地方移住を検討する際、多くの方が春から秋にかけて「お試し移住」をおこないます。ただ、季節的に過ごしやすくいろいろと活動しやすいものの、実際に移住後の暮らしの満足度を大きく左右するのは、「その土地の冬の厳しさを知っているかどうか?」に他なりません。
寒さや雪、光熱費、移動手段など、冬は地方暮らしの厳しさがもっともあらわれる季節だからです。その地域の“冬のリアル”を知らずに移住してしまうと、移住後に「失敗した!」と感じる可能性が高くなります。だからこそ、あえて寒い冬にお試し移住する必要があるのです。
今回は、寒い冬にお試し移住するメリット・デメリット、冬のお試し移住がとくにおすすめな移住先を紹介します!
気になる移住先の冬の様子を知っておくことはかなり重要です!移住を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
あえて冬にお試し移住するメリット5選

最初に、あえて「冬」にお試し移住するメリットを5つ解説します!多くの方は春から秋にかけてお試し移住してみるものの、実は冬こそかなり重要です。まずはこちらをご覧ください!
本当の寒さ・積雪量・体感温度を体験できる
冬にお試し移住することで、その地域の本当の寒さ・積雪量・実際の体感温度を体験できます。移住生活を送るうえで、その地域の夏の暑さもポイントですが、それ以上に冬の寒さを知っておくことは重要です。
雪が降らない地域に住んでいる方が、事前準備なしで雪が1m以上積もるような豪雪地帯などへ移住すると、雪かきや水道・道路などの凍結対策が後手に回ってしまい、楽しみにしていた移住生活そのものが台無しになりかねません。
本当にその地域の真冬の寒さや積雪量に耐えうるのか、これらを事前に体験しておくためにも、冬のお試し移住は重要といえるのです。
住宅の断熱性能・暖房費をリアルに把握できる
真冬にお試し移住することで、住宅の断熱性能や暖房費をリアルに把握できます。お試し移住施設で使用されている窓の断熱性能や、断熱材の有無等を役所に尋ねれば基本的に教えてくれるはずです。寒い地域に移住する場合、住宅の断熱性能はかなり重要なので、移住前に自ら体験しておく必要があります。
また、快適に過ごすために、1日にどれくらい暖房器具を使用するのかがわかれば、移住後に必要な真冬の暖房費を逆算することも可能です。東北や北陸地方などは首都圏より冬の暖房費が高額になってしまうため、冬のお試し移住を通じてあらかじめシミュレーションしておきましょう。
参考:【-10℃!?】寒さが厳しい場所へ移住する際の防寒対策とは?快適な冬を過ごすため絶対に必要な知識を徹底解説!
冬の移動手段や生活動線を確認できる
寒い地域では、冬に道路が凍結するのはもちろん、雪でバスや電車が止まったり道路が通行止めになったりすることも多々あります。真冬にお試し移住することで、移動手段として使えるかどうか、問題ないかということを確認できるのです。
また、日常生活を送るうえで、スーパーなど近隣の買い物や通院、通勤・通学といった“生活動線”もチェックしておく必要があります。これらは暖かい季節の移住体験ではわからないため、やはり冬のお試し移住がおすすめといえるのです。
オフシーズンだからこそ「日常」に近い暮らしを体験できる
春から秋にかけてはさまざまなレジャーやイベントが実施されるため、本当の「静かな日常」が体験できにくい側面があります。一方で、温泉地やスキー場等の近くを除けば、基本的に冬は観光のオフシーズンとなるため、その地域の静かな日常が体験可能です。
イベントが盛んな観光シーズンに移住体験をおこなうと、その地域の本当の日常とは乖離があるため、移住後にガッカリすることがあるかもしれません。静かなオフシーズンである冬に移住体験することで、ミスマッチを事前に防ぐことができるのです。
移住後によくある「後悔ポイント」を事前に体験でき対策ができる
残念ながら、地方移住には「後悔ポイント」が多数存在するのが現実です。人間関係・気候や気温・その地域の習わしなど、多くの方が移住後にこれらの壁にぶつかり、移住をあきらめて元いた場所へ戻るケースもあります。
冬にお試し移住することで、そのうちの気候・気温を事前に体験できるため、対策が可能です。冬を知らないまま移住した場合、寒さに耐えきれず再移住を余儀なくされることもあります。そうならないように、冬のお試し移住をぜひ検討してみてください。
冬のお試し移住で感じやすい注意点/デメリット3選

