移住コラム

神奈川への移住は後悔しない?魅力や特徴、住みやすい地域も紹介

移住先を検討する中で、神奈川県が候補に挙がっていませんか?神奈川県といえば東京に近く、観光スポットも多いことから、にぎやかな土地というイメージが強いかと思います。旅行や遊び目的で行くには魅力的だけれど、移住地としてはどうだろう?と疑問を抱きますよね。

そこで今回は、神奈川への移住はありかなしか判断できるよう、土地の魅力や移住するメリット、さらに覚えておくべき注意点を紹介します。移住希望者におすすめの住みやすい地域もあわせて紹介するので、参考にしてみてください。

神奈川に移住するメリットは?魅力や特色を紹介

まずは神奈川への移住はメリットがあるのかを知るために、魅力や特色をチェックしておきましょう。神奈川に「住む」ことを考えると、メリットは主に以下の3つが挙げられます。

  • 交通環境が整っている
  • 観光名所や人気スポットが多い
  • 子育てしやすい地域が多い

それぞれ詳しく解説するので、移住先として神奈川県は合っているかどうか判断してみてください。

交通環境が整っている

神奈川県内は東名高速道路が縦断しており、都内へのアクセスが良好です。首都圏中央連絡自動車道を経由すれば、中央自動車道や関越自動車道、東北自動車道への乗り継ぎもできるので、県外に出掛けるときも便利です。

また、東海道本線や京浜東北線など、路線が多いところも魅力のひとつ。路線によっては、乗り換えなしで都心に行けます。都内で働く人にとっても移住しやすい地域といえるでしょう。

観光名所や人気スポットが多い

神奈川県には子どもから大人まで楽しめる観光名所が多くあります。観光スポットとして有名な新横浜中華街やみなとみらい21をはじめ、家族連れにおすすめの新江ノ島水族館やよこはまコスモワールド、歴史を感じられる鶴岡八幡宮や箱根神社などさまざまです。

他県に住んでいる人にとっては、行くだけでも大変ですが、神奈川県に移住すれば気軽に観光名所・人気スポットを巡れます。「いろいろな体験をしてみたい」「美味しいものをたくさん食べたい」という願いを叶えやすいでしょう。

子育てしやすい地域が多い

神奈川県には、子育て世帯にとって嬉しい支援や政策を行う市区町村が多くあります。例えば川崎市では、幼児教育・保育の無償化や無料で利用できる学童保育などを実施。また、1,000人以上もの待機児童を抱えていた横浜市では、保育士の確保や1歳児の受入拡大などを行うことで平成25年には待機児童ゼロを実現しています。このように、各市区町村でさまざまな取り組みを実施することで、子育てしやすい環境を整えているのです。

さらに、神奈川県は「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同する県でもあります。外出先で赤ちゃんが泣いていても気にしません、といった意思表示を可視化することで、乳幼児のパパやママをサポートする取り組みを行っています。県全体で子どもたちの成長を見守っているのです。

参考:かわさきし子育て応援ナビ
参考:令和4年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について
参考:神奈川県は「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同しています。

神奈川移住への後悔を防ぐ!把握しておきたい3つの注意点

神奈川県に移住してから後悔しないのか、気になっている人は少なくないでしょう。「思っていたのと違う…」と後悔しないためにも、移住前には以下3つの注意点を押さえておきましょう。

  • 交通の便が悪い地域もある
  • 海に近いと塩害・津波の被害を受けることも
  • 県内の有効求人倍率の低さは全国トップクラス

良いところばかりだけでなく悪いところにも目を向けてみると、自分にとって理想の暮らしができる場所なのかどうか判断しやすくなります。

交通の便が悪い地域もある

神奈川県は交通の便が良いと思っていると、場合によっては後悔することになります。山や竹林が広がる地域は、交通の便はそれほど良くありません。電車は1時間に3本以内だったり、最寄り駅までの距離が遠かったりすることも。生活には車が必須になるでしょう。

特に、山梨県や静岡県寄りの地域は、交通の便が悪いと感じやすいものです。利便性を重視する場合は横浜市や川崎市など、東京都に近い地域に絞ってみましょう。

海に近いと塩害・津波の被害を受けることも

神奈川県は東京湾や相模湾に面しているので、海近くへの移住も可能です。サーフィンや海釣りなどが好きな人にとっては、とても魅力的に感じるでしょう。しかし、海近くに住むことは、さまざまなリスクが生じることでもあるのです。

海の近くは湿気が高くジメジメとした空気が流れたり、塩分を含む潮風によって洗濯物がベタついたりすることがあります。家の外壁や車などもサビが発生しやすいので、定期的なメンテナンスが欠かせません。また、海沿いは津波のリスクが高くなるので、災害に見舞われる可能性も。

