移住コラム

【香川県】高松市へ移住!瀬戸内海に面する温暖な四国第2の都市で本場の讃岐うどんを食べよう

高松駅前

香川県高松市は、人口約41万人を擁する四国第2の都市であり、香川県の県庁所在地として都市部から田園風景といったさまざまな側面をもつ人気の移住先です。北部は瀬戸内海、南部には讃岐山脈があり、「都市生活」や「田舎暮らし」だけでなく、そこに「海辺での暮らし」や「山に囲まれた暮らし」も加わった、バラエティ豊かなライフスタイルが実現できる数少ない街といえます。

もちろん、香川県高松市は「讃岐うどん」の本場であることはいうまでもありません。香川県にしか存在しない、魅力あふれる「うどん文化」に触れられることも大きな魅力といえるでしょう。

今回は、香川県高松市への移住を検討している方に向けて、高松市移住の魅力やデメリット・おすすめエリアや利用できる移住支援などを紹介します!さまざまな移住生活を実現できる住みやすい街・香川県高松市へ、ぜひ移住を検討しましょう。

目次
  1. 高松市移住の魅力/メリット3選
  2. 高松市移住で困ること/デメリット3選
  3. 高松市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス
  4. 高松市移住でおすすめのエリア3選
  5. 高松市移住で失敗しないポイント3選
  6. 高松市の魅力を知って移住を検討しよう

高松市移住の魅力/メリット3選

讃岐うどん

まずは、高松市移住の魅力やメリットを紹介します!本場の讃岐うどんはもちろん、気候や生活利便性、自然環境の多様さなど移住先としてのポテンシャルの高さが魅力です。ぜひご覧ください!

瀬戸内海に面した温暖な気候の四国第2の都市で都会と田舎の両方の暮らしが可能

高松市は、四国において人口約50万人の愛媛県松山市に次ぐ人口約41万人の四国第2の都市です。四国の北東部に位置し、北は瀬戸内海・中央部は讃岐平野・南部は讃岐山脈により形成されています。

年間平均気温が16.7℃と温暖な気候が特徴で、年間日照時間も2,047時間と東京や沖縄県那覇市などと比較して120時間~330時間も長く、雨の日が少なく晴れの日が多いことも魅力です。瀬戸内式気候といわれる温暖な気候はヨーロッパの地中海性気候に近く、比較されることもしばしばあります。

臨海地域である北部を中心に市街地が栄えており、美しくおだやかな瀬戸内海を眺めながら快適な都市生活が可能です。逆に、南部へ行けば広大な平野と田園風景・緑あふれる山脈が広がっていることから、住む地域によって「都市生活」と「田舎暮らし」の両方を体験できることが最大の魅力といえるでしょう。

「都会」と「田舎」のコントラストがここまではっきりしている移住先も珍しく、しかも海と山の両方にも近いことは、他の街にはない高松市オンリーワンの魅力といえるのではないでしょうか?

「うどん県」の中心地として日本で唯一といえる独自の「うどん文化」を楽しめる

高松市移住を語るうえで絶対に外せない魅力といえば、「讃岐うどん」です!コシの強さが特徴の讃岐うどんは、香川県が自ら「うどん県」と名乗るほどの「県民食」といえ、全国的な知名度も抜群といえるでしょう。

総務省の統計によると、香川県内には令和3年度時点で479店の「そば・うどん店」が存在し、人口1万人あたり事業所数では5.08と、当然のように全国1位となっています。

そのうち高松市内には212店が存在し、朝7時ごろから営業している店も多く、高松市では当たり前のように「朝うどん」が定着していることも特徴です。値段も非常に安価で「かけ1玉」であればなんと200円台から食べられます。セルフ方式のうどん店が比較的多く、うどんの玉数と「冷」「温」などを注文し、その後自分で天ぷらやおにぎりなどのトッピングやサイドメニューを選び、最後に会計をする流れです。また、うどん出汁を活用して「おでん」を提供しているお店も多く、寒い冬などはとてもありがたいですね。

さらには店内飲食だけでなく、テラス席とまではいいませんが外で食べられるお店もあり、人気のうどん店は全国各地から客が訪れ朝から行列ができるほどです。各店それぞれ特徴あるうどんを楽しめる様子は、ちょっとしたアミューズメントといえるかもしれません。それほど高松市内のうどん店巡りは楽しいものなのです。

「うどん県」の中心地である高松市へ移住したら、讃岐うどんを食べ歩く「うどんツアー」をぜひおすすめします!

