移住コラム

【福岡県】「輝く小さな街ランキング世界3位」糸島市へ移住!白い砂浜・青い海の「映える」リゾート地

今、若者や女性の間で福岡県「糸島市」が大人気なのはご存じでしょうか?白い砂浜と透き通った青い海を背景にオシャレなカフェや雑貨店が軒を連ね、フォトジェニックなオシャレスポットがたくさんの「リゾート地」として注目されています。さらに、海だけではなく山の景色もすばらしく、さらに海・山両方の特産物は「糸島ブランド」として食も充実していることが特徴です。

糸島市は、イギリスの情報誌「MONOCLE」が実施した、「輝く小さな街」2021年ランキングで、「世界3位」に選ばれたことでその名が一気に広まりました。人口約10万人の小さな街は、若い世帯を中心に移住先としても注目され、人口増加率は全国平均を大きく上回っているのです。

今回は、糸島市が移住先として人気の理由やオススメエリア、デメリットなどを紹介します!また、移住の際に利用できる支援策やサービス・情報収集に便利なサイトまで、糸島市移住に必要な情報をすべてお届けします!

人気急上昇中のリゾート地、「糸島市」へぜひあなたも移住しましょう!

糸島市が移住先として人気の理由3選

芥屋海水浴場の様子

まずは、糸島市が移住先として人気の理由を3つ紹介します!なぜ、「輝く小さな街」世界3位なのか?その理由がわかるかと思います。糸島市をはじめて知った方も、そうでない方もぜひご覧ください!

美しいビーチがある

糸島市が移住先としての人気を一気に押し上げたのが、フォトジェニックな美しいビーチがたくさんある点です。白い砂浜に青い海、後ろを振り向けば緑生いしげるなだらかな山といった素晴らしい景観が市内各所でみられます。

そういった美しい数々のビーチはいつしか「フォトスポット」として知られるようになり、若い世代を中心に多くの人が訪れるようになりました。海辺にはオシャレなカフェや雑貨店がどんどんオープンし、日常を忘れさせてくれる「リゾート地」として確固たる地位を築いたのです。

「日本の白砂青松百選」に選ばれた「幣の浜」、鳴き砂が有名な「姉子の浜」、遠浅で穏やかな波が特徴の「深江海水浴場」、「快水浴場百選」の「芥屋海水浴場」など、挙げればキリがないほど有名な美しいビーチが多数あります。

ぜひともその目で見ていただきたい美しいビーチの数々が、移住先として人気の理由といえるでしょう。

豊富な海の幸・山の幸・農産物がある

もう1つの人気の理由は、なんといっても豊富な海の幸・山の幸・農産物があることです。周囲を海と山に囲まれ、中央部に平野が広がる糸島市は、脊振山系から流れる清らかな水と穏やかな気候とがあわさり、それぞれの自然の恩恵を最大限受けられる貴重な立地といえます。

市内に12の漁港をもつ糸島市の海の幸といえば、カキの養殖や天然ハマグリ、日本一の漁獲量を誇る天然マダイ、伊都の花エビなどが有名です。特にカキの養殖が有名で、各漁港には牡蠣小屋があり、「糸島カキ」として毎年冬のシーズンになるとミネラルたっぷりの新鮮な牡蠣をたくさん食べられます。

山の幸や農産物では、いちご(あまおう)やトマト・なす・みかんといったおなじみの野菜や、糸島牛・糸島豚といったブランド牛など多種多様な特産物が自慢です。どれも糸島市の大地の恵みを最大限受けた「糸島ブランド」として、全国各地の多くの人たちから支持されています。

糸島市は海の幸や山の幸・農産物が充実していることが移住先として人気といえるでしょう。市内にあるたくさんの直売所で、これら糸島ブランドの特産物を安価で購入できるのもいいですね。

露天風呂をはじめとした温浴施設を楽しめる

糸島市では、その絶景を最大限に楽しめる露天風呂を中心とした温浴施設が多数あることも人気の理由といえそうです。美しいビーチと緑豊かな山々、海の幸と山の幸・農産物、さらに露天風呂まで楽しめるとなれば、もはや移住先として死角などありません。やはりイギリスの情報誌「MONOCLE」が実施した、「輝く小さな街」2021年ランキング「世界3位」という圧倒的な魅力はまちがいないようです。

