移住コラム

静岡市に移住して「海・山・都会」のいいとこどり生活を!人気の理由とデメリットも紹介

東京圏からのアクセスもよく、インフラが整った静岡市へ移住しませんか?今回は、「ちびまる子ちゃん」の舞台としても有名な、静岡県静岡市を移住先候補の1つとして紹介します。人気の理由やデメリット、おすすめのエリアなど「なぜ静岡市なのか?」がわかるかと思います。

「移住したいけど仕事を選べる環境がいい」とか「田舎すぎず東京圏へアクセスしやすい方がいい」といった方には「ちょうどいい静岡市」がおすすめです!ぜひ移住先選びの参考にしていただきたいと思います。

静岡市が移住先として人気の理由3選

静岡市の様子移住先として人気のある静岡市

まずは、静岡市がなぜ移住先として人気があるのか?その理由を3つ紹介します。田舎すぎず、遠すぎない「ちょうどいい静岡市」の特徴や、生活のしやすさなどがよくわかるかと思います。

東京駅まで新幹線で60分

移住先選びの指標の1つとして「大都市圏へのアクセスしやすさ」が挙げられます。移住といえど仕事や大きな買い物・イベントなど、さまざまな理由で大都市圏へアクセスしやすい方が精神的な安心感につながります。都会から移住した場合は特に顕著で、大都市圏へのアクセスのしやすさが、移住後の満足度を決定づけることも多いのです。

静岡市は、東海道新幹線「ひかり」を使えば東京駅まで約60分と非常に近い距離にあり、急に東京へ行かなければならなくなった場合、とてもよい立地といえます。また、名古屋駅へも1時間かからず行けるため、東京・名古屋の両方へのアクセスがよいのは大きな強みです。大都市圏へのアクセスのよさが移住先として人気の理由の1つといえます。

中心部はコンパクトシティで暮らしやすい

静岡市は、さまざまな都市機能がコンパクトにまとまっているため、日常の買い物や役所への手続き、レジャー施設などへアクセスしやすいことも人気の理由の1つです。住まいが静岡市の中心部なら、どこへ行くにも自転車でたいていの用事を済ませられる距離感であることは、大きなメリットといえるでしょう。

都会から地方へ移住する際にネックとなるのが自動車です。地方移住と自動車はイコールで語られるほど必須といわれており、自動車や自動車免許を持っていない人はどうしても移住へのハードルが高くなります。その点、静岡市は官民が力を合わせてコンパクトシティを推進しており、「自動車が必要ない移住生活」が実現可能な稀有な移住先といえるのです。移住へのハードルを大いに下げ、移住に必須といわれる自動車の維持費も必要ないという、経済的にも優しい移住先として多くの移住希望者に支持されています。

マリンスポーツやトレッキングなどアウトドアスポーツを楽しめる

静岡市は、目の前が広大な駿河湾、すぐ後ろには南アルプスや黒川など海や山・川の大自然が豊富です。駿河湾ではスキューバダイビングやサーフィン・SUP(スタンドアップパドル)も盛んに行われており、南アルプスへのトレッキングや「やすらぎの森」などの川遊びスポットも多数あるため、休日のリフレッシュに迷うことはありません。

休日の朝「海・山・都会」どこへでも、その日の気分によってフラッと行けるのは、静岡市の恵まれた立地環境だからこそです。わざわざ遠出することなく、すべて静岡市内で完結できることが大きなメリットであり、人気の理由といえます。

静岡移住のデメリット3選

静岡市移住のメリットの様子デメリットを把握することも移住先選びには必要

ここまで静岡市移住のメリットや人気の理由を紹介しましたが、移住後に「こんなはずじゃなかった」とならないために、デメリットも事前に把握しておくことが移住成功の秘訣です。ここからはデメリットも3つ紹介します。

大地震の際津波のリスクが想定される

静岡市は大地震が起きた際、沿岸地域は津波による浸水被害が想定されています。静岡市は最大で11~12メートルの高さまで津波が押し寄せるといわれており、静岡市移住のデメリットといえます。

