地方移住を検討する際、まず長野県や北海道・沖縄県などを思い浮かべる方はかなり多いのではないでしょうか?最近であれば群馬県への移住に熱い視線が注がれており、関東圏の移住先として急激に知名度を高めています。しかしながらその群馬県と同様に、移住先として今大きな注目を集めているのが、ズバリ「滋賀県」です!
日本最大の淡水湖「琵琶湖」でおなじみの滋賀県は、移住支援サイト「SMOUT(スマウト)」が実施する「スマウト移住アワード2024」において、なんと長野県に次ぐ全国2位の人気県に選ばれました!では一体なぜ、滋賀県への移住に今大きな注目が集まっているのでしょうか?
今回は、最新の移住トレンドとして「滋賀県移住」を特集し、その魅力やメリット・デメリット、移住Styleが厳選する滋賀県内おすすめ移住先を7つ一気に紹介します!
長野県などと比較してこれまで決してメジャーな地方移住先とはいえなかった、滋賀県の魅力を徹底解説した内容です!人気急上昇中の「東の群馬」に対する「西の滋賀」として、両県には大都市へのアクセスの良さなどといった共通点もあります。
ぜひあなたも今回の記事を参考に、2025年大注目の移住先の1つである「滋賀県」への移住を検討してみてください!
滋賀県移住の魅力・メリット3選

まずは、滋賀県移住の魅力やメリットを3つ紹介します!注目の移住先として人気急上昇している滋賀県の魅力を知って、ぜひ移住を検討しましょう!
日本最大の淡水湖「琵琶湖」の自然を満喫できる
滋賀県の象徴ともいえる、日本最大の淡水湖「琵琶湖」の自然を満喫できることこそ、滋賀県移住最大の魅力です。海岸沿いとはちがいベタベタするような潮風も吹かず、ただ穏やかな琵琶湖の水辺を眺めながら過ごす日常は、最高の移住体験となるでしょう。
また、琵琶湖では無数にある水泳場で、海水浴ならぬ「湖水浴」を筆頭に多彩なレジャーも充実しています。釣りが好きな方であればブラックバス釣りもいいですね。海のレジャーとはちがった湖畔での水遊びを、ぜひ楽しんでみてください。
さらに、琵琶湖には1,700種以上の生物が生息し、ここにしか存在しない固有種が61種にものぼる「命の宝庫」でもあります。古来より多様な生態系と人々の暮らしを支てきた琵琶湖は、単なる湖という枠にとどまらない、日本が誇る貴重な自然遺産といえるのかもしれませんね。
京都・大阪・名古屋へアクセスしやすい抜群の立地
滋賀県へ移住することで得られる大きなメリットとして、京都・大阪・名古屋へアクセスしやすい抜群の立地であることも挙げられます。
とくに、県庁所在地である大津市は京都市の東隣に位置しているので、JRを利用すればわずか10分で京都駅へアクセスが可能です。JR大阪駅へも新快速で40分と、両大都市へ通勤・通学・買い物に出かけられるため、ここ数年移住先として大きな人気を集めています。
また、琵琶湖の東側の「湖東エリア」であれば、米原市のJR米原駅から新幹線に乗り換えることで、名古屋駅へ30分というアクセスも魅力です。京都・大阪・名古屋へ気軽に出かけやすいことは、滋賀県ならではといえるでしょう。ちなみに、JR新快速は神戸市にも続いているので、乗り換えなし・最速1時間強で中心市街地である三ノ宮駅へアクセスできることも強みです。
台風・地震など自然災害が少なく安心して暮らせる
滋賀県は、台風や地震といった自然災害が少なく安心して暮らせることも、移住先として注目を集めている理由といえます。
まず、滋賀県は内陸に位置するため台風の影響を受けにくく、実際に1951年から現在まで、台風が上陸したことは一度もありません。地震も同様で、観測史上において震度3以上の地震が確認されたのがわずか40回と、全国で6番目に低い数字となっています。1位福島県(1,095回)・2位茨城県(1,019回)と比較して、圧倒的な安心感といえるのではないでしょうか?もちろん、滋賀県は内陸県のため津波の心配もありません。
自然災害が多い日本において日々を安心して暮らせることは、何よりも代えがたい大きな魅力といえるでしょう。