つづいて、冬のお試し移住で感じやすい注意点とデメリットについても解説します!あえて冬にお試し移住することは、ある意味“ハードな体験”です。注意点やデメリットをしっかり理解して、冬の厳しさを克服しましょう!
寒さや雪への想像以上のストレス
冬のお試し移住で多くの人が直面するのが、想像以上の寒さと雪によるストレスです。気温の低さそのものよりも、連日の雪かきや凍結した道路での移動、滑りやすい歩道などが生活の負担になりやすいといえます。
さらに冬は日照時間が短く、朝晩が暗い時間帯に重なるため、気分が沈みやすくなる人も少なくありません。数値では把握できない「体感的な厳しさ」を実感させられる点は、冬のお試し移住ならではの注意点でしょう。
もちろん、寒さや雪を事前に体験しておくことで移住後の対策ができるため、ありのままの暮らしを受け入れてみることも重要です。
1泊2日といった短期滞在では「その地域のリアル」が見えにくい
冬のお試し移住を1泊2日といった短期でおこなう場合、その地域の本当の暮らしは見えにくい傾向があります。短期間では、たまたま天候がおだやかな日だけを体験して終わってしまうこともあり、雪の多い日や厳しい寒さに直面しないまま判断してしまう可能性があるためです。
また、平日と週末では交通量や生活音、住民の動きも異なります。日常に近い状況を知るには、1週間や可能であれば1か月など、ある程度まとまった滞在期間が必要といえるでしょう。
外出頻度が下がることで移住先の本当に魅力に気づきにくい
冬のお試し移住は、寒さや雪の影響で外出の回数が自然と減りやすくなります。その結果、地域の魅力を十分に体験できないまま滞在を終えてしまうケースも少なくありません。散策やイベント、地元の人との交流が控えめになり、屋内中心の生活になりがちなのが冬のお試し移住の注意点といえるでしょう。
本来は魅力的な景色や人の温かさがある地域でも、冬だけを見ると印象が控えめになることがあります。季節による見え方のちがいを理解しておくことが大切ですね。
【移住Style厳選!】冬のお試し移住がとくにおすすめな移住先5選!

それでは、移住Styleが厳選した、「冬のお試し移住」がとくにおすすめな移住先を5つ紹介します!豪雪地帯を中心に、温暖な南国地もチョイスしました。冬のリアルを知るためにも、これらの移住先ではあえて冬にお試し移住してみましょう!
【長野県長野市】地方移住の大本命!美しい信州の大自然と発展した都市が調和!
長野県の県庁所在地である長野市は、地方移住先として“大本命”ともいうべき人気の移住先です。美しい信州の大自然と発展した都市環境が調和し、歴史・伝統・食文化など多彩な魅力にあふれています。
一方で長野市の冬は厳しく、1月の平均気温は-0.4度と氷点下を下回ります。また、平地は積雪が少ないものの、山間部ではかなり雪が積もるため注意が必要です。観光地としても有名な山間部の「戸隠(とがくし)地区」と、比較的市街地に近い「浅川地区」に、それぞれ1か月~3か月滞在できる「移住お試し住宅」が整備されているので、ぜひ冬に体験してみることをおすすめします。
地方移住において大本命ともいうべき長野市の冬の姿を体験して、失敗のない移住を実現しましょう!
参考:【長野市】空き家を活用した移住お試し住宅 入居者募集中!
参考:【長野県】長野市へ移住!美しい山々の自然と発展した市街地!歴史と伝統あふれるその魅力を徹底解説
【長野県木曽町】“日本で最も美しい村連合”に選ばれた豊かな自然とアウトドア体験!
長野県木曽町(きそまち)は、かつて中山道(木曽街道)の宿場町として栄え、歴史あふれる町並みとともに、“日本で最も美しい村連合”に選ばれた農村景観が魅力の移住先です。「開田(かいだ)高原」をはじめとする豊かな自然とともに暮らしていきたい方に、ピッタリといえるでしょう。
また、木曽町では長野県ならではの山のアウトドアも充実しています。スキー・キャンプ・ハイキングをはじめとする各種アウトドアを体験でき、御嶽山の登山もおすすめです。やはり一方で冬の寒さが非常に厳しいため、過ごしやすい夏だけでなく、あえて冬にも移住体験してみましょう。
木曽町では、1泊~1年間という長期間滞在可能な「試住プラン」を用意しています。スキーやスノボを楽しめる冬の木曽町で、充実した移住体験をしてみてください!
参考:【長野県】木曽町は「日本で最も美しい村連合」の移住先!山の自然・歴史文化と最高のアウトドア体験が魅力!
【島根県飯南町】25年後に無償でもらえる新築一戸建てが話題!西日本唯一の癒やしの森も!
島根県飯南町(いいなんちょう)は、広島県との県境に位置し、中国山地の1,000m級の山々に囲まれた移住先です。人口約4,000人という小さな町でありながら移住支援が手厚く、知名度の高い人気移住先といえるでしょう。とくに、子どもや子育て世帯に対する支援が手厚く、25年後に譲渡されるセミオーダー賃貸住宅がかなりの人気です。
また、西日本で唯一、森林セラピー基地として2つ星を獲得した「飯南町ふるさとの森」があり、最高の癒やしを得られます。町の約90%を山林や原野が占める自然豊かな環境で、素敵なスローライフを実現させてみてはいかがでしょうか?一方で、町の全域が豪雪地帯に指定されており、平年であっても1mほどの積雪がみられます。そのため、夏はもちろん冬のお試し移住こそ重要といえるかもしれません。
「飯南町お試し暮らし住宅」は、2日以上1か月以内の範囲で利用でき、庭付き5LDKという広さが魅力です。ぜひ飯南町での移住体験を通じ、癒やしの森に囲まれたスローライフを実現しましょう!
参考:【島根県】飯南町へ移住!「住みたい田舎ランキング」子育て1位の支援と25年後に無償でもらえる新築一戸建ては必見!
【新潟県長岡市】日本最大級の花火大会で知られる都市は東京駅まで新幹線で約90分!
新潟県長岡市(ながおかし)は、日本最大級の花火大会「長岡まつり大花火大会」が全国的にも有名な移住先です。県第2位となる人口約25万人を有しているため、ほどよく市街地が発展しながら、西は日本海・東は緑の山々といった豊かな自然も広がっています。
また、JR長岡駅には新幹線が停まるため、東京駅まで約90分でアクセスできることも魅力です。都内と長岡市での2拠点移住も視野に入る距離感のため、今後ますます注目度が高くなっていきそうですね。もちろん、スキー・スノボといった冬のアウトドアも充実しています。
長岡市では、日常生活に便利な市街地エリアと、山間部の自然豊かな田舎暮らしを体験できる2つの「お試し移住施設」が整備されており、最低6日間以上滞在することが条件です。長岡市は日本でも有数の雪国であるため、じっくりと冬の暮らしを体験し、必要な準備等を事前にリサーチしておきましょう。
参考:【新潟県】長岡市へ移住して日本最大級の花火大会を楽しもう!東京駅へ約90分+ほどよく発展した市街地と自然も充実!
【鹿児島県指宿市】「砂むし温泉」で有名な日本有数の“南国温暖地”の冬のリアル!
鹿児島県指宿市(いぶすきし)は、「砂むし温泉」で有名な日本有数の“南国温暖地”として知られる観光リゾート地です。極端な寒さが苦手な方にとって、かなり過ごしやすさを感じられるのではないでしょうか?市内にはソテツが自生し、熱帯性の蝶が舞うなど、まさに南国そのもので、市の職員は4月~10月までアロハシャツを着て業務することでも話題となりました。
もちろん、南国温暖地だからといって、沖縄のように冬でも薄着で大丈夫というわけではないため注意が必要です。1月の平均気温は8.7℃と、東京の5.4℃と比較して確かに暖かいものの、過度に期待しすぎるとガッカリするかもしれません。南国温暖地といわれている指宿市の冬のリアルを知るためにも、今回おすすめ移住先としてチョイスしてみました。
指宿市では、他のおすすめ移住先のような移住体験施設は整備されていないものの、現地視察に必要な交通費と宿泊費を補助してくれる「お試しサポート事業」を実施しているため、ぜひ活用してみてください!
参考:【鹿児島県】日本有数の南国温暖地・指宿市へ移住しよう!世界的に珍しい“砂むし温泉”が魅力の観光リゾート地!
移住の相談窓口「スタイルチャット」に相談する