ただ、事前の対策は十分に可能です。これから移住するのであれば、静岡市がリリースしている津波避難マップを参考に、津波による浸水被害がないと想定される地域に住めばよく、万が一に備えて避難場所も事前に調べておくことをおすすめします。実際に津波避難マップを見ると浸水する可能性が高いのは沿岸地域がほとんどで、事前に対策を講じて正しく対処すれば、いたずらに怖がる必要はありません。

静岡市防災情報マップ(津波避難マップ)
URL:https://www2.wagmap.jp/shizuoka-hazard/PositionSelect?mid=2&nm=%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E9%81%BF%E9%9B%A3%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97&ctnm=%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E9%81%BF%E9%9B%A3%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97

鉄道網が発達していない

デメリットの1つとして、鉄道網が発達していないことも挙げられます。静岡市内の主な鉄道路線として、JR東海道本線・JR東海道新幹線・静岡鉄道静岡清水線の3路線ありますが、いずれも市内を横断している路線のため、海側から山側に向かう路線はありません。そのため、鉄道網は十分に発達しているとはいえない状態です。

自転車での移動が可能なほど市域は狭くコンパクトであるため、致命的なデメリットではありませんが、事前に知っておいた方がよい点かと思います。

政令指定都市のため意外と家賃が高い

静岡市は、70万人近い人口を擁する政令指定都市です。行政サービスはじめ高い都市機能を有しており、地方の割に意外と家賃が高いこともデメリットの1つといえます。ただ、静岡市はコンパクトな街であるため必ずしも自動車が必要ではありません。そのため、駐車場代やガソリン代などの維持費は必要なく、家賃が高くても結果的に生活費を抑えることは可能です。

静岡市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

静岡市の様子移住をお考えの方は要チェックです!

移住には意外とお金がかかるものです。静岡市に移住を検討されている方向けに、移住の際に利用できる補助金や支援金、サービスを紹介します。少しでも負担を減らすことが移住への後押しとなるため、該当する方はぜひ申請しましょう!

静岡市空き家改修事業補助金

市街化区域内に所在する、静岡市空き家情報バンクに登録のある空き家を有効活用される方に対して、補助金を交付する支援制度です。空き家を購入してリフォーム・リノベーションされた方が対象となるため、賃貸契約では適応されない点に注意しましょう。

〈補助対象住宅〉

  • 静岡市空き家情報バンクを利用し、売買契約が締結されたものであること。
  • 自己の居住の用に供さない部分について、自己の用に供する目的で使用すること。
  • 人の居住の用に供する部分の延床面積が40m2以上であること。
  • 過去にこの補助金の交付を受けていないものであること。

〈補助対象者〉

  • 所有者が個人であること。
  • 購入した補助対象住宅に10年以上居住する予定であること。
  • 補助金の交付時において、世帯員全員が納付すべき市民税を滞納していないこと。
  • 暴力団員等(静岡市暴力団排除条例(平成25年静岡市条例第11号)第2条第3号に規定する暴力団員等をいう。)でないこと。

〈補助対象経費〉

  • 道、ガス又は電気設備の改修費
  • 台所、トイレ又は風呂の改修費
  • 内装、外装又は屋根の改修費
  • 一部改築、増築及び減築等の工事又は修繕で建築基準法(昭和25年法律第201号)その他の法令に違反しないものに要する経費

〈補助金額〉

  • 補助対象経費の3分の1を補助(1,000円未満切り捨て)
  • 補助金額上限

    • 子育て世帯 100万円
    • 県外からの移住者 100万円
    • 静岡市立地適正化計画で定める居住誘導区域に居住する場合(居住誘導区域から転居する場合は除く) 80万円
    • 上記以外 70万円
    • 問い合わせ先:静岡市 都市局建築部住宅政策課 空き家対策係
      URL:https://www.city.shizuoka.lg.jp/412_000031.html

