新潟県長岡市は、人口約25万人の新潟県第2の都市です。ほどよく発展した市街地とその周囲を田園が囲み、西は日本海から東は山の深い緑まで、バリエーション豊かな自然が広がっています。市域の中央を信濃川が雄大に流れ、都市の利便性と豊かな自然のバランスが、高いレベルで整った魅力あふれる移住先といえるでしょう。
また、新潟県長岡市といえば、「長岡まつり大花火大会」が全国的にも有名です。毎年8月に開催される日本最大級の花火大会を体験できることこそ、長岡市移住最大の醍醐味といえるかもしれません。
今回は、新潟県長岡市移住の魅力やメリット・デメリット、利用できる各種移住支援、おすすめエリアを紹介します！
雪国である新潟県ならではの、雪の風情を十二分に味わえることも魅力です。ぜひあなたも新潟県長岡市への移住を検討しましょう！
新潟県長岡市の魅力／メリット3選
まずは、新潟県長岡市の魅力・メリットを3つ紹介します！とくに、暮らしの利便性と豊かな自然のバランスは特筆すべき魅力です。ぜひご覧ください！
都市と自然が共存しバランスのとれた移住生活が実現できる
長岡市は新潟県第2の人口規模を誇る都市であるため、中心市街地はほどよく発展している一方、その周囲には豊かな自然が広がっています。都市の利便性と自然の両方のバランスを重視したい方にピッタリの移住先といえるでしょう。
中心市街地であるJR長岡駅周辺には、5,000人を収容できるアリーナや市役所機能が併設された複合施設「アオーレ長岡」がランドマークとなっています。世界的に著名な建築家・隈研吾氏の設計による木の温もりを感じさせるユニークなデザインは必見です。また、駅直結の「CoCoLo長岡」や駅前の「E･PLAZA」といったショッピングモールもあり、日常の買い物の不便さを感じることもありません。
中心市街地を西へ抜けると雄大な信濃川と、その周囲を広大な田園風景が占めており、のどかな景色を楽しめます。長岡市の市域は広く、守門岳（すもんだけ・1,537m）の裾野に広がる中山間地域から、ビーチのある海岸までバリエーション豊かな自然体験が可能です。
長岡市は利便性の高い都市空間と豊かな自然が共存し、それぞれのメリットを享受できる暮らしやすい移住先といえそうですね。
新幹線で東京駅へ約90分のため2拠点移住も可能
市の代表駅であるJR長岡駅には上越新幹線が停車し、東京駅まで90分ほどでアクセスが可能です。そのため、都内と長岡市の2拠点移住も視野に入り、平日は都内で仕事をしながら、週末や連休などは長岡市でゆったりと過ごすといった贅沢な暮らしも実現できます。
冬場などはスキー・スノボなどのウインターレジャーが非常に盛んなため、毎週末は長岡市で過ごし、これらを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか？都内へアクセスしやすい距離感こそ、長岡市が注目の移住先といえる大きな理由の1つといえるのです。
日本最大級の「長岡花火大会」が開催され各種アウトドアや温泉なども充実
長岡市移住で最大の見どころといえば、全国的な知名度を誇る「長岡まつり大花火大会」に他なりません！太平洋戦争時の長岡空襲による、犠牲者への慰霊と復興を願って開催される日本最大級の花火大会は、毎年8月2日・3日に開催されます。2日間で延べ100万人が来場する花火大会にぜひ「地元住民」として参加し、先の大戦による甚大な被害に対し共に思いを寄せましょう。
また、広い市域に豊かな自然が広がる長岡市には、その自然を活かした各種アウトドアも充実しています。日本二百名山の名峰・守門岳（すもんだけ・1,537m）は、東洋一と称される「大雪庇」の絶景を体験でき、ハイキングコースとしても大人気です。もちろん、市内にはいくつものスキー場があり、スキー・スノボが盛んなことはいうまでもありません。
市域の東は山の景色が広がる一方で西は日本海に面し、複数の海水浴場やマリーナでの海のレジャーの他に、新鮮なカニや魚介類などを購入できる、通称・魚のアメ横「寺泊魚の市場通り」など、超充実しています。
さらに、市内には温泉が広く分布しており、山でも海でも気軽に温泉を楽しめることも魅力です。長岡市へ移住し、長岡花火大会を筆頭に海と山のレジャー、さらには各地の温泉を思いっきり満喫しましょう！
新潟県長岡市のデメリット3選
つづいて、新潟県長岡市のデメリットも3つ紹介します！どのような移住先にも少なからずデメリットはあるものです。デメリットもしっかりと理解して、失敗のない移住を実現しましょう！
中山間地域を中心に雪がかなり積もるので対策が必要
長岡市は全域が豪雪地帯に指定されており、一部地域ではさらに雪が積もる「特別豪雪地帯」に指定される、日本でも有数の「雪国」です。とくに中山間エリアでは毎年2m近く雪が積もるため、さまざまな対策が必要となります。
日常の雪かき・雪下ろしはもちろん、冬の暮らしそのものが雪を中心としたものとなるため、移住前からさまざまな準備をしておいたほうがよさそうですね。
不自由なく日常生活を送るには車が必須
長岡市は県第2の都市ではあるものの、公共交通機関が脆弱なため、不自由のない日常生活には車が必須です。
月極駐車場料金の平均相場は約9,000円とそこまで高くはないので、移住の際は車を所有しておくことをおすすめします。
流水量が日本一多い信濃川氾濫による水害リスク
長岡市に流れる信濃川は日本一の流水量を誇り、水害リスクがある地域も少なくありません。過去には台風や豪雨時に水位が上昇し、氾濫危険水位を超える事例も確認されています。
住む場所を選ぶ際は、市のハザードマップを必ず確認し、浸水想定区域や避難経路を必ずチェックしておきましょう。
参考：長岡市ハザードマップ
新潟県長岡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