現在移住を検討中の方や、今は具体的ではないけれど将来的な移住を検討してみたい方、自分の理想とするライフスタイルが実現できる移住先を知りたい方などは、LINEの無料移住相談窓口「スタイルチャット」がおすすめです!
大人気の「移住診断」では、ライフスタイルや移住に関する質問に答えるだけで、全国各地から厳選した、あなたにピッタリの移住先をご提案いたします!これまで知ることができなかった、超意外な移住先を知るきっかけとなるはずです。まずは「移住診断」をお試しください!
移住に関する疑問・質問・相談等は、移住のプロが迅速にお答えする「移住アドバイザー相談」がおすすめです!どのような相談にも対応でき、まだ何も具体的な計画がない段階でも問題ありません。少しでも気になることがあれば、ぜひ気軽に相談してみましょう!
その他にも、「移住お役立ち情報」や、最新の移住トレンド・全国各地のおすすめ移住先の魅力を網羅した「移住BLOG」など、ためになるコンテンツが充実しています。地方移住への理解を深め、最高の移住を最短距離で実現できる無料の移住相談窓口「スタイルチャット」、ぜひご活用ください!
冬のお試し移住を通じて後悔のない最高の移住を実現しよう

冬のお試し移住を通じ、寒さや雪といった厳しい現実をあえて体験することは、移住後の後悔を減らす重要なステップといえるでしょう。もっとも過酷な条件を知ったうえで選んだ移住先は、長く安心して暮らせる可能性が高まります。移住を失敗しないためにも、過ごしやすい季節だけでなく、あえて寒い冬にお試し移住してみてはいかがでしょうか?
ぜひあなたも、冬のお試し移住を通じて後悔のない最高の移住を実現しましょう!
※内容は2025年12月執筆時のものです。