      移住相談会・移住体験ツアー

      静岡市では、たくさんの方々に対し移住のきっかけとなってもらえるよう、さまざまな移住相談会や移住体験ツアーを積極的に開催しています。

      月に数回、移住に関するイベントをおこなっており、日帰り移住ツアーでは徒歩やマイクロバスに乗車して実際に市内各地を回ります。ワークショップ型のセミナーや、静岡市内に一定期間滞在しながら実際にテレワークしてもらう「お試しテレワーク体験事業」など、ユニークなコンセプトの企画がたくさんあり、参加者からとても好評です。

      オンラインでの移住相談も活発に開催され、仕事や住まいに関する相談も、もちろん可能です。新しい企画がどんどん更新されていくため、静岡市自体に移住希望者を募る熱意が大いに感じられます。

      下記のホームページから各種相談会や移住体験ツアーの詳細が見られますので、ぜひチェックしてみましょう!

      いいねぇ。静岡生活
      URL:https://shizuoka-seikatsu.jp/

      テレワーク対応リフォーム補助制度

      コロナ禍をきっかけに一気にテレワークが普及した昨今、「新しい生活様式」に対応した住宅リフォームへの補助を目的として実施される支援制度です。静岡県の支援制度のため、静岡市への移住でも活用できます。「一般募集」と「対象者限定募集」の2種類あり、移住希望者が該当するのは「対象者限定募集」の方です。

      テレワーク移住を検討中の方は、ぜひ詳細をご確認ください。

      〈補助対象者〉

      • 静岡県へ移住する方
      • 空き家バンクの物件を購入もしくは賃借する方
      • 耐震対策を併せておこなう方

      〈補助対象工事(一部のみ抜粋)〉

      1. テレワーク対応リフォーム(必須工事)

      • 机の作り付け
      • テレワークスペースを新たに設置するための間仕切り壁等を新設する工事
      • テレワークスペースを新たに設置するための独立した室内空間を新たに確保する工事

      2. 新たなライフスタイル対応リフォーム

      • 床や壁、天井の改修
      • 部屋の間仕切り壁の新設
      • 窓や扉等の改修
      • 断熱改修
      • 玄関脇手洗い器の新設
      • 換気設備の新設  など

      3. しずおか優良木材等補助加算
      しずおか優良木材認証製品や、静岡県産材証明制度により産地証明されたJAS製品およびJIS製品を使用する住宅の工事が対象です。14万円を上限として補助金に加算されます。

      〈補助対象額〉

      • 補助対象工事費用の2分の1以内
      • 1戸あたり最大35万円(1,000円未満切り捨て)

      問い合わせ先:静岡県 くらし・環境部建築住宅局 すまいづくり課
      URL:http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-310/garden/reform.html
      PDF:http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-310/garden/documents/leaflet-gentei.pdf

      静岡市移住でおすすめのエリア3選

      静岡市の移住エリアの様子ライフスタイルに合わせて移住エリアも検討しましょう!

      ここまで、移住に関して便利な制度やサービスを紹介しました。では、それらの支援制度を活用したとして、静岡市のどこに移住するべきなのでしょうか?あなたのライフスタイルに合わせた、おすすめのエリアを3つ紹介します。

      静岡県の中心「静岡駅エリア」

      最初に紹介するのは、静岡市のみならず県の中心である「静岡駅エリア」です!県庁所在地の中心駅であり、駅前は「静岡PARCO」や「静岡東急スクエア」など大小さまざまなショッピングモールや飲食店などが多く、とても賑わっております。

      コンパクトシティ「静岡市」の中心であるため、自転車1つで生活が完結してしまうほどの利便性の高さが特徴です。少し足を伸ばせば海にも行けるため、静岡市の魅力である都会と自然、両方の景色をあますことなく楽しめます。メインストリートである呉服町通りには数多くのオフィスも存在するため、仕事に困ることもなさそうです。

      「静岡駅エリア」は、地方に移住しても都会的な生活を重視したい方におすすめのエリアといえます。

      海をおもいっきり楽しめる「清水駅エリア」

      続いて紹介するのは「清水駅エリア」です!なんといっても目の前が海!広大な駿河湾が広がっており、海の景色を眺めながらのんびり暮らしたい方や、海のレジャーを楽しみたい方は清水駅エリアがおすすめです。