海が近い暮らしをしたことのない人は、移住体験を利用したり宿泊施設に中期的に泊まったりするなど、事前に体験しておくと後悔を防げるでしょう。

県内の有効求人倍率の低さは全国トップクラス

「神奈川に移住してから就職先を見つけよう!」と考えている人もいるでしょう。しかし、神奈川県の場合は、移住する前に就職先を見つけることを優先したほうがよいかもしれません。神奈川県の有効求人倍率は低く、2021年5月~2022年5月までの間はずっと1倍以下となっています。これは全国トップクラスの低さです。

神奈川県内での就職活動は、思っている以上に厳しいものになる可能性があります。移住してから働き口に困らないよう、移住前から就職活動を始めておくとよいでしょう。多くの自治体では就労支援を行っているので、相談してみるのもおすすめです。

参考:職業紹介-都道府県別有効求人倍率

移住希望者におすすめ!住みやすい地域5選

神奈川への移住を前向きに検討したい人に、県内の中でも特におすすめの地域を紹介します。移住先選びの参考にしてみてください。

豊かな自然を満喫できる「横須賀市」

横須賀市は、東京湾の南西側に位置しており、自然豊かな地域です。磯遊びや海水浴など、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。他にも、農業体験や動物たちと触れ合える「ソレイユの丘」、海と森の両方を一望できる「横須賀美術館」など観光スポットも豊富です。

移住先としておすすめするのには、交通の便の良さも理由のひとつです。横須賀市内には多くの路線が通っており、生活必需品を購入できる商業施設も徒歩圏内にあることが多いので、車のない生活を実現しやすくなっています。自然と都会的な暮らしを両立したい人におすすめの移住先です。

商業施設が充実している「平塚市」

平塚市は商業施設が充実している地域です。駅直結の「ラスカ平塚」や約70店舗のお店が連なる「紅谷パールロード商店街」など、生活必需品から嗜好品まで容易に取り揃えられます。2016年には「三井ショッピングパーク ららぽーと湘南平塚」がオープンしたことで、地域全体がより活性化しています。単身者や子育て世帯、そしてシニア世帯にとっても住みやすい地域です。

また、交通の便ではJR東海道本線が通っています。都心や横浜へは乗り継ぎなしでアクセスできますし、休日にはリゾート目的で小田原や熱海へ行くのもおすすめです。

治安が良く安心して暮らせる「藤沢市」

横浜市や鎌倉市に隣接する藤沢市。駅前は飲食店や商業施設が多く、にぎやかな雰囲気ではありますが、駅から離れれば海や山などの自然に囲まれた暮らしができます。

また、閑静な住宅街が広がる藤沢市では、街頭が多い上に、街ぐるみでの夜間パトロールを実施しています。比較的治安が良い地域なので、子どもからシニアまで安心して暮らせるでしょう。

都心からは若干離れている地域ですが、路線が多く、東洋・横浜方面へのアクセスは良好です。東京駅や新宿駅などにも乗り継ぎなしで1時間ほどで行けるので、二拠点居住をしたい人にもおすすめです。

都内へのアクセスが良い「川崎市」

東京都に隣接する川崎市は、都内へのアクセスが良い地域です。川崎駅から東京駅までは乗り継ぎなしで20分ほどで到着できます。また、横浜市にも隣接しているので、横浜市内への移動も容易です。

川崎市は子育て世帯にとっても暮らしやすい地域です。市内にあるすべての小学校に、無料で利用できる学童保育「わくわくプラザ」を設置。共働きやひとり親家庭の親御さんたちが安心して働ける環境を整えています。川崎市といえば、かつては工場地帯でしたが、近年では多くのマンションが建てられたり、駅には大型の商業施設が建設されたりするなど、暮らしやすい街並みになっています。

全国に誇る名湯を町民割で楽しめる!「箱根町」

箱根町は地域によって異なる泉質・効能が楽しめる、日本でも有数の温泉地です。地元の人が利用する共同浴場も多く、町内在住者は特別料金で利用できます。自然に囲まれた中で入る温泉は、日々の疲れを癒してくれることでしょう。

また、箱根町では移住者の受け入れを積極的に行っています。民間賃貸住宅の家賃の一部を補助する「民間賃貸住宅家賃補助制度」、若者世帯を対象とした住宅取得費用の一部を補助する「住宅取得補助制度」、第2子以降を出産した保護者に「はこねっこ誕生祝金」の交付など、さまざまな施策を実施しています。お試し居住も体験できるので、箱根町での暮らしを具体化したい人は利用してみてください。

参考:箱根に住もう!