海沿いを中心に温浴施設が充実しており、仕事や海で思いっきり遊んだ帰りに露天風呂で一日の疲れを癒す、といった最高の使い方ができるでしょう。

糸島市移住のデメリット3選

1000系電車 筑肥線の様子

次に、糸島市移住のデメリットについても紹介していきます。移住のメリットや人気の理由だけでなく、デメリットも事前に理解しておくことは非常に大切です。あわせてご覧ください。

福岡市中心部まで遠い

糸島市は福岡市の西に隣接していますが、福岡市中心部まで遠いことはデメリットといえるでしょう。糸島市でもっとも福岡市に近いJR筑肥線「波多江駅」から、福岡市の中心である博多駅まで最速でも35分かかり、決して利便性が高いというわけではありません。また、本数も平日朝の7時台は8本、8時台は6本と少なく、福岡市への通勤や買い物には少し不便さが残るかもしれません。

ショッピングや娯楽施設が少ない

糸島市には、ショッピングを楽しめる場所や娯楽施設などが福岡市内と比較すると少なく、日常の買い物は不便さを感じる可能性があります。糸島市の最大の魅力は美しいビーチと緑あふれる山々といえ、休日の大きなショッピングや映画館などの娯楽であれば、福岡市中心部まで出かけた方がよさそうです。また、新鮮な地元食材を安価で購入できるJAの直売所が市内各地に点在しているため、日常の買い出しなどはこれらを積極的に利用することをオススメします。

交通インフラが整っていないため車が必須である

地方移住でよくいわれるデメリットが、交通インフラが整っていないために車が必須であることです。糸島市も同様で市内にはJR筑肥線が走っておりますが、中央部を横断しているのみで、南北の移動には車が必須といえるでしょう。

交通インフラが整っていない地方では、車移動が前提であり地価も安いため駐車場料金は安い傾向にあり、お店などの駐車場も基本的には無料です。糸島市の月極駐車場相場は、比較的栄えている福岡市にもっとも近いJR波多江駅周辺から、中心駅である筑前前原駅周辺で6,000円ほどなので、海沿いのエリアなどはもっと安く駐車場を借りられます。都会の数分の1の維持費で問題ないため、車を持っていない方は思い切って購入した方がいいかもしれませんね。

糸島市移住の際に利用できる補助金・支援金・サービス

鳴き砂で有名 綺麗な姉子の浜の様子

続いて、糸島市移住の際に利用できる補助金・支援金・サービスを紹介します!どうせなら、少しでもお得に移住を叶えたいものです。要件等はあるものの、該当する方はぜひ活用しましょう。

糸島市結婚新生活支援金

Uターンの促進や転出の抑制などを目的として、新婚世帯の婚姻に伴う経済的負担を軽減するための支援金を交付します。一定の要件を満たす必要はありますが、新婚生活を糸島市で迎えたいという方は必ず申請しましょう。

【対象者(一部抜粋)】

  • 令和5年3月1日~令和6年2月29日までに婚姻届けを提出・受理された夫婦
  • 夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下であること
  • 夫婦の令和4年中の所得を合計した額が500万円未満であること

【対象費用】
婚姻を機に発生した、令和5年4月1日から令和6年2月29日までに支払った以下の費用

  • 住宅賃借費用(共益費含む家賃・敷金・礼金・仲介手数料)
  • 住宅取得費用(婚姻日の1年前以降に取得した住宅の購入代金、本体工事費)
  • 住宅改修費用(婚姻日の一年前以降におこなった住宅の修繕・増築・改築・設備更新等の工事費用)
  • 引っ越し費用(引越業者、または運送業者に支払った費用)

【支援金の上限額】

  • 婚姻日の年齢が夫婦ともに39歳以下の場合 最大30万円
  • 婚姻日の年齢が夫婦ともに29歳以下の場合 最大60万円

参考:糸島市結婚新生活支援金
問い合わせ先:糸島市地域振興部 コミュニティ推進課

糸島市空き家活用推進補助金

移住・定住を促進して地域の活性化を図ることを目的に創設された支援制度です。空き家を売却または賃貸するために所定の手続きをおこなった後、「空き家バンク」に登録した場合に補助金を支給します。制度がやや複雑なため、詳細は下記リンク先からご確認ください。

