移住コラム

【長野県】アルプスと桜の町・伊那市は、実は隠れた移住先進都市だった⁈

伊那市

長野県南部に位置する伊那(いな)市は、西を中央アルプス、東を南アルプスに囲まれ、その間を天竜川や三峰川が流れる自然豊かな町です。
桜の名所・高遠(たかとお)の桜、雄大なアルプスを望む登山やキャンプ、スキーなど、大自然の中で四季折々の楽しみ方ができます。

東京から車で約3時間、名古屋からは約2時間とアクセスも良好であるため、年間を通して多くの観光客が訪れるエリアです。

また、伊那市は、県の森林率79%の環境を活かした森林資源の活用や、田舎暮らしモデルハウス、ふるさとワーキングホリデーなど、移住支援にも積極的に力を入れています。

その結果、長野県内の中でも特に移住実績のある町として近年注目を集めるようになりました。

【伊那市が評価された例】
移住情報サイトSMOUT(スマウト)「移住アワード2022上半期」: 国内外831地域中、人気移住地1位

宝島社「田舎暮らしの本2月号(2023)」「住みたい田舎」ベストランキング: 人口5万人以上10万人未満のまち部門総合4位、甲信エリア総合2位、子育て部門2位など

今回は、そんな魅力的な伊那市に移住するにあたってのメリットやデメリットの他、住みやすいエリア、受けられる支援などを見ていきましょう。

長野県伊那市の魅力3選

伊那市
近年、移住先として人気が高い伊那市の魅力に迫りましょう。伊那市移住のメリットは計り知れませんが、ここでは3点を解説します。

南アルプスや中央アルプスに囲まれた自然豊かな環境 

周りを南アルプスや中央アルプスで囲まれた伊那市の一番の魅力は、暮らしの中で常に大自然が味わえる点です。

桜の名所・「高遠城址公園」をはじめ、「小黒渓谷キャンプ場」「千代田湖キャンプ場」、南アルプスが一望できる「農業公園みはらしファーム」、パラグライダーやマウンテンバイク、SUP体験などのできる「ASOBINA」など、伊那市には自然を全身で感じられるスポットが豊富にあります。

野菜や果物、秋のマツタケなど、豊かな自然によってもたらされる新鮮な食べ物も魅力の一つです。

また、スーパーやホームセンター、病院、図書館などへのアクセスも手軽なため、自然に囲まれながらも便利な暮らしができる点において人気を集めています。

多くの天然温泉があり日帰り入浴も可能

中央・南アルプスに囲まれた伊那市は、言わずと知れた温泉地でもあります。

雄大な南アルプスと伊那市街の眺望が魅力の「羽広温泉みはらしの湯」、信州大芝高原の澄んだ空気の中入浴が楽しめる「大芝の湯」、「高遠さくらホテル」や「さくらの湯」に引湯され、湖越しに桜を眺められる「高遠温泉」など、大自然の中で味わえる温泉が豊富です。

その他、日帰り温泉施設やキャンプのできる温泉施設も多いので、気分に応じて使い分けるのもいいでしょう。

移住支援が充実している

長野県は、移住したい都道府県ランキングで毎年上位に入る人気の県です。中でも、伊那市は移住者の受け入れ体制や支援サポートがとりわけ充実しており、近年移住者が増加しています。

モデルハウスでの田舎暮らしが体験できるお試し暮らし」や、住宅の取得に利用できる「いな住まいる補助金」の他、UIJターン就業・創業移住支援、物件数が豊富な空き家バンクなど、これほどまでに積極的な移住サポート体制は他では類を見ません。

また、子育てに関する支援制度や森林について学ぶ教育環境も充実していることから、子育て世代にとっても大変人気です。

※「お試し暮らし」や「いな住まいる補助金」については、「伊那市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス」で別途解説しています。