東京からの移住者が増えている!?横浜市への移住も人気

横浜市
横浜市は、港町独特な異国情緒と、都内へすぐ行けるアクセスの良さを兼ね備えた街です。都内と比較して家賃も安いので、都内から移住する方も増えています。そこで、横浜市内で移住におすすめのエリアを3つ紹介します。

新横浜線開通により利便性が大幅に向上!相鉄線エリア

相鉄線のエリアは、相鉄新横浜線の開通により、都内へのアクセスが便利になりました。新横浜駅に繋がっただけでなく、その先に東急新横浜線が開通したため、東急東横線の日吉駅まで繋がりました。そのため、新宿や渋谷、目黒までのアクセスが大幅に向上しました。相鉄線沿線は、リーズナブルな家賃も魅力の一つであり、1Kや1DKなら5〜7万円台で住めます。固定費を減らしつつ通勤に便利な場所を選びたい方に、おすすめです。

人気観光地の横須賀や鎌倉まで近い!南部エリア

横浜市の南部エリアは、人気観光地である横須賀や鎌倉との近さが魅力です。海や歴史ある寺社など、自然と文化を楽しめるスポットが豊富にあり、週末に出かける場所に困らないでしょう。また南部の金沢区には、海岸沿いに公園やキャンプ場、バーベキュー場があります。レジャー施設である八景島シーパラダイスもあるので、アウトドア好きな方やファミリー層におすすめです。

落ち着いた住宅街で暮らせる!青葉区エリア

青葉区は横浜市の北部に位置し、落ち着いた住宅街が広がるエリアです。公園が沢山あるので、ファミリー層に特に人気があります。教育施設が充実しているほか、ショッピングセンターやレストランも多く、生活に必要なものがすべて揃っています。また、東急田園都市線が通っているので都心へのアクセスも良好です。横浜市営地下鉄ブルーラインで横浜駅へも出れるので、通勤・通学にも便利な街です。

神奈川への移住を具体化!参考になる情報サイト3選

移住を成功させるためには情報収集が大切です。今回は移住に役立つ情報を提供する、以下3つのサイトを紹介します。

  • 神奈川県内市町村の移住・定住支援
  • ニッポン移住・交流ナビ JOIN
  • SMOUT(スマウト)

各サイトの詳細について解説するので、情報収集の参考にしてみてください。

各地域の支援情報を把握できる「神奈川県内市町村の移住・定住支援」

神奈川県の公式サイトでは、各市町村の移住・定住に関する支援情報を掲載しています。住宅支援や子育て支援、就職・創業支援などがあるかどうか、一目で分かるようになっているので、支援政策の内容から移住先を決めたい人におすすめです。

また、各市町村の移住・定住の情報を発信するポータルサイトやウェブサイトも紹介されています。地域ごとの情報を効率よく集めたい人にとっても、便利なサイトでしょう。

出典:神奈川県内市町村の移住・定住支援

地域の魅力をより詳しく知れる「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」

ニッポン移住・交流ナビ JOINは、一般社団法人 移住・交流推進機構が運営するサイトです。自治体や企業と連携しながら、移住に役立つ情報を日々発信しています。気になる地域があれば、サイト上からパンフレット請求もできるので、移住先が絞りやすくなるでしょう。

また、地域で行うイベントの情報もチェックできます。イベントに参加しながらその地域のことを詳しく知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

出典:ニッポン移住・交流ナビ JOIN

地域からスカウトされるサービスサイト「 SMOUT(スマウト)」

SMOUTとは、その地域の人から「うちの地元に来ませんか?」とスカウトが届くサイトです。スカウトを送る人は、その地域のことをよく知る役場の人や地元経営者などで、登録したプロフィールの内容を見て地域に合うか判断した上で声をかけてくれます。自分の中には候補になかった、意外な地域からスカウトされる可能性もあるでしょう。

神奈川県では、鎌倉市・小田原市・中井町・藤沢市・逗子市・茅ヶ崎市・横浜市西区・中区・箱根町・相模原市緑区・清川村でスカウトを実施しています。SMOUTは無料で利用できるので、まずは気軽に会員登録をしてみてはいかがですか?

出典:SMOUT

利便性と自然を兼ねそろえた神奈川へ移住しよう!

神奈川県は都会的な暮らしも、自然との距離が近い暮らしも実現しやすい地域です。子育て支援や移住支援なども充実しており、移住後もさまざまな面でサポートを受けられます。

しかし一方で、神奈川県での暮らしに理想と現実のギャップを感じている人もいるようです。魅力ばかりではなく、交通の便が悪い地域もあることや、有効求人倍率の低いことなど、デメリットな部分にも目を向けることで、自分に合うかどうか適切に判断できます。

今回紹介した注意点を踏まえながら、おすすめの移住先を参考に、自分に合う移住先を見つけてみてください。

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