「高松空港」から東京や仙台・ソウルなどへの直行便が出ている

高松市の南部には「高松空港」があり、東京や仙台・ソウルなどへの直行便が出ていることも大きな魅力といえるでしょう。国内線では東京(羽田・成田)・仙台・沖縄、国際線ではソウル・香港へ就航しており、東京などへの出張や帰省、沖縄やソウルなどへの旅行にも便利です。とくに、東京へは約70分~80分ほどでアクセスできるため、東京圏からの移住であれば気軽に里帰りが可能なことは大きな安心感を得られます。

移住生活を長く続けるためには、東京などの大都市へのアクセスや帰省のしやすさは意外と重要です。いざというときに、これら大都市へアクセスしやすいことは高松市移住の魅力・強みといえそうですね。

高松市移住で困ること/デメリット3選

五色台からの風景

つづいて、高松市移住で困ることやデメリットも紹介します。メリット・デメリットの両方を理解し、納得の移住を叶えましょう。

市内の移動は車がなければ不便

高松市内には市域北部を東西に結ぶJR予讃線・JR高徳線、主に南北を結ぶ私鉄である琴電(高松琴平電気鉄道)が走っていますが、市域を網羅しておらず車がなければ移動が不便といわざるをえません。路線バスとして「ことでんバス」やコミュニティバスなどがあるものの、市民の多くは自家用車での移動をメインとしています。

新たに車を所有する場合は維持費が気になりますが、月極め駐車場代の相場は8,500円程度と安く、郊外であればさらに安くなります。快適な移住生活のためにも、移住の際はぜひ車を所有したほうがよさそうですね。

幹線道路は車が多く交通渋滞・交通事故に注意

車社会である高松市の幹線道路は車が非常に多く、交通渋滞や交通事故に注意が必要な点もデメリットといえるかもしれません。主要道路である国道11号線をはじめ、市内中心部では渋滞が頻繁に発生しており、通勤には時間的な余裕をもったほうがよさそうです。

また、高松市を含む香川県は交通事故死者数全国ワースト4位というデータもあることから、交通事故にも細心の注意をはらいましょう。

水資源に乏しく雨も少ないためたびたび水不足になる

高松市は水資源に乏しく、雨も少ないことからたびたび水不足になることもデメリットといえます。市内やその周辺には取水できる大きな川や湖などがなく、生活用水はおもに高知県にある「早明浦ダム」に依存している状況です。

雨が少なく晴れの日が多いことはメリットであると同時に、水不足の観点からいえばデメリットでもあります。梅雨明け以降の夏場は水不足に悩まされることが多く、取水制限といったおもわぬ不便を強いられる可能性があることは事前に理解しておきましょう。

高松市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

栗林公園

移住には大きな出費がともなうものです。ここでは、高松市移住の際に利用できる補助金や支援金、サービスを紹介します!経済的な負担を軽減してくれる、かなりお得な移住支援ばかりなので、要件に該当する方はぜひ活用しましょう。

最大100万円!高松市東京圏UJIターン移住支援事業補助金

東京23区内の在住者または通勤者の方が高松市へ移住し、一定の就業・起業などの要件を満たすことで、最大100万円(子育て加算別途100万円有り)を補助してくれる大規模な移住支援事業です。また、テレワーク移住者も対象であることも特徴といえます。

令和5年度は受付多数のため申請を停止しておりますが、令和6年度に再開する見込みのため、こまめに情報をチェックしておきましょう。

【移住元の要件】

  • 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区内に在住、または、条件不利地域をのぞく東京圏に在住し東京23区内に通勤していた方。
  • 住民票を移す直前に継続して1年以上、東京23区内に在住または条件不利地域をのぞく東京圏に在住し東京23区内に通勤していた方。
    ※東京23区内の企業等へ就職した方については、通学期間も対象期間とすることができる。