ここからは、新潟県長岡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービスを紹介します！要件に該当する方は、ぜひ活用しましょう！
東京圏からの移住者必見！最大100万円以上！「移住・就業支援事業補助金」
東京23区内在住者または、通勤者の方が長岡市へ移住し、就業・起業・テレワーク・関係人口などの要件を満たすことで、最大100万円以上を給付してくれる大規模な移住支援事業です。
単身者60万円・2人以上の世帯100万円が給付され、18歳未満の子どもを帯同する場合200万円が加算されるなど、破格の条件となっています。東京圏から移住を検討中の方は、必ず詳細をチェックしておきましょう。
参考：長岡市移住・就業支援事業補助金について（東京23区に在住または通勤している方が対象）
東京圏からの子育て移住者に50万円！「子育て世帯移住・就業支援事業補助金」
東京圏（東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県）に在住している子育て世帯の方が、長岡市へ移住後に就業・起業・テレワーク・関係人口などの要件を満たすことで、一律50万円を給付してくれる移住支援事業です。
最大100万円以上の「移住・就業支援事業補助金」では、東京23区内在住または通勤者が対象でしたが、こちらは東京圏在住者であればOKなので、より幅広い方が対象となります。東京圏にお住まいの子育て世帯の方で、長岡市移住に興味のある方は、ぜひ下記のリンク先を確認してみてください。
参考：長岡市子育て世帯移住・就業支援事業補助金について（東京圏に在住している子育て世帯が対象）
長岡市での暮らしを体験しよう！「お試し移住施設」
長岡市では、移住を検討している方を対象に、短期間現地の暮らしを体験できる「お試し移住施設」を整備しています。日常生活に便利な市の中心部の施設と、山間の自然豊かな田舎暮らしを体験できる施設の2つから選べるため、移住後のリアルな暮らしを体験できるのがメリットといえるでしょう。
利用料金や利用期間・滞在期間はそれぞれの施設ごとに決まっており、詳しくはリンク先を参照してみてください。納得の移住を叶えるためにも事前の移住体験はかなり重要です。ぜひあなたも、長岡市での暮らしを体験してみましょう。
参考：お試し移住
新潟県長岡市移住でおすすめのエリア3選
それでは、新潟県長岡市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します！理想とするライフスタイルにあわせて、ぜひ移住の際の参考にしてみてください！
東京駅へ90分の中心市街地「JR長岡駅」周辺エリア
「JR長岡駅」周辺は長岡市の中心市街地として栄えており、暮らしの利便性と快適性が両立したおすすめエリアです。上越新幹線が停車し、東京駅まで約90分でアクセスできるため、比較的都内へアクセスしやすく、2拠点移住にもピッタリといえるでしょう。駅直結の「CoCoLo長岡」や、駅前の「E・PLAZA」といったショッピングモールをはじめ、日常生活で必要な買い物を徒歩圏内で済ませられます。
さらに、市役所機能を備えた複合施設「アオーレ長岡」や飲食店・カフェなども多く、とにかく利便性を追求した移住生活がしたい方にぜひおすすめです。また、「長岡まつり大花火大会」もこちらのエリアで開催されるため、自宅から鑑賞することもできます。長岡市への移住を検討中の方は、まずはJR長岡駅周辺エリアをチェックしておきましょう。
田園風景に囲まれた静かな住宅街「JR来迎寺駅」周辺エリア
中心市街地からみて南西に位置する「JR来迎寺（らいこうじ）駅」は、静かな住宅街と田園風景が広がるのどかなエリアです。中心市街地から少し離れた環境で、落ち着いたスローライフな暮らしが実現できます。JR長岡駅までは在来線で12分ほどと近く、気軽に中心市街地へ出られる便利な立地といえるでしょう。また、長岡南越路スマートICもあるため、高速道路利用にも便利です。
やや郊外のエリアではあるものの、暮らしに必要なスーパーやコンビニなどもそろい、田園風景や「巴ケ丘自然公園」といった緑の景色にも触れられます。長岡市移住で、おだやかなスローライフ移住を実現したいという方は、JR来迎寺駅周辺エリアをぜひ検討してみてください。
中山間地域に広がるのどかな町並み「栃尾地区」
日本二百名山であり、東洋一の「大雪庇」で有名な守門岳（すもんだけ）の中山間地域に広がる「栃尾（とちお）地区」は、山の自然に囲まれたのどかな町並みが魅力の住宅街です。地区の外れには棚田や里山の風景が今も残り、四季のうつろいを肌で感じられます。
また、栃尾地区は江戸時代からつづく「油揚げ」が非常に有名で、地元の方はこの大きな油揚げを「あぶらげ」と呼び、地域におけるソウルフードであり自慢の名物です。地区内には豆腐店がいくつもあり、ぜひその名物を現地で味わってみてください。
さらに、「とちおファミリースキー場」もあるため、スキーを楽しみたい方にもおすすめで、守門岳登山も楽しめます。山の大自然に囲まれた田舎暮らしをしたい方は、ぜひ栃尾地区へ移住してみてはいかがでしょうか？
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新潟県長岡市の魅力を知って移住を検討しよう
新潟県長岡市は、県第2の都市としてほどよく発展した市街地と、海・山・田園風景のバランスが整った移住先です。新幹線で東京駅まで約90分という利便性をあわせもち、2拠点移住にもピッタリといえるでしょう。また、長岡市といえば、日本最大級の「長岡まつり大花火大会」が全国的にも有名です。自宅から花火大会を鑑賞できることは、移住者ならではの特権といえるかもしれませんね。
新潟県長岡市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を検討しましょう！
※内容は2025年10月執筆時のものです。
