移住コラム

【住みたい田舎ランキングまとめ・首都圏】総合部門ベスト5の移住先を解説!今の仕事を続けながら最高の田舎暮らし!

「地方移住」のイメージとして、まず最初に北海道や沖縄、長野県などを思い浮かべる方はかなり多くいるものです。移住を通じ劇的にライフスタイルを変化させたいと考える方がいる一方で、今の仕事や家庭の事情などもあり、「そこまでじゃないんだよな〜」という意見も数多く耳にします。

そこで移住Styleからちょっとした提案です。東京から決して遠いわけではない、「首都圏近郊移住」をぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

今回は、宝島社の月刊誌『田舎暮らしの本』「2025年版 住みたい田舎ベストランキング」「エリア別ランキング」より、「首都圏エリア」総合部門ベスト5に輝いた移住先を特集し解説します!

今回紹介する移住先は、首都圏にありながら自然が豊かで、場所によっては都内への通勤も可能です。首都圏郊外移住のメリット・デメリットとあわせ、これまで地方移住への第一歩を踏み出せなかった方も、ぜひ移住を検討してみましょう!

【住みたい田舎ランキングまとめ】首都圏郊外移住の魅力/メリット3選

初夏の緑と赤レンガが美しい東京駅前の眺めの様子
まずは、首都圏郊外移住の魅力・メリットを3つ解説します!やはり東京に近いということは、かなりのメリットといえるのではないでしょうか?ぜひご覧ください!

都心への通勤が可能で今の仕事を続けたまま移住できる

首都圏郊外移住最大の魅力でありメリットが、都内および都心で仕事をしている方にとって、今の仕事を続けたまま移住できることです。地方移住ではリモートワークの方でない限り転職を余儀なくされるため、そこがハードルとなり実現に躊躇してしまう方が多くいます。

場所によるものの首都圏郊外であれば転職することなく移住が可能なため、これまで二の足を踏んでいた方も新しいライフスタイルにチャレンジできることは、まさり首都圏郊外移住ならではといえるでしょう。

東京23区内よりも圧倒的に住宅コストが安い

東京都内の家賃相場や住宅価格は高騰を続けており、一般庶民が都内で広い家に住むことはかなり難しくなっているのが現状です。一方、首都圏郊外であれば家賃相場が一気に下がるため、住宅コストが圧倒的に安くなることは大きな魅力といえるでしょう。

例えば、東京都の平均土地価格1㎡あたり約133万円に対し、千葉県では約16万円と8分の1の価格となっています。都内ではあきらめざるを得なかったマイホームを建てられることは、多くの方に希望を与えてくれそうですね。

海・山・湖と自然体験のバリエーションが豊富

首都圏郊外に含まれる範囲は非常に広く、海・山・湖など自然環境が非常に豊かです。海水浴にサーフィン、ハイキングやカヌー・カヤックなど、バリエーション豊富なレジャーを日常で楽しめることも、首都圏郊外移住の醍醐味といえるでしょう。

都内で仕事をしながら、休日にはこれらのレジャーを1日中満喫することで、日頃のストレスも吹っ飛びます。平日は都内でバリバリ働きながら、プライベートは豊かな自然に癒やされ楽しむといった暮らしは、誰もが一度は憧れるものです。ぜひあなたも、このような素敵なライフスタイルを思い切って実現させてみてはいかがでしょうか?

【住みたい田舎ランキングまとめ】首都圏郊外移住のデメリット3選

満員電車の様子
続いて、首都圏郊外移住のデメリットも3つ解説します!東京への近さがメリットではあるものの、思わぬ落とし穴があるかもしれません。ぜひこちらもチェックしておきましょう!

移住先によっては「移住支援金」を活用できない

東京23区内在住者または通勤者の方が地方移住すると、一定条件を満たすことで最大100万円以上を給付してくれる、「移住支援金制度」を活用できます。ただし、この移住支援金は東京一極集中の是正や地方創生を目的としているため、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)における一部自治体は移住支援金の対象となりません

後ほど紹介する5つの移住先はどれも移住支援金の対象となっているものの、せっかく移住したのに対象外だったということのないようにしましょう。

参考:

【完全解説】最大100万円以上もらえる「移住支援金」とは?制度の概要や給付要件・独自加算がある移住先も紹介!地方移住する際に一定の要件を満たすことで、最大100万円以上の「移住支援金」がもらえることをご存じでしょうか?このことを知っているかどう...