【対象の空き家】

  • 市内に所在する一戸建ての住宅(法人が所有するものを除く)
  • 1年以上居住その他の使用がなされていないもの

【補助対象経費】
相続登記の申請手続きにおける以下のもの

  • 委託料
  • 官公署の証明書の発行にかかる手数料および通信料
  • 登録免許税
  • その他市長が必要と認める費用

家財等の撤去における以下のもの

  • 一般廃棄物の収集および運搬の委託料
  • 一般廃棄物の処分にかかる費用
  • その他市長が必要と認める費用

【補助金の額と上限額】
補助対象経費の2分の1

  • 相続当期の申請手続き 上限5万円
  • 家財等の撤去 上限15万円

参考:糸島市空き家活用推進補助金
問い合わせ先:糸島市地域振興部 コミュニティ課

糸島市空き家バンク

糸島市では、空き家を売りたい・貸したい人と、買いたい・借りたい人をマッチングするため、「糸島市空き家バンク」を運営しています。直接、市が契約に関わることはありませんが、相場より安く賃貸・購入できるものもあり、登録料や利用料はもちろん無料です。ただし、契約成立時に仲介手数料が必要な場合もあります。移住の際、空き家に興味がある方はぜひ利用しましょう。

参考:糸島市空き家バンク

糸島市移住でオススメのエリア3選

青い海とパラグライダーの様子

次は、糸島市移住でオススメのエリアを3つ紹介します!リゾート地としても近年大注目の糸島市には、どのようなオススメエリアがあるのでしょうか?理想の暮らしを思い描きながら、ぜひご覧ください。

近場でサーフィンを楽しみたいなら「野北エリア」

近場でサーフィンを楽しみたい方は、「野北エリア」がオススメです!約6kmにも渡る長いビーチがつづく野北エリアは、「日本の白砂青松百選」に選ばれた「幣の浜」があり、北部九州でも有数のサーフポイントとして、初心者から上級者まで多くの方が訪れます。

また、野北エリアの名勝「火山」の山頂にはパラグライダーの離陸ポイントがあり、そこから見下ろす「幣の浜」の白い砂浜と青い海の絶景は、糸島市有数のフォトスポットとして有名です。絶景を眼下におき大空を飛び立つのは最高の体験といえるでしょう。ぜひ一度、パラグライダーに挑戦してみてはいかがでしょうか?

多くのサーファーや観光客が訪れるため、野北エリアには海沿いを中心にオシャレなカフェや飲食店が点在しており、ふらっと立ち寄れることも強みといえます。「野北エリア」は、思いっきり海を満喫し、サーフィンやパラグライダーといったアウトドアスポーツも楽しみたい方にオススメのエリアといえそうです。

オシャレなお店もある若者に人気の「二丈エリア」

続いて紹介するのは、糸島市のなかでも特にオシャレなお店が集まる、若者に人気の「二丈エリア」です!JR筑肥線「筑前深江駅」を中心とした旧二丈町エリアは、駅を降りて10分ほど歩けば「深江海水浴場」にたどり着きます。白い砂浜と波おだやかな遠浅の海は、小さな子ども連れでも安心して遊べるでしょう。5月から10月の期間は観光地引網体験もおこなわれ、獲れた魚を海の家でBBQできるので多くの観光客に人気があります。

二丈エリアは、なんといってもオシャレなお店が多いことが最大の特徴です。海沿いを中心にオシャレなカフェやレストラン・雑貨店などの「映える店」が多く、糸島ブランドの食材をふんだんに使ったフレンチや、タイ人シェフが作る古民家を改装したタイ料理店など、海の絶景を眺めながら食事ができます。それ以外にも、国道202号線を西へ行けば福吉漁港に「糸島カキ」を食べられる牡蠣小屋もあるなど、どれもオシャレで楽しいお店ばかりです。

筑前深江駅周辺はのどかな住宅街となっており、少し歩けば「マルキョウ深江店」という北部九州に展開している地元のスーパーもあるため、日常生活の利便性も悪くありません。博多駅まで50分ほどと、少し時間はかかりますが福岡市内への通勤も不可能ではないでしょう。また、西九州自動車道の一部を構成する「今宿道路」を使えば、福岡市内中心部への車のアクセスも便利なため、美しい自然環境のなかにありながら交通利便性も両立しているといえそうです。

移住生活を思いっきりオシャレなものにしたい!という方は、たくさんの「映える店」がある「二丈エリア」をオススメします!