【就業・起業・テレワークに関する要件(一部抜粋)】

  • 就業先が、香川県の移住支援金の対象として「ワクサポかがわ」に掲載されている求人であること。
  • プロフェッショナル人材事業」または「先導的人材マッチング事業」を利用して就業した方。
  • 所属先企業等からの命令ではなく自己の意志により移住し、移住元の業務を引き続きおこなうテレワーカー。
  • 一定の条件を満たすことにより高松市が「関係人口」として認めた方。
  • 補助金の申請の日までの1年以内に、香川県の起業等スタートアップ支援補助金(地域課題解決型)の交付決定を受けている方。

【補助金の額】

  2人以上の世帯 単身世帯
基本額 80万円 50万円
加算額 子育て世帯 18歳未満の世帯員1人につき
100万円
新婚世帯 5万円
自治体に加入 2万5千円 2万5千円
たかまつ移住応援隊に登録 2万5千円 2万5千円
高松市立地適正化計画に記載された
居住誘導区域内に居住
10万円 5万円

参考:高松市東京圏UJIターン移住支援補助金のお知らせ
問い合わせ先:高松市政策課

テレワーク移住者へ最大35万円を補助!「高松市テレワーク移住補助金」

香川県外からテレワーク移住することで、最大35万円を補助してくれるお得な移住支援事業です。移住元の要件が、「転入直前に香川県外で1年以上住所を有していた」ことのみであるため、多くの方が対象となります。テレワーク移住を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

【支給要件(一部抜粋)】

  • 所属先企業等からの命令ではなく、自己の意志により移住した場合であって、テレワークにより所属先企業等の業務を引き続きおこなうこと。
  • 補助対象者を含むすべての世帯員がいずれも本支援事業または、高松市東京圏UJIターン移住支援事業補助金の交付を受けていないこと。

【補助金の額】

  • 単身世帯 25万円
  • 2人以上の世帯 35万円

参考:高松市テレワーク移住補助金のお知らせ
問い合わせ先:高松市政策課

自宅にいながら疑問を解決!「高松市オンライン移住相談」

高松市への移住を検討しているものの、現地へ足を運べない方に向けてZoomを使ったオンライン移住相談を開催しています。開催日程のなかからそれぞれ午前・午後の部を選べ、移住におけるさまざまな相談に対応が可能です。

オンライン移住相談を活用して疑問や不安の解消はもちろん、高松市移住へのイメージを明確にしてみてはいかがでしょうか?気になる方は、下記のリンクから申し込みをしましょう。

参考:『高松市オンライン移住相談』の開催について
問い合わせ先:高松市政策課 移住・定住促進室

高松市移住でおすすめのエリア3選

高松駅

それでは、高松市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!市域の北は瀬戸内海、中央部は平野、南部は山というバリエーション豊富な自然環境が高松市の魅力です。移住後に叶えたいライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてください。

マリーナや栗林公園・高松城などがある中心地「JR高松駅」周辺エリア

海に近くマリーナがあり栗林公園や高松城など、高松市の中心地で都会的な移住生活を送りたい方は、「JR高松駅」周辺エリアがおすすめです!

高松市内でもっとも生活利便性の高いエリアとして、日常生活に不自由しないことはもちろん、高松城のある「玉藻公園」や、国の特別名勝に指定された日本庭園が美しい「栗林公園」など、見どころもたくさんあります。

また、海が目の前にあるため、高松マリーナを中心にヨットが並ぶ海辺の散歩も気持ちよさそうです。JR高松駅からは愛媛方面・徳島方面へ電車でアクセスでき、高松空港へもリムジンバスが出ていることから、飛行機の利用も便利なエリアといえるでしょう。

高松市内の中心地で、おだやかな瀬戸内海を眺めながら都会的な移住生活がしたい方は、「JR高松駅」周辺エリアがおすすめです。

本州を含む遠出をしたい方は「高松中央IC」周辺エリア

車で本州を含む遠出をしたい方は、高松自動車道「高松中央IC」周辺エリアをえらびましょう!

高松中央ICを利用することで、気軽に四国各地への遠出が可能となります。また、本州の岡山県にアクセスできる「瀬戸大橋」や、淡路島を経由して神戸・大阪方面に行きやすい「明石海峡大橋」へも直接アクセスできるため、岡山方面や関西に行く用事がある方にとって便利な立地といえそうです。

住宅街と田畑が混在するエリアですが、「香川県立図書館」や多目的イベントホールである「サンメッセ香川」が近くにあるので、休日のお出かけやイベント参加も気軽におこなえます。また、スーパー・コンビニ、飲食店などの商業施設もある程度充実しているため、日常生活に不便さを感じることもあまりなさそうです。

車での移動がメインで、アクティブに遠出を楽しみたい方は、「高松中央IC」周辺エリアを第1候補としてみてはいかがでしょうか?