都内で勤務する場合は通勤ラッシュに巻き込まれる

首都圏郊外へ移住したとしても都内で勤務する場合には、やはり少なからず通勤ラッシュに巻き込まれてしまいます。ただし、本格的に混み始める前に乗れたり、始発駅であれば座ることも可能です。

これらは首都圏郊外移住ならではといえるかもしれませんが、通勤ラッシュ自体は避けようがないことを十分理解しておきましょう。

田舎暮らしならではのご近所付き合いが必要

地方移住全般にいえることではありますが、都心から離れた田舎で暮らす際は、必ずといっていいほどご近所付き合いが必要です。また、地域によっては自治会や消防団などの加入を求められ、これらを重荷に感じる都会からの移住者は決して少なくありません。

ただ、都会とちがって極端に人口が少ない田舎では、人々の助け合いがなければ暮らしが成り立たないことも事実です。常日頃から挨拶等は欠かさずおこない、円滑な人間関係を築くことは、移住を失敗しないためにもっとも重要なことといえるかもしれません。どうしても気になる方は、移住先の地域にどのような集まりがあるか、事前に役所へ問い合わせておいたほうがよさそうですね。

【住みたい田舎ランキングまとめ】「首都圏エリア」総合部門ベスト5の移住先!

田舎の駅舎の様子

それでは、「住みたい田舎ベストランキング」の「首都圏エリア」より、総合部門に選ばれた上位5つの移住先を紹介します!東京へアクセスしやすい立地ながら、豊かな自然環境が魅力です。ぜひ参考にしてください!

【第5位・埼玉県小川町】池袋まで1時間の「武蔵の小京都」!

埼玉県小川町(おがわまち)は、外秩父の豊かな山の自然と、古くから栄えてきた和紙づくりや日本酒づくりなどの伝統産業が今もなお盛んにおこなわれており、風情あるその町並みは「武蔵の小京都」と呼ばれています。都会の喧騒から離れ、ゆったりと暮らしたい方にピッタリの移住先といえるでしょう。

小川町では豊かな山と川の自然是もちろん、東武東上線・小川町駅から東部池袋駅まで特急約1時間・急行約1時間20分でアクセスが可能です。しかも、始発駅であるため「座れる」ということは,特筆すべき魅力といえます。また、田舎町ではあるものの中心市街地はある程度栄えており、利便性の高い暮らしが送れるのもいいですね。

首都圏エリア総合部門第5位・埼玉県小川町へ移住して、その風情ある町並みと外秩父の豊かな自然を、ぜひ体験してみましょう。

参考:

小川町へ移住
【埼玉県】「武蔵の小京都」小川町へ移住して豊かな自然と伝統産業に触れよう!池袋駅まで「座って」1時間で移動可能埼玉県小川町は、埼玉県中部にあり比企郡に属する人口約2.7万人の移住先です。外秩父の豊かな自然と、古くから栄えてきた和紙づくりや日本酒づ...

【第4位・神奈川県山北町】丹沢の自然で多彩なアウトドアライフ!

首都圏エリア総合部門第4位に選ばれたのは、神奈川県の最西端に位置する山北町(やまきたちょう)です。山梨県・静岡県と県境を接する山北町は、丹沢山地と丹沢湖が有名な観光地・行楽地であり、四季折々の美しい自然景観と多彩なレジャーを楽しめます。SUP(スタンドアップパドルボード)やカヌー・サイクリング・キャンプなど、山と湖の自然を背景にアクティブなライフスタイルを実践したい方は、ぜひ移住を検討しましょう。

山北町から都心や横浜へは約60分~90分とアクセスも悪くなく、実際に通勤されている方も多数いるといわれています。また、神奈川県内でも地価の安さがトップクラスということもあり、低予算で広い敷地のマイホームが購入可能です。

山と湖が織りなす抜群の自然が魅力の神奈川県山北町も、首都圏近郊の移住先としてかなり注目といえるでしょう。

参考:

【神奈川県】山北町へ移住して丹沢湖で大自然のアウトドアライフ!温泉も楽しめて都心や横浜市へ通勤も可能!神奈川県山北町(やまきたまち)は、人口約9,000人、足柄上郡に属する県の最西端にある広大な丹沢山地とダム湖百選の丹沢湖が有名な移住先で...

【第3位・千葉県鴨川市】里山の田舎暮らしもOKな海のリゾート!