滋賀県移住のデメリット3選

続いて、滋賀県移住のデメリットにも着目していきます!メリット・デメリットの両方を知って、素敵な移住を叶えましょう!
場所によっては雪が積もるため対策が必要
少し意外に思えるかもしれませんが、滋賀県は場所によって雪が積もるため、冬場には対策が必要です。とくに北部を中心としていくつかの市町村が豪雪地帯に指定されており、山間部はもちろん平野部でも積雪がみられます。
県の南部であればほとんど雪が積もらないものの、中部から北部にかけては雪が積もるため、冬場のスタッドレスタイヤは欠かせません。雪道での運転となるため、不慣れな方は十分注意しましょう。
海まで遠くマリンアクティビティには不向き
滋賀県は海に面していない内陸県のため、海水浴やサーフィンなどマリンアクティビティを楽しみたいという方にとっては不向きな移住先といえます。
北部の長浜市などでは、日本海側の海までおよそ1時間弱でアクセスできるものの、南部の大津市などでは2時間近く必要です。水辺でのレジャーは琵琶湖で十二分に楽しめるものの、マリンアクティビティとなると気軽に楽しむことができないため、その点は理解しておきましょう。
人気エリアは地価が上昇しており家賃も高くなりがち
滋賀県は、移住支援サイト「SMOUT(スマウト)」における、「スマウト移住アワード2024」で全国2位の人気県ということもあり、県内の人気エリアは地価の上昇が顕著です。とくに、人気が爆発している草津市の1坪あたり平均地価は約55万円と、年々上昇しています。
人気エリアは家賃相場も高くなりがちなため、移住を通じ生活コストを下げたいという方は、移住先となる市町村を慎重に選んだほうがよさそうですね。
移住Style厳選!滋賀県でおすすめの移住先7選!

それでは、移住Styleが厳選した滋賀県でおすすめの移住先を7つ、一気に紹介していきます!琵琶湖はもちろん山の自然も充実し、多彩な暮らしが実現できる滋賀県へ、ぜひ移住を検討しましょう!
【大津市】京都・大阪へ通勤可能な県庁所在地
滋賀県の県庁所在地である大津市(おおつし)は、琵琶湖の南西部をぐるりと囲むように広い市域を有し、京都駅10分・大阪駅40分という抜群の交通利便性が魅力です。中心市街地は都市化が進み快適な暮らしが可能で、中部から北部にかけては豊かな自然環境が充実しています。また、世界遺産・比叡山延暦寺がある街としても有名ですね。
大津市は住むエリアによって、都市部での暮らしや琵琶湖の自然を満喫できる田舎暮らしといった異なったライフスタイルを実現でき、湖水浴をはじめとする水辺のレジャーやスキー場もあるなど,「遊び」や「見どころ」の充実度が突出しています。何よりも、京都や大阪へ通勤・通学できるため、仕事や進学先の選択肢が豊富にあることが人気の理由といえそうです。
滋賀県移住を検討中の方は、まずは県庁所在地・大津市をぜひチェックしてみてください。

【草津市】自然と市街地が両立した超人気移住先
琵琶湖の南東部に位置する草津市(くさつし)は、大津市に次ぐ人口約14万人の県第2の都市であり、その利便性と自然環境の充実度によって人口増加が続く超人気移住先です。
その魅力はなんといっても、京都駅約20分・大阪駅約50分という好アクセスと充実した高速道路網,郊外には自然が残り琵琶湖にも近いため、便利な街でありながら日常生活に癒やしをもたらしてくれる点にあります。実際に草津市は各种人気都市ランキングで軒並み1位をふくめ上位に選ばれており、その人気ぶりは県庁所在地である大津市を凌ぐ勢いです。駅前にはタワーマンションが建設されるなど、その人気はますます加速していくことでしょう。
滋賀県移住で都市の利便性と自然の癒やしの両方を享受し、京都や大阪へ通勤・通学したいという方にとって、草津市はまさにベストな移住先といえそうですね。

【守山市】市街地にホタルが飛び交い抜群の教育環境
続いて紹介する守山市(もりやまし)は、草津市の北側に位置する人気移住先で、田園風景や琵琶湖ののどかな景色と便利な市街地が魅力の移住先です。市街地にホタルが飛び交うといった、日本でも非常に珍しい「ホタルの街」としても知られています。
守山市も草津市と同様に京都駅や大阪駅へのアクセスがよく、それぞれ約25分・約55分でアクセスが可能です。ホタルが飞び交う市街地はほどよく発展しており、日常生活に不便さを感じることもないでしょう。また、守山市には県内トップクラスの進学校が2校あり教育環境が充実しているため、子育て世帯の方にとってはかなり安心の環境です。
琵琶湖や田園風景といったのどかな自然と、ホタルが飞び交う市街地でのバランス感ある日常生活、さらには子どもの教育環境も重視したいという方に、守山市は強くおすすめできる移住先といえるでしょう。