田園風景に囲まれた田舎暮らしがしたい方は空港にも近い「香川町」周辺エリア

田園風景に囲まれた田舎暮らしがしたい方は、「香川町」周辺エリアがおすすめです!

市内南部の香川町は「高松空港」に近く、普段は田畑に囲まれた田舎暮らしを満喫しながらも、東京をはじめ仙台や那覇、ソウルなどへアクセスできることが強みといえます。高松市内を南北に縦断する主要道路である国道193号線を北上すれば、市内中心部であるJR高松駅の近くまで一気にアクセスできるため、市内中心部への通勤も可能です。

また、香川町川東下にある「竜桜公園」は桜の名所として有名で、池の中央までまっすぐ伸びた道沿いに植えられた、たくさんの桜と石灯籠が幻想的な雰囲気を醸し出す、ぜひ訪れていただきたいスポットといえるでしょう。さらに、山が近いため緑の自然に囲まれた生活をしたい方はもちろん、「ロイヤル高松カントリークラブ」や「鮎滝カントリークラブ」といったゴルフ場も複数あり、ゴルフが趣味の方にもおすすめです。

高松市内でのんびりと田舎暮らしを楽しみたい方は、ぜひ「香川町」周辺エリアをえらびましょう。

高松市移住で失敗しないポイント3選

高松港

ここからは、高松市移住で失敗しない大切なポイントを3つ紹介します。移住とは人生の一大イベントです。失敗を回避して最高の移住を叶えるためにも、ぜひこれらのポイントをおさえておきましょう。

目的とする仕事があるか事前に求人を調べておく

人口約41万人の高松市は、都市生活と田舎暮らしの両方を選べる魅力ある移住先です。都市部は発展しているため、商工業をはじめ多くの求人が存在します。

しかし、東京や大阪などの大都市と比較すると種類や総数は少なく、必ずしも希望する仕事があるかどうかはわかりません。そのため、移住前に目的とする仕事があるか事前に求人を調べておきましょう。

家族の暮らしも含めた移住後のライフスタイルを想定して住むエリアを決める

家族で移住する場合は、家族の暮らしも含めたライフスタイルを想定して、住むエリアを決めることは非常に大切といえるでしょう。現在だけでなく5年後・10年後も考え、家族全員が無理のない生活ができるライフスタイルを想定する必要があります。

子どもの小学校から高校までの通学エリアはもちろん、大学・専門学校への進学、共働きの場合はお互いが通勤しやすい場所をえらび、病院や日常使いのスーパー・コンビニなどへのアクセスも重要です。移住を失敗しないためにも、ぜひ家族間で話し合い納得を得られたうえで移住の計画をすすめましょう。

移住の相談窓口スタイルチャットで相談する

高松市移住に興味があるけれど、何からはじめていいかわからない方や、他にもおすすめの移住先などを知りたい方は、LINEでおこなう無料の移住相談窓口「スタイルチャット」をぜひ活用しましょう。

あなたが興味のある分野や移住に求めることなどの簡単な質問に答えるだけで、全国各地から厳選したおすすめの移住先を参考情報とともに紹介します。もしかしたら、高松市以外にも思いもよらなかった意外な移住先を再発見できるかもしれません。

もちろん、移住先の紹介だけでなく、移住全般の疑問や質問など幅広く相談が可能です。移住先選びや移住実現へ向けて疑問・質問等がある方は、移住の相談窓口「スタイルチャット」をぜひご活用ください!

参考:何でも聞ける、移住の相談窓口「スタイルチャット」

高松市の魅力を知って移住を検討しよう

高松市

香川県高松市は、四国第2の都市として非常に栄えているものの、住む場所によっては田舎暮らしも可能です。気候も温暖で、瀬戸内海に面し山もあることからさまざまな移住ニーズを満たせるため、多くの方が移住しています。讃岐うどんの本場であることはもちろん、暮らしやすさや環境面などバランスの取れた移住先として、多くの方におすすめです。

高松市の魅力を知って、ぜひあなたも移住を前向きに検討しましょう!

※内容は2023年10月執筆時のものです。

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