長野県伊那市に移住する際のデメリット3選

デメリット
どんなに優れた地域にも、デメリットは当然つきものです。伊那市に住むにあたって心がけたい点も理解しておきましょう。

冬は寒く、路面凍結する

日本でもトップクラスの豪雪地帯として知られる長野県ですが、県南部に位置する伊那市は長野県内でも雪が少なく、年間を通して比較的温暖で過ごしやすいと言われています。

参照:気象庁 伊那市気象庁 長野県飯山市気象庁 長野県長野市

ただし、そうは言っても東京の冬と比較すると確実に寒く、晴天率が高いので道路は凍結しがちです。そのためスタッドレスタイヤは必須となります。
運転に慣れていない人は注意が必要です。

交通インフラが整っていないため移動には車が必須

交通網が張り巡らされた都会とは異なり、山間部に位置する伊那市は交通インフラが整っていません。
市内にはJR飯田線や路線バスが走っていますが、本数が1時間に1~2本と、都会と比較区すると雲泥の差であることがわかります。
そのため、日々の買い物や休日の外出にはマイカーが必須となることを理解しておきましょう。

都道府県平均ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」によると、レギュラーガソリンの全国平均が163.8円/Lなのに対し、長野県は175.4円/Lで、全国ワースト2位の高値です(2023年5月時点)。

ただし、マイカーがあれば、満員電車のストレスも、公共交通機関の時間を気にする必要もなくなるので、自分のペースで移動ができるという点では、十分にデメリットを補えると言えるでしょう。

伊那市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

移住サービス
伊那市への移住者が増加している理由に、移住サービスが充実している点があげられます。ここでは3点をピックアップしていますが、他にも多様な制度が取り揃えられているので、調べてみる価値は大です!

いな住まいる補助金

若い世代を対象に、伊那市内での住宅建築を行った場合、最大150万円の補助金が支払われる制度です。
支援を受けるには45歳以下であること、自治会等に加入していること、令和5年4月以降に登記が完了している建物であることなどの条件があるので、下記からチェックしてみてください。

参照:移住定住応援サイト 伊那に住む 住宅の新築、取得に対する補助金情報(いな住まいる補助金)

お試し暮らし

伊那市では、市内での暮らしを気軽に試せる「お試し暮らし」制度を取り入れています。お試し移住施設には、「田舎暮らしモデルハウス」と「移住体験住宅」の2種類があり、利用期間や費用、特徴などは次のとおりです。

【お試し暮らし移住施設】

田舎暮らしモデルハウス 移住体験住宅
利用期間 最長3泊4日 最長29泊30日
宿泊費 1泊4,000円 山寺:1回25,000円〜、
高遠:1回30,000円〜
施設の特徴 伊那産の木材を利用した木の温もりが感じられる内装。薪ストーブの利用可。 両施設ともWi-Fi完備、中心街まで徒歩約10分。


まずは短期の「田舎暮らしモデルハウス」で伊那市を体感し、移住に前向きになったら、長期の「移住体験住宅」でさらに伊那市での生活に慣れる、というようにステップを踏むのもいいでしょう。
もちろん、どちらか一方のみの利用も可能です。
用途に応じた使い分けができるので、実際に住んでみてから移住を決めたい人はぜひ活用してみてください。

通勤助成金

過疎地域である高遠町・長谷区域に移住した場合、条件を満たせば通勤助成金が支給されます。交付額は、片道10キロメートルを超える1キロメートル(1キロメートル未満の端数は切り捨て)につき月額300円とし、限度は1カ月につき5,000円です。

高遠町・長谷区域では、この他にも「定住促進補助金」などの交付も行っているので、気になる人は下記のリンクもぜひ確認してみてください。

参照:伊那市 伊那市過疎地域定住促進補助金などについて

伊那市移住でおすすめのエリア3選

おすすめエリア
伊那市は大きく3つのエリアに分けられます。エリアごとの特徴を知って、自分に合った移住先を選んでみましょう。

歴史的な町並みを楽しめる「高遠エリア」

伊那市の北部に位置する高遠(たかとお)は、江戸時代に城下町として栄え、今でも歴史情緒が色濃く残るエリアです。
高遠城をはじめ、歴史ある寺院や名所旧跡、優れた技術で造られた石仏など、町を歩くだけで多くの史跡や文化財に出会えます。