【長浜市】琵琶湖の大自然を満喫できる歴史の街
滋賀県の北東部に位置する長浜市(ながはまし)は、「奥琵琶湖」の豊かな自然環境とともに、歴史的建造物やユネスコ無形文化遺産にも選ばれた祭りなど、伝統文化も感じられる移住先です。とりわけ戦国時代における重要な歴史の舞台ともなり、歴史好きの方であればおなじみの街といえるかもしれません。
広大な市域はいくつもの特色あるエリアに分かれており、中心市街地はレトロな建造物が建ち並ぶ一大観光スポットとしてのにぎわいが魅力です。一方で郊外には田園風景が広がり、琵琶湖の豊富な水資源の恩恵を受けた昔ながらの暮らしが営まれています。また、奥琵琶湖の森と湖が織りなす癒やしの自然景観は県内随一であり、多彩なレジャーも楽しめることは特筆すべき魅力といえるでしょう。
日本の伝統文化が充実し、県内随一の美しい自然環境が魅力の長浜市では、癒やしとともに心豊かな移住生活が実現できます。とくにスローライフ志向の方にとって、満足度の高い暮らしが実現できる移住先としてぜひおすすめです。

【多賀町】生活利便性抜群の伝統的な農山村
滋賀県東部に位置する多賀町(たがちょう)は、鈴鹿山系の豊かな緑、そこに流れる清流の涼し気な自然と、県内有数の神社「多賀大社」が人々の暮らしに密接なつながりを持つ伝統的な農山村です。
頂上からは360度の大パノラマを楽しめるカルスト地形の「霊仙山(りょうぜんざん)」や、芹川(せりかわ)・犬上川(いぬかみがわ)といった清流の自然は、多くの方が理想とする田舎暮らしにピッタリといえます。中心地には多賀大社の門前町の風情ある町並みと田園風景も広がっており、ゆったりとした暮らしが可能です。また、人口11万人都市である彦根市に隣接していることから、大学や大型商業施設といった都市インフラを気軽に活用でき、日常生活が非常に便利という大きな強みも持ち合わせています。
さらに、近隣の米原市にあるJR米原駅には新幹線が停まるため、名古屋へのアクセスが容易であることも魅力です。伝統的な農山村でありながら彦根市が隣という便利な立地条件の多賀町は、滋賀県での田舎暮らしにおいて注目の移住先といえるでしょう。

【湖南市】荘厳な寺院を有する雄大な山と川の豊かな自然
滋賀県南部の湖南市(こなんし)は、周囲を緑豊かな山が囲み、滋賀県最大の河川である野洲川(やすがわ)が市の中心部を横断する、穏やかで落ち着きのある移住先です。市内には自然と調和した県内有数の工業団地があるため、地方移住のネックとなりがちな雇用もあまり心配ないことが強みといえるかもしれません。
また、湖南市には国宝を有する荘厳な3つの有名寺院「湖南三山」があり、街のシンボルとなっています。歴史あるこれらの古刹と、美しい自然が溶け込んだ特別感を日々の暮らしで大いに感じられることが、湖南市移住の醍醐味であり最大の魅力です。災害の少ない滋賀県全体においても、湖南市はより災害リスクが低いといわれており、安心感が得られるのもメリットといえるでしょう。
湖南市は琵琶湖から少し距離があるものの、荘厳な寺院と美しい自然が日常に溶け込んだ、穏やかで趣ある田舎暮らしが実現できる移住先としてぜひおすすめです。

【栗東市】競走馬のトレーニング施設で有名な「馬のまち」
滋賀県南部、湖南市の西に隣接する栗東市(りっとうし)は、日本に2つしかないJRA競走馬のトレーニング施設の1つ、「栗東トレーニング・センター」がある「馬のまち」として有名な移住先です。京都・大阪へ乗り換えなしでアクセスできる市街地エリアと、栗東トレセンがある緑と田園風景に囲まれた静かなエリアの2つに大別され、移住の目的によって多様なライフスタイルを実現できることが最大の魅力といえるでしょう。
東京ドーム約30個分の広大な「栗東トレーニング・センター」では、2,000頭を超える競走馬が生活し日々トレーニングを受けています。毎年9月に開催される「馬に親しむ日」などといった各種イベントや乗馬体験が可能な施設を通じ、普段なかなか触れ合うことのできない競走馬との貴重な体験が得られることは、まさに栗東市移住ならではといえそうです。
ここでしかできない体験が充実した馬のまち・栗東市へ移住して、競走馬の息づかいが感じられる素敵な移住生活をぜひ実現しましょう。

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滋賀県の魅力を知って移住を検討しよう

2025年の移住トレンドとして、今まさに「滋賀県」への移住に大きな注目が集まっています。琵琶湖の自然を満喫できるロケーションに加え、京都・大阪・名古屋へのアクセスの良さといった立地条件などにより、その人気がここにきて一気に知れ渡るようになりました。とくに、日本最大の淡水湖・琵琶湖の湖畔で送る水辺の暮らしは唯一無二といえるかもしれません。多様なライフスタイルが叶えられる移住先として、今後ますますその知名度は高まっていきそうですね。
ぜひあなたも、滋賀県の魅力を知って移住を検討しましょう!
※内容は2025年7月執筆時のものです。