移住コラム

【岡山県】瀬戸内市は子育て支援が充実した瀬戸内海が美しい街!魅力や役立つ情報源を紹介

瀬戸内市

岡山県南東部に位置する瀬戸内市は、瀬戸内海に面する自然豊かな街です。吉井川に面する北部には、赤穂線沿いを中心に市街地が広がりますが、海側には静かな入江が連なります。長島や前島などの離島もあるので、島を眺めながらゆったり生活したい人に人気を集めています。また、岡山市に隣接しているので、足を伸ばせば新幹線や特急が利用可能なアクセスの良さや、買い物や娯楽も楽しめることから近年移住人気が高まっています。
そこで今回は、瀬戸内市への移住を考える人向けに、瀬戸内市の魅力や移住して困ること、移住する時に使える制度や情報源などについて紹介します。

瀬戸内市移住の魅力/メリット3選

メリット
ここからは、瀬戸内市が移住先として人気の理由を3点紹介します。

子育て支援に力を入れている

瀬戸内市では、子どもの医療費が18歳まで無料なので、通院にかかる費用が節約でき経済的です。また、瀬戸内市民図書館「もみわ広場」という、市民と行政がワークショップを重ねてつくられた日本でも珍しい図書館があります。そこでは絵本を通じて子供たちの成長や、子育てを応援する取り組みもされているので、子育て中の人は利用してみると良いでしょう。他にも瀬戸内市の給食は地産地消率が高く、地場産物(岡山県産品)56%、国内産80%の自給率を達成しています。子どもが食べる物に気を付けていたり、教育に力を入れたりしている人に、特におすすめです。

温暖な気候で年中暮らしやすい

瀬戸内市のある瀬戸内海地方の気候は温暖多照です。積雪もほとんど無いので、冬も過ごしやすいでしょう。晴れの日が多いので、アウトドア好きな人や屋外イベントに参加したい人にもおすすめです。また、その気候を活かして、牛窓地区ではキャベツや白菜などの露地栽培がさかんです。

海が近く美しい景観を楽しめる

瀬戸内市は、瀬戸内海に面する海岸線が長いので海がよく見えます。特に牛窓エリアは、海沿いにカフェやレストラン、宿泊施設が立ち並ぶ人気のエリアです。海水浴場やヨットハーバーもあるので、マリンスポーツを楽しみたい人にもおすすめです。また、高台にある「牛窓オリーブ園」からは、瀬戸内海の島々まで見えるので、写真好きな人も行ってみると良いでしょう。

瀬戸内市移住で困ること/デメリット3選

デメリット

一方で、瀬戸内市移住に際して考慮すべきデメリットも存在します。以下に3つ挙げてみましょう。

公共交通機関が発達しておらず車がないと不便

市の北部にはJR赤穂線が通っていますが、首都圏と比較すると電車の本数が少ないです。平均1時間2〜3本程度で、日中などの人が少ない時間は1本しかありません。市内の鉄道が無いエリアには市営バスが通っていますが、こちらは1日に4本程度しか無いので、好きな時間に利用するのは難しいです。車があった方が生活に便利でしょう。

都市部と比較して就職先が少ない

瀬戸内市内には、物流や食品などの企業がいくつか立地しています。しかし、企業の数が少なく、業種も限られるので、就職先の選択肢は多いとは言えないでしょう。隣接する岡山市は車で30分前後と通勤圏内なので、移住後に就職先を探す時は、瀬戸内市内だけでなく、岡山市内にも選択肢を広げて探すと良いでしょう。

医療機関が少なく大きな病気をした際は都市部に行く必要がある

瀬戸内市内に病院はいくつかありますが、大学病院のような大きな病院がありません。万が一、大きな怪我や病気をした場合は、岡山市内まで行くことになるかもしれません。また、海側エリアには小さな病院も僅かにしかありません。持病がある人や小さな子どもがいる人は、周辺に病院があるかチェックしておきましょう。

瀬戸内市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

支援サービス

移住をする際、瀬戸内市ではどのような補助金・支援金、サービスがあるのでしょうか。ここからは代表的なものを3点紹介します。

子育て世代は1人あたり100万円の加算金あり!瀬戸内市移住支援事業補助金

東京圏から瀬戸内市に移住し、「晴れの国で働こう!岡山県しごと情報サイト」の移住支援金対象求人に新規就業や起業した人、専門人材にあてはまった人やテレワークを続けながらした人に対し、移住支援金が交付されます。補助額は、世帯の場合は1世帯につき100万円、単身の場合は1人につき60万円です。18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき100万円が加算されます。

詳しくは、瀬戸内市のホームページをご確認ください。
瀬戸内市移住支援事業補助金

移住希望者に対するきめ細かなサポート!IJU(移住)コンシェルジュ

瀬戸内市には、移住者に対して支援を行うIJU(移住)コンシェルジュがいます。コンシェルジュは、空き家等の住まいの情報の収集及び提供に係る支援や、現地の案内、空き家の家財整理、改修工事の支援などを行っています。現在は牛窓地域と邑久町裳掛地区、邑久町本庄地区それぞれで活動している団体がコンシェルジュとなっています。そのエリアへの移住を検討している人は、事前にコンタクトをとってみることをおすすめします。