また、高遠エリアの代名詞とも言える「高遠城址公園」は、日本三大桜の名所として全国的に有名です。
敷地内には、小ぶりながらも赤みの強い「タカトオコヒガンザクラ」が植えられており、シーズン中はおよそ1,500本が咲き誇ります。「天下第一の桜」と称されるその見事な光景は、見物客を惹きつけて止みません。

商業施設や飲食店が集まる「伊那市駅周辺エリア」

田舎暮らしには憧れるけど、やはり便利さも捨てがたい!という人には、市の中心・伊那市駅周辺エリアが断然おすすめです。

スーパーやコンビニ、ドラッグストアはもちろん、飲食店、スターバックス、ユニクロ、しまむらなどもコンパクトなエリア内にあり、生活に必要なものはほとんど揃えることができます。
また、公園も多いため、駅周辺である割に落ち着いた生活が臨めるのもポイントです。

田舎暮らしを楽しめる「長谷エリア」

とことん田舎暮らしをしてみたい人には、伊那市の山間部に位置する長谷エリアはいかがでしょうか?
雄大な南アルプスや里山を眺められ、大自然の中に身を置いた生活が可能です。

農業を通じた地域の活性化にも積極的で、「長谷さんさん協議会」では、「農ある暮らし学び塾」を随時開催しています。
農業未経験の移住者でも農業の知識とスキルが身に付けられるようになっているので、移住を機に農業を始めてみるのもおもしろいでしょう。

また、長谷エリアは「田舎暮らしモデル地区」に指定されているため、「田舎暮らしモデルハウス」(「伊那市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス」で解説)でお試し暮らしをして、まずは住む感覚を掴んでみるのもおすすめです。

伊那市の情報を収集する際に便利なサイト3選

情報収集
伊那市に移住するにあたって、情報収集には下記の3つのサイトが役立ちます。どんどん活用してみましょう。

移住定住応援サイト 伊那に住む

伊那市役所によって運営される、伊那市へ移住したい人向けのサイトです。
伊那市の基本情報はもちろん、住居、移住支援、子育てや就職のバックアップ情報などがまとめられているので、伊那市が気になる人はまずこのサイトに目を通しておくと良いでしょう。

参照:移住定住応援サイト 伊那に住む

ふるさとに逢える「楽園信州」

「伊那に住む」が伊那市への移住サポート体制を取り上げているのに対し、「楽園信州」では、長野県全体の移住、住居、仕事情報などが得られます。
エリアごとに細かく分けられており、長野県へ移住した人の声も多く寄せられているのが特徴です。

「伊那に住む」と合わせて活用することで、より深く情報収集できるでしょう。

参照:ふるさとに逢える 楽園信州

おいでな伊那

「おいでな伊那」は、伊那市観光協会が運営する観光Webサイトです。
伊那市の観光スポットやモデルコース、グルメをはじめ、アウトドアやキャンプ施設、季節ごとのイベントなど、幅広い情報を取り扱っています。
このサイトがあれば、伊那市のあらゆる情報に詳しくなれますね。

参照:おいでな伊那

伊那市の魅力を知って移住を検討しよう

伊那市
艶やかな季節の花々、雄大なアルプスに澄み切った空気……
大自然に囲まれゆったりとした暮らしがしたいなら、伊那市こそおすすめです。

また、町をあげて移住者の受け入れを積極的に行っているので、地方移住が初めての人でも安心して生活できます。

住めば住むほど魅力が感じられる伊那市で、人生の新しいスタートを切ってみませんか?

※内容は2023年5月執筆時のものです。

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