首都圏エリア総合部門第3位・千葉県鴨川市(かもがわし)は、「鴨川シーワールド」で有名な海のリゾート地です。海水浴やサーフィンが盛んで温泉も充実し、リゾート地ならではの非日常感を味わえるため、海を思いっきり楽しみたいという方にぜひおすすめの移住先といえるでしょう。

また、鴨川市は海のリゾート地としてのイメージが強い一方で、市域自体は内陸側にも広がっており、里山の田舎暮らしも可能であることは少し意外に感じるかもしれません。市域西部には、「日本の棚田百選」に選ばれた美しい田園風景が広がるなど里山の景色も秀逸で、海辺と里山の両方の田舎暮らしを選択可能であることが魅力です。東京都心へは車で約90分と近すぎず遠すぎない距離感により、2拠点移住にも適しています。

特別感あふれる海のリゾート地・千葉県鴨川市は、海と山の両方の魅力を兼ね備えた移住先としてぜひおすすめです。

参考:

千葉
【千葉県】海のリゾート・鴨川市へ移住!テーマパークに海水浴・サーフィン・温泉も!東京都心から約90分の利便性も魅力千葉県鴨川市は、千葉県南東部に位置する、人口約3.2万人の南房総国定公園に指定された美しい海岸が魅力の移住先です。海のテーマパーク「鴨川...

【第2位・千葉県多古町】成田空港至近の心安らぐ田園生活!

千葉県多古町(たこまち)は、成田空港至近という利便性と、町のほとんどを緑の木々と田園風景が占めるのどかな移住先で、今回首都圏エリア総合部門第2位に選出されました。なだらかな緑の台地と里山の穏やかな景色に加え、県内トップクラスといわれる子育て・教育支援により、子育て世帯を中心におすすめの移住先といえるでしょう。

多古町における地理的な最大の魅力は、成田空港へわずか15分でアクセスでき、そこから東京駅へ電車や車で約1時間という交通利便性の高さです。また、小中学校の給食費が無料の他、22歳の大学生まで医療費が無料といった子育て・教育支援が非常に手厚く、移住者獲得にかなり力を入れています。これらの手厚い支援とともに、多古町からは都内へ通勤・通学できるため、今後移住先としての人気が一気に加速するかもしれません。

心安らぐ穏やかの緑の景色、都内や空港への利便性、さらには県内トップクラスの子育て・教育支援と、千葉県多古町は多方面に充実した移住先といえそうですね。

参考:

多古町
【千葉県】緑豊かな田園風景・多古町へ移住しよう!成田空港が目の前で県内トップクラスの子育て・教育支援にも大注目千葉県多古町は、県北東部に位置する人口約1.3万人の自然豊かな移住先です。町のほとんどを緑の木々と田園風景が占め、食味日本一にも輝いたブ...

【第1位・千葉県いすみ市】海・里山・グルメも充実の理想的田舎!

「首都圏エリア」総合部門第1位は、素敵な田舎暮らしに必要な条件がバッチリそろった、千葉県いすみ市です!いすみ市も第3位の千葉県鴨川市と同様に,美しい海岸線と里山の景色が充実し、海と里山両方のライフスタイルを実現できます。

また、いすみ市の沿岸は日本有数の漁場として伊勢エビやマダコなどが豊富にとれ、新鮮な地元産の魚介類を安価に購入できることもおすすめポイントです。海・里山・地元グルメといった地方移住ならではの楽しみにあふれており、ある意味で「理想的な田舎」といえるかもしれません。もちろん、いすみ市には数多くのビーチがあり、気軽に海水浴やサーフィンを楽しめます。移住の醍醐味である自然のレジャーも海・山問わず豊富なため、田舎暮らしに退屈さを感じることはないでしょう。

東京駅までの距離は特急で約70分と、第2位の千葉県多古町には少し及びませんが、それでも決して遠くはありません。むしろ、比較的気軽に都内へ出かけられる距離感ではないでしょうか?海と山の自然環境といった地域の魅力に加え子育て支援も充実しており、総合部門第1位もうなずける結果といえそうです。

首都圏近郊での移住を検討中の方は、ぜひ千葉県いすみ市も移住先候補としてチェックしておきましょう。

参考:

【千葉県】いすみ市は「住みたい田舎」第1位の実力!移住先としての魅力を徹底解説都会での生活に疲れた方や、のんびりとした環境でゆとりある生活を送りたいという方にとって、千葉県いすみ市は最良の移住先といえるかもしれませ...

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首都圏エリアで評価の高い移住先を知って移住を検討しよう

河原( 槻川 つきかわ )の様子

首都圏といわれるエリアであっても、海や山などの自然が豊かな町は多く存在し、最高の田舎暮らしを実現することは十二分に可能です。場所によっては都内へ通勤・通学できるため、むしろ「首都圏近郊移住」は、今後の大きなブームとなる可能性すら感じさせてくれます。

今回紹介した5つの移住先のなかで、あなたの理想を叶えられそうな移住先があれば、迷わず移住を検討してみましょう!

※内容は2025年7月執筆時のものです。

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