子育てファミリーにオススメの「九州大学周辺エリア」

子育てファミリーには「九州大学周辺エリア」はいかがでしょうか?いわずと知れた国立大学である「九州大学」の伊都キャンパスが福岡市と糸島市の市境にあり、一部の敷地は糸島市にもまたがっています。

なだらかな丘や山と平野に囲まれたのどかな田園風景のなか、伊都キャンパスを中心とした地域を「学術研究都市」とするあらたな試みも進められていることもあり、子育て世帯の教育環境には申し分ないといえるでしょう。

糸島市といえば美しいビーチに代表される海が自慢ですが、車を北へ走らせれば「大口海岸」に突き当たるため、もちろん、白い砂浜と青い海も楽しめます。福岡市との市境に近いこともあり、車があれば福岡市西区の市街地に出やすく生活利便性が高いことも強みでしょう。また、JR波多江駅からなら博多駅まで最速35分と、すぐというわけではないものの、通勤圏内であるため仕事を探しやすいこともメリットといえます。

子育てファミリーには、教育環境が充実している「九州大学周辺エリア」がオススメです!

糸島市の情報を収集する際に便利なサイト3選

糸島市の山の様子

最後に、糸島市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します!移住へのヒントになるサイトや、移住後に活用したいサイトなどどれも役に立つサイトばかりなので、ぜひチェックしておきましょう。

きっと満足糸島生活

きっと満足糸島生活」は、移住を検討している人や、糸島市での住まいを探している人のための情報サイトです。糸島市の基本的な情報にはじまり、移住者へのインタビューやオンライン移住相談などコンテンツが充実しています。

移住希望者や住まいを探している人は、まずこちらのサイトをチェックしましょう。糸島市空き家バンクのリンクもあるので、気になる方はぜひご覧ください。

参考:きっと満足糸島生活

つなぐ糸島

つなぐ糸島」は、糸島市観光協会公式の観光サイトとして美しい糸島市の風景を存分に紹介しています。フォトジェニックな観光スポット・糸島産の食材を使った絶品グルメやおしゃれな雑貨店など、糸島市を楽しむためのコンテンツが盛りだくさんです。週ごとのイベント情報を、わかりやすくカレンダーのように掲載しているのもいいですね。

参考:つなぐ糸島

きっとみつかる糸島しごとさがし

きっとみつかる糸島しごとさがし」は、糸島市内の企業と仕事を探している人とのマッチングをサポートする糸島市公式の就職支援サイトです。さまざまな職種の求人が掲載されているので、あらたに仕事を探す際とても便利です。

就職セミナーや面接会なども積極的におこなっているので、サイトをチェックし気になる求人があれば、エントリーされてみてはいかがでしょうか?

参考:きっとみつかる糸島しごとさがし

糸島市の魅力を知って移住を検討しよう

漁業と農業の糸島市の様子

美しいビーチやオシャレなカフェなど、フォトジェニックな風景が若い世代や女性に人気の糸島市は、移住先としても注目されています。地元でとれる魚介類や畜産・農作物などはどれもおいしく、「糸島ブランド」として全国的な人気です。豊富な特産物や景観のよさなどから人口増加率が全国平均を上回り、イギリスの情報誌「MONOCLE」による「輝く小さな街」ランキング世界3位も納得の結果といえます。

美しい海と山、豊富な特産物が自慢の糸島市へ、ぜひ前向きに移住を検討しましょう!

移住に迷ったらまずはこれ!
LINEでかんたん移住診断。 何でも聞ける、移住の相談窓口 “スタイルチャット”を覗いてみる
インタビューバナーインタビューバナー
ABOUT ME
移住スタイル編集部
移住スタイル編集メンバーが更新します。移住をこれから検討する方のために、移住に関する、最新情報やノウハウをわかりやすく紹介します!
関連記事
移住に迷ったらまずはこれ!
LINEでかんたん移住診断。