣接する掛川市の中東遠(ちゅうとうえん)総合医療センターを基幹とした「中東遠医療圏」に属しており、広域医療ネットワークを主体とした万全の医療環境といえるでしょう。菊川市の中心市街地から中東遠総合医療センターへは車で20分ほどのため、距離的にも近く不便さを感じることはなさそうです。

また、地域の医療機関同士で診療情報を共有できる「ふじのくにねっと」によって、病院間の連携が非常にスムーズにおこなわれ、無駄を省いた効率的な医療が受けられます。さらに菊川市では家庭医療にも力を入れており、「菊川市家庭医療センター(あかっちクリニック)」を中心に、手厚い訪問診療が実施されていることも大きな強みといえるでしょう。

広域医療ネットワークと家庭診療が充実した静岡県菊川市も、安心の医療環境を重視したい方にぜひおすすめです。

参考:

静岡県
【静岡県】美しい緑の茶畑広がる菊川市は穏やかな移住生活に最適!充実した子育て支援も魅力静岡県菊川市は、静岡県ならではの美しい茶畑が広がる丘陵地や、生活に必要な施設が一手に集まる利便性の高いエリア、田園風景が広がるのどかなエ...

【群馬県前橋市】高度医療も可能な全国屈指の医療環境!

群馬県前橋市(まえばしし)は、県庁所在地として都市の利便性を享受できるとともに、日本百名山・赤城山をはじめ自然も豊かな移住先です。前橋市は人口あたりの医師数が全国平均を大きく上回り、かつ、クリニックなどの一般診療所の数も多いため、市内のどこに住んでも医療機関へのアクセスに便利であることが魅力といえます。

また、「群馬大学医学部附属病院」では重粒子線といった高度医療が受けられることや、24時間体制で特殊疾患にも対応できる「前橋赤十字病院」の高度救急救命センターなど、その充実度は全国屈指です。救急搬送に力を入れており,119番通報から病院収容までの時間が31.3分と,全国平均の39.5分を下回っていることも大きな安心材料といえるでしょう。

県庁所在地での便利な暮らしが可能な群馬県前橋市は、医療環境も充実した移住先としてぜひ検討してみてください。

参考:

前橋市
【群馬県】前橋市へ移住!発展した市街地と自然豊かな日本百名山・赤城山が魅力!日本屈指の医療環境にも大注目!群馬県前橋市は、県中南部に位置する人口約32万人の移住先です。群馬県の県都であり、かつ中核市として市街地が大いに発展し、便利な都市生活を...

【愛媛県東温市】人口あたり医師数が全国3位!

愛媛県東温市(とうおんし)は、県庁所在地である松山市の東に隣接した、山と川・田園風景が美しいのどかな移住先です。松山市のベッドタウンとしても人気があり、多くの方が松山市へ通勤・通学しています。東温市は、なんといっても人口あたり医師数が全国3位という医療環境が魅力で、暮らしのなかで病院に困るということはなさそうです。また、1位と2位はともに東京都区部(千代田区・文京区)であるため、実質的には地方自治体として日本一といえるかもしれません。

東温市には、「愛媛大学医学部附属病院」「国立病院機構愛媛医療センター」「愛媛十全医療学院附属病院」といった総合病院があり、クリニックも数多く存在します。さらに、松山市側ではあるものの、東温市と松山市の市境には「国立病院機構四国がんセンター」まであり、とにかく近隣に大小あわせ病院が多いという印象です。

四国への移住において万全の医療体制を重視したいという方は、愛媛県東温市がおすすめといえるでしょう。

参考:

東温市
【愛媛県】東温市へ移住!人口1万人あたり医師数全国3位!松山市のベッドタウンで豊かな自然と利便性が魅力!愛媛県東温市は、「都市近郊田園都市」として県庁所在地である松山市の東隣にある、山と川、田園風景が美しい移住先です。人口約3万人の市域には...

【島根県出雲市】神話の国は医療環境も充実!

島根県出雲市(いずもし)は、出雲大社で有名な「神話の国」であり、日本の古代史や伝承などを数多く体験できる移住先です。日本で3番目に大きな汽水湖「宍道湖(しんじこ)」といった自然も充実し、山陰地方で3番目に人口が多い都市として、市街地もある程度発展しています。

出雲市には、「島根県立中央病院」や「島根大学医学部附属病院」などといった、山陰地方有数の高度医療機関が集積した医療環境が魅力です。人口あたり医師数や診療所数などは全国平均を上回り、出雲大社がある街として知名度は高いものの、医療機関も充実していることは意外といえるのではないでしょうか?さらに、医療機関と並行して大学等の教育機関も充実しているため、子育て世帯の方にもおすすめです。

歴史ある神話の国・島根県出雲市は、山陰地方有数の医療機関を有し、自然・市街地・教育などバランスのよさも感じられる、素敵な移住先といえそうですね。

参考:

【島根県】「神話の国」出雲市へ移住!出雲大社を筆頭に見どころが充実し医療・教育・買い物など暮らしやすさも抜群!島根県出雲市は、全国的な知名度のある「出雲大社」で有名な人口約14.7万人の移住先です。数多くの観光名所を有する街であり、「神話の国」と...

移住の相談窓口「スタイルチャット」に相談する

スマホを持ってソファに座る家族の様子

移住に少し興味があるけれど何から始めればいいかわからない方や、自分の理想が叶えられる移住先を知りたい方などは、LINEの無料移住相談窓口「スタイルチャット」を使ってみましょう!

大人気の「移住診断」では、ライフスタイルや移住に関する質問に答えるだけで、移住Styleが全国各地から厳選した、あなたにピッタリの移住先をご提案いたします!まだあなたが知らない、最高の移住先の再発見となるかもしれません。まずは「移住診断」がおすすめです!

移住に関する疑問・質問・相談等は、「移住アドバイザー相談」で移住のプロに相談してみてはいかがでしょうか?どのような相談にも対応でき、まだ何も決まっていない段階でも問題ありません。少しでも気になることがあれば、ぜひ気軽にご相談ください!

その他にも、「移住お役立ち情報」や、最新の移住トレンド・全国各地のおすすめ移住先の魅力を紹介する「移住BLOG」など、役立つコンテンツが盛りだくさんです。移住への理解を深め、あなたの夢を最短距離で実現できる無料の移住相談窓口「スタイルチャット」、ぜひ活用しましょう!

参考:何でも聞ける、移住の相談窓口「スタイルチャット」

医療機関が充実した町へ移住して安心の暮らしを実現しよう

白衣を着た医療従事者の女性(看護師)の様子

都会と比較して医療機関が発達していない地方での暮らしは、万が一の際に不安を感じるという方は多くいるものです。日々を安心して暮らしていくために、地方であっても手厚い医療が受けられる環境は、誰にとっても重要といえるでしょう。

今回は、都会にも負けないくらい医療機関が充実した移住先を特集し、移住先選びのポイントなどを解説しました。ぜひあなたも、医療機関が充実した町へ移住して、安心の暮らしを実現しましょう!

※内容は2025年6月執筆時のものです。

移住に迷ったらまずはこれ!
LINEでかんたん移住診断。 何でも聞ける、移住の相談窓口 “スタイルチャット”を覗いてみる
インタビューバナーインタビューバナー
ABOUT ME
移住スタイル編集部
移住スタイル編集メンバーが更新します。移住をこれから検討する方のために、移住に関する、最新情報やノウハウをわかりやすく紹介します!
関連記事
移住に迷ったらまずはこれ!
LINEでかんたん移住診断。