      「清水マリンパーク」や「清水魚市場 河岸の市」など、海にまつわるレジャー施設や産直市場が数多く存在し、とことん「海」を楽しめます。また、「日本三大松原」である三保松原海岸から望む富士山の絶景は、たびたび浮世絵の題材になるなど、日本屈指の景勝地として必ず一度は訪れたい有名スポットです。

      静岡市の都会的な利便性を感じながら海とともに暮らしていきたい方は、ぜひ清水駅エリアを移住先の候補にしましょう。

      静岡県立大学や県立美術館のある学園都市「草薙駅エリア」

      最後に紹介するのは「草薙駅エリア」です!静岡県立大学や県立美術館などがある学園都市として、若者が多く商業施設も充実しております。静岡市のなかでも高級住宅地としての知名度を誇り、駅周辺の再開発や高層マンションの建設も行われるなど、今後さらに発展が期待できる人気のエリアといえるでしょう。

      JR東海道本線と静岡鉄道静岡清水線の2路線が利用できるため、通勤・通学の利便性が高く、緑が豊かで公園や運動場も近くにあります。ファミリー世帯が子育てをするのに適しており、閑静な住宅地で優雅な暮らしをしたい方におすすめのエリアです。

      静岡市の情報を収集する際に便利なサイト3選

      静岡の風景の様子空の青と茶畑の緑が美しい静岡の風景

      静岡市への移住に興味が出てきたけど、もっとたくさんの情報を知りたい!という方に向けて、静岡市の情報を収集するのに便利なサイトを紹介します。さまざまな情報を集めて、静岡市移住のイメージをさらに膨らませましょう!

      移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡

      「移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡」は、静岡県の移住関連公式サイトとして、静岡市をはじめ県内移住に向けての情報を発信しております。オンライン移住セミナーをはじめ、LINE登録を通じて移住関連イベントの情報を随時入手できるなど、積極的な運営がされているサイトです。

      暮らし・仕事・先輩移住者インタビューや支援制度の紹介、動画によるコンテンツも豊富なため、静岡市移住を検討中の方はまずこちらのサイトをチェックしましょう。

      移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡
      URL:https://iju.pref.shizuoka.jp/

      いいねぇ。静岡生活

      「いいねぇ。静岡生活」は、静岡市が運営する移住・定住情報サイトです。サイト全体を通じて静岡市の魅力をあますことなく紹介することで、静岡市への移住を明確にイメージさせてくれます。「仕事・子育て・教育・住まい・暮らし」といった移住者が知りたい情報を網羅しており、オンライン個別移住相談や、移住体験ツアーなど移住関連イベントの告知も随時更新しております。

      静岡市への移住を検討されている方は、こちらのサイトも必見です。

      いいねぇ。静岡生活
      URL:https://shizuoka-seikatsu.jp/

      いいとこ静岡

      「いいとこ静岡」は、移住希望者に向けて静岡県の「いいところ」を紹介するWebマガジンです。「仕事・住まい・子育て・ライフ・スポット」にカテゴリーが分かれ、それぞれコラム記事を掲載しております。

      県内各地の役立つ情報をはじめ、おもしろスポットやグルメスポットも紹介しており、ブログ感覚で読めるため、気軽にサイトを訪れ情報収集できます。静岡市を含む静岡県の「いいところ」を知りたい方はぜひご覧ください。

      静岡市の魅力を知って移住を検討しよう

      静岡市の様子都会的であり自然も多い、魅力一杯の静岡市です!

      静岡市移住の魅力はなんといっても、コンパクトな市域に高度な都市機能と豊かな自然が隣り合っていることです。東京や名古屋など大都市圏へのアクセスもよく、70万人近い人口を擁する政令指定都市であることから「仕事もバリバリ続けたい」「田舎すぎるところはちょっと……」といった、利便性重視の移住を希望される方におすすめです。住むエリアによっては自転車で生活が完結するほど便利な街といえます。

      都会と自然の両方を味わえる、「いいとこどり」ができる静岡市。興味のある方はぜひ移住の検討をおすすめします!

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