移住コラム

【北海道】歌志内市は移住支援が充実した街!街の魅力と支援制度について解説

歌志内市は移住支援が充実した街!

札幌市と旭川市の中間に位置する歌志内市は、「日本一小さな市」をキャッチコピーとしています。市内の多くは山林で占められており、市のシンボル的存在である神威岳(かむいだけ)や、夕張山地の山々などの自然が美しい街です。
かつては市内にいくつもの炭鉱が開抗し、石炭産業で栄えていました。人口が4万人を超えたこともありました。しかし、石炭産業が衰えると同時に、人口は減少の一途をたどっています。現在では人口は3,000人を割り、街の過疎化が深刻です。
そのため、歌志内市では人口減少に歯止めをかけようと、移住支援政策に力を入れ始めました。他にはない支援の充実ぶりに、移住希望者から近年注目を集めています。
そこで今回は、歌志内市への移住を考える人向けに、歌志内市の移住支援制度や魅力、移住する時の注意点、移住時に役立つ情報源について紹介します。

歌志内市の手厚い移住支援5選

おすすめの移住支援制度

歌志内市のおすすめの移住支援制度を紹介します。遠方への移住はお金がかかるので、利用可能な制度を使って、少しでも負担を減らすようにしましょう。

最大500万円!住宅取得奨励金

市内に住宅を取得された人に対し、奨励金が交付されます。金額は、中古住宅を購入した場合150万円(転入者は200万円)、住宅を新築または建売住宅を購入した場合200万円(転入者は250万円)です。
また、市が分譲と販売している住宅用地を購入する場合、100万円加算されます。さらに、市内建設業者に発注又は市内建設業者より購入した場合、100万円加算されます。
他にも、二世帯住宅又は子育て世帯の場合50万円、建て替えのため既存住宅を解体撤去した場合、50万円(費用の2分の1以内)がそれぞれ加算されます。条件に合えば、大きな額の奨励金がもらえるお得な制度です。

詳しくは、歌志内市ホームページをご確認ください。
住宅取得奨励金

宿泊費無料!食事付き!2泊3日の短期移住生活体験

歌志内市へ移住又は定住を検討している人に、市内の宿泊施設を利用して、歌志内市での生活を体験する「短期移住生活体験者」を募集しています。体験期間は2泊3日で、宿泊費は無料です。宿泊可能な施設の1つである「うたしないチロルの湯」では、天然温泉も楽しめます。
無料で移住体験する代わりに、市からの調査に協力が必要です。調査の内容は、ゴルフなどのアクティビティを楽しんだり、市内の温泉施設を利用したりした感想を市に提出するなどがあります。

詳しくは、歌志内市ホームページをご確認ください。
短期移住生活体験

耐震改修工事を伴う場合は最大100万円!住宅改修促進助成制度

歌志内市で、市内に居住する人が行う住宅改修や住宅除却等の工事を行う場合に、対象工事費が30万円以上(税抜き)の工事費に対し、最大で50万円を限度として20%の費用が補助されます(住宅の除却の補助率は25%です)。また、住宅の耐震改修工事を行う場合は、工事費に対して最大で100万円が補助されます。中古住宅を購入し移住後に住宅の改修をしたい人は、ぜひ利用したい制度です。

詳しくは、歌志内市ホームページをご確認ください。
住宅改修促進助成制度

最大10万円!子育て世代引越助成金

18歳未満の子供がいる子育て世帯が歌志内市に引っ越しをした場合、引っ越し費用の実費最大10万円が補助されます。移住時に引っ越し業者を利用した人が対象です。助成金を受けるには、歌志内市へ「子育て世帯等移住応援助成金交付申請書」を提出する必要があります。

詳しくは、歌志内市ホームページをご確認ください。
令和5年度子育て世帯等移住応援助成金

1人につき20万円!子ども応援助成金

市内に移住した子育て世帯に対し、子供1人につき20万円が交付されます。18歳未満の子供の他に、母子手帳の交付を受けた妊娠中の子供も対象です。助成金を受けるには、歌志内市へ「子育て世帯等移住応援助成金交付申請書」を提出する必要があります。

詳しくは、歌志内市ホームページをご確認ください。
令和5年度子育て世帯等移住応援助成金

歌志内市の魅力3選

神威岳展望台

ここからは、歌志内市の魅力を3点紹介します。歌志内市の良さを知って、移住するか検討してみましょう。

スイス風の美しい景観

歌志内市では、かもい岳山麓の観光開発計画である「トレーニングキャンプ歌志内スイスランド計画」によって、スイス風の建築デザインの建物が多く立ち並んでいます。特に「かもい岳センターハウス」「道の駅うたしないチロルの湯」が、市の代表的なスイス風の建物として人気を集めています。他にも、公営住宅や団地などにもスイス風建築が用いられています。ヨーロッパの雰囲気漂う可愛らしい住宅に住みたい人におすすめです。