詳しくは、瀬戸内市のホームページをご確認ください。
IJU(移住)コンシェルジュ

オーダーメード型の移住お試し体験ツアー

瀬戸内市では、目的に合わせたオーダーメイドツアーを実施しています。コースは農・食・創・住・育の5つです。例えば、就農を希望しているなら、農コースで地元の農家に農業を教わったり、子育て中の人なら育コースで保育園や図書館などを見学したりすることが可能です。自分の目的にあったコースを選ぶと良いでしょう。

詳しくは、瀬戸内市のホームページをご確認ください。
瀬戸内とくらす(瀬戸内市移住交流促進協議会)

瀬戸内市の情報を収集する際に便利なサイト3選

情報収集

移住を検討する際、瀬戸内市の情報をどのように収集したら良いか分からない人も多いでしょう。ここからは、瀬戸内市の情報を収集する際に便利なサイトを3つ紹介します。

とくらす瀬戸内

とくらす瀬戸内

瀬戸内市の移住情報や、移住時に役立つ補助金などの情報が掲載されています。先輩移住者の日々の生活が記録されているYoutubeや、地域おこし協力隊のDIY日記なども載っているので、体験談を知りたい人やリノベーションに興味がある人はチェックしてみると良いでしょう。

とくらす瀬戸内

おかやま晴れの国暮らし

おかやま晴れの国ぐらし

岡山県に移住を検討している人向けの移住ポータルサイトです。岡山県内の地域おこし協力隊募集情報や、移住イベントなどの情報が掲載されています。瀬戸内市に関する情報も掲載されているので、街のことを詳しく知りたい人や、岡山県についてもっと知りたい人はチェックしてみると良いでしょう。

おかやま晴れの国暮らし

瀬戸内市の旅

瀬戸内市の旅

瀬戸内市の観光スポットや、アクティビティに関する情報が掲載されているサイトです。モデルコースも掲載されているので、移住前後で行きたいスポットを探すのに役立つでしょう。果物狩りなどの体験メニューも載っているので、休日に家族で出かけたい時に利用するのもおすすめです。

瀬戸内市の旅

瀬戸内市移住で失敗しないポイント3選

ポイント

地方への移住において、あらかじめ失敗しないポイントを知っておくことは重要です。住み始めてから後悔しないように、移住先選びのポイントを知っておきましょう。

子どもの大学進学を検討する際は都会での一人暮らしを考慮する

瀬戸内市内には大学がありません。隣接する岡山市内にはいくつか大学がありますが、希望する学部が必ずあるとは限りません。勉強したい内容によっては、関西圏や首都圏に上京する可能性もあります。上京をすれば、学費以外に一人暮らしの生活費も必要なので、お金がかかることを考慮しましょう。

中古物件を購入する際はリフォーム前提で予算を組み立てる

中古物件や空き家は多くありますが、状態が悪くそのままでは住めない可能性もあります。そのような物件を購入する場合は、リフォームする費用も予算に含めておきましょう。建築士などの専門家に家を見てもらい、どのぐらい修繕が必要か事前に確認することをおすすめします。

移住の相談窓口スタイルチャットで相談する

移住に関する不安なことがあれば、移住Styleのスタイルチャットを利用するのがおすすめです。スタイルチャットとは、移住に関するお悩みや、素朴な質問などに解答するLINE相談窓口です。一人一人に合った移住先を紹介します。具体的に質問すれば、物件の紹介も可能です。気軽に利用してみましょう。

詳しくは、こちらをご確認ください。
スタイルチャット

瀬戸内市の魅力を知って移住を検討しよう

移住検討

瀬戸内市は、子育て支援に力を入れており、子育て世帯を中心に移住人気が高まっています。また、瀬戸内海に面する海岸線が長く、市内のあちこちから美しい海が眺められる他、気候が温暖なこともあり、多くの人から移住場所として注目を集めています。
一方、自家用車がないと日常生活に不便なエリアがあったり、就職先の選択肢が限られたり、大きな病院が無いなどのデメリットもあります。小さな子どもがいる人は、近くに小児科などの病院があるかも確認が必要です。
ですが、川や海沿いでウォーキングやサイクリングを楽しんだり、マリンスポーツのようなアクティビティを楽しめば、首都圏で生活していた時より健康的で充実した生活が送れるでしょう。新鮮な野菜や魚介類を使って、料理のレパートリーを増やすのもおすすめです。休日は隣にある岡山市内で、ショッピングを楽しむのも良いでしょう。
メリット、デメリットは有りますが、移住先として検討したい方は、まずは瀬戸内市を訪れてみることをお勧めします。自分に合うかどうか確認したうえで、ぴったりの物件を探してみてはいかがでしょうか。

※内容は2023年9月執筆時のものです

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