12月初旬から3月下旬までウィンタースポーツを楽しめる

歌志内市にある「かもい岳国際スキー場」では、スキーやスノーボード、クロスカントリーが楽しめます。12月初旬から3月下旬と長い期間営業しているので、ウィンタースポーツ好きな人にぴったりです。温泉宿泊施設も併設しているので、思いっきり遊んだ後は温泉を楽しむのも良いでしょう。

市内の75%は森林で大自然を堪能できる

歌志内市の3分の2は、森林が占めるなど自然溢れる街です。市のシンボル的存在である標高467mの神威岳は、標高が低く登りやすいと人気の山です。森林浴や登山を楽しみたい人は、訪れてみると良いでしょう。しかし、北海道の山にはクマが生息しているので、クマ対策は万全にしていくことをおすすめします。

歌志内市に移住する際のデメリット3選

デメリット

歌志内市への移住には、デメリットもあります。問題点も知ったうえで、移住するか検討してみましょう。

都市部への交通アクセスが悪い

歌志内市から最も近い都市部は旭川市です。しかし、車で旭川まで約50分かかります。公共交通を利用する場合、路線バスで砂川駅か赤平駅、あるいは滝川駅まで出て、函館本線に乗る必要があります。その場合、特急電車に乗れても約2時間かかります。
また車で札幌まで行く場合、砂川市や奈井江町まで出て、道央自動車道で約1時間20分かかります。高速バスで行く事も可能ですが、本数が少なく時間の融通が効かないので注意が必要です。

洋服などを購入できるお店が少ない

市内には商業施設が殆どありません。洋服などのショッピングを楽しみたい人は、近郊の滝川市にある「アクロス滝川」かイオンモールのある旭川市に行くことをおすすめします。実際に店舗に行かなくても良い人は、オンラインショッピングを楽しむのも良いでしょう。

冬の道路は積雪しており運転が難しい

歌志内市は、平均降雪量が10mに達する程に雪が多い地域です。雪道での運転に慣れていない人は注意しなければなりません。また、冬の平均気温が-8度と非常に寒いので、道路の凍結にも気を付ける必要があります。移住後に運転を予定する人は、チェーンを用意したり、いざという時のために車内に雪かきスコップや毛布を積んでおくなど、冬に備えておきましょう。

歌志内市の情報を収集する際に便利なサイト3選

便利なサイト
歌志内市の情報はどこから収集したら良いのでしょうか。ここからは移住に役立つ情報サイトを3つ紹介します。

北海道で暮らそう

北海道で暮らそう!

北海道内の各市町村の情報や移住イベントについて掲載されています。就職先の検索も可能なので、移住先で仕事を探す人にもおすすめです。他にも、住まいに関する情報が載っているので、物件探しを予定している人もチェックしてみると良いでしょう。

北海道で暮らそう!

うたしない子育て応援サイト

うたしない子育て応援サイト

歌志内市の子育て世帯に役立つ情報が満載のサイトです。子供の検診や妊婦検診、学童保育や子育て支援センター、親子向けイベントなど、子育て世帯に役立つあらゆる情報が掲載されています。子供と一緒に移住を予定している人は、ぜひ活用してみてください。

うたしない子育て応援サイト

北海道歌志内市公式YouTubeチャンネル

北海道歌志内市公式YouTubeチャンネル

歌志内市の雄大な自然や、お祭りなどの行事情報が掲載されています。歌志内市の学生が作成した、市を紹介する動画も必見です。家族で移住を検討している人は、子供と一緒に見てみることをおすすめします。家族みんなで移住生活を想像する良い機会になるでしょう。

北海道歌志内市公式YouTubeチャンネル

歌志内市の魅力を知って移住を検討しよう

神威岳展望台

歌志内市は、移住支援制度の豊富さや、長い期間ウィンタースポーツが楽しめるなど、近年移住先として注目を集めるようになりました。
一方、都会に行くまで時間がかかったり、商業施設が少なく買い物に不便するなどのデメリットもあります。また冬は雪道の運転が必須など、首都圏の生活と比較すると不便に感じることも多いでしょう。
ですが、スイス風の住宅に移住支援を利用して住めば、格安で日本国内に居るのにヨーロッパに移住したような気分が味わえます。週末にハイキングをしたり、冬にはウィンタースポーツを楽しんだりすれば、週末も充実して過ごせるでしょう。身体を動かした後に温泉に入れば、疲れも取れて心身共にリフレッシュが可能です。
メリット、デメリットはありますが、移住先として検討したい方は、まずは歌志内市を訪れてみることをお勧めします。自分に合うかどうか確認したうえで、ぴったりの物件を探してみてはいかがでしょうか。

※内容は2023年6月執筆時のものです

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