移住コラム

編集部が選ぶおすすめの移住先10選!人気の理由と移住支援を解説

移住に興味があっても、具体的にどこに移住すればよいのか、移住先を決めかねている人は多いでしょう。各市町村によって住みやすさや特徴は異なるので、一つに絞るのは容易ではないはずです。

そこで今回は、移住先の候補をいくつか絞れるよう、編集部が選ぶおすすめの移住先を紹介します。いずれも住みやすい上に、支援制度が充実しているので、スムーズな移住へとつなげられるでしょう。

移住を具体化したい人、いずれは移住したいと思っている人など、今後の移住先選びの参考にしてみてください。

移住希望地の人気県をランキングで発表

まずは、2020年の移住希望地ランキングを紹介します。「何県が人気なのか?」「みんなはどこに住みたいと思っているのか?」、移住先の候補を絞れるので参考にしてみましょう。

順位 県名 順位 県名
1位 静岡県 11位 岐阜県
2位 山梨県 12位 茨城県
3位 山梨県 13位 栃木県
4位 福岡県 14位 福島県
5位 宮城県 15位 長崎県
6位 広島県 16位 宮崎県
7位 北海道 17位 富山県
8位 和歌山県 18位 山口県
9位 神奈川県 19位 愛媛県
10位 群馬県 20位 鹿児島県

参考:2020年の移住相談の傾向、移住希望地ランキング公開

おすすめの移住先10選!町の特徴と支援制度を紹介

ここからは、おすすめの移住先を紹介していきます。今回は「2020年の移住希望地ランキング」や住みやすさ、移住支援制度の充実さを踏まえながらピックアップしました。

「移住はしたいけれど場所が決まっていない…」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

1)「静岡県浜松市」利便性と自然がそろい過ごしやすい

浜松市は海・湖・川・山と自然に囲まれ、交通アクセスにも恵まれている地域です。

エリアは大きく分けて4つ。山と田園が広がり田舎暮らしを満喫できる「山里エリア」、マリンスポーツも新鮮な魚介類も堪能できる「海・湖エリア」、大型ショッピングセンターがあり住環境が整っている「田園郊外エリア」、鉄道やバスなど路線が多く自然環境とのバランスがよい「まちなかエリア」とあります。エリアによってさまざまな特徴や魅力があるので、理想の暮らしを叶えやすいでしょう。

また浜松市は、日本のほぼ中央に位置しており、東海道新幹線や東名高速道路、新東名高速道路が東西を通っています。東京や大阪など、都会へのアクセスも良好です。

  • 人口:795,771人(令和4年1月1日現在)
  • 気候:年間の日照時間が長く、温暖な気候
  • 移住相談窓口:浜松移住センター

参考:浜松市「統計情報」

2)「山梨県富士河口湖町」山々に囲まれた自然豊かなエリア

日本最高峰の富士山の北側に位置する富士河口湖町。最大の特徴といえば、富士五湖のうち河口湖・西湖・精進湖・本栖湖と、4つの湖があることです。それぞれが織りなす独特な風景は、日々癒しを与えてくれるでしょう。

また富士河口湖町の魅力は、豊かな自然だけではありません。富士河口湖町は都心に近い上に、中央高速道路が通っているおかげで、河口湖のインターから新宿までは約90分で到着します。さらに、ショッピングセンターやスーパーなど商業施設も充実し、医療・教育の環境も整っています。子育て世代からシニア世代まで、安心して暮らせる地域でもあるのです。

  • 人口:26,709人(令和4年1月1日現在)
  • 気候:夏は過ごしやすいが、冬は冷え込みが厳しい
  • 移住相談窓口:富士河口湖町役場

参考:富士河口湖町「人口・世帯数」

3)「長野県松本市」旧城下町で歴史的建造物が多い

松本市には、国宝である名城「松本城」があります。旧城下町ということもあり、建物や街並みの風景は歴史を感じさせ、現代とはまた違った雰囲気を楽しめる地域です。2019年には旧開智学校校舎も国宝に認定され、魅力度はますますアップしています。

また自然にも恵まれており、北アルプスの景色を一望できるところも特徴です。槍ヶ岳や穂高連峰など登山口が幾つもあるので、アウトドアが趣味な人にとって理想的ともいえるでしょう。さらに、乗鞍高原や美ヶ原高原など、雄大に広がる高原も魅力的。都会の近代的な暮らしとはまた違った暮らしを体験できます。

参考:松本市「現在の人口・世帯数」

4)「北海道ニセコ町」移住体験が充実している

ニセコ町は国から「環境モデル都市」に選ばれている地域です。2050年までにCO2の86%減少を目標に掲げ、再生可能エネルギーの促進や省エネ家電への交換など、さまざまな環境政策に力を入れています。そんなニセコ町には、羊蹄山やニセコアンヌプリといった山々があり、夏には登山やハイキングなどのアウトドアスポーツ、冬にはウィンタースポーツを楽しめます

また移住を具体化できるよう、ニセコ町では長期滞在プランを用意。最長6ヶ月間の移住体験も可能なので、例えば降雪地域で暮らしたことのない人は、移住を決断する前に、雪国の暮らしを身をもって体験できます。

  • 人口:4,946人(令和3年12月末現在)
  • 気候:夏季は気温がやや高く、冬季は気温が低い
  • 移住相談窓口:ニセコ中央倉庫群

参考:北海道 ニセコ町

5)「福岡県糸島市」豊かな自然と新鮮な食材が豊富

海、山、田畑が広がる糸島市は、豊かな自然が常に隣り合わせとなっている地域です。農産物や海産物、畜産酪農品などは直売所で手軽に購入可能。新鮮な食材が手に入りやすく、安心・安全でおいしいのが当たり前となっています。

また食材だけでなく、自然の中では海水浴やサーフィン、登山など余暇を充実できる環境であるところも魅力の一つ。新しい趣味を見つけたい人にもおすすめです。

さらに糸島市は、福岡市や博多駅、福岡空港へのアクセスがスムーズで、乗り換えなしで行けます。公共環境が整っているので、通勤・通学、買い物もしやすく便利です。公共バス路線も整備されており、マイカーを持たない生活も可能です。

参考:糸島市「住民記録による人口世帯調べ(校区・行政区別)」

6)「茨城県つくば市」先進的な教育環境を整えた学研都市

つくば市といえば、雄大な筑波山を一望できる自然豊かな地域です。東京の人口過剰を緩和することを目的に建設された「研究学園都市」でもあるため、街は整備され、快適な暮らしが可能です。教育環境にも力を入れており、小中一貫教育やICT活用などを積極的に取り入れ、“教育日本一”を目指しています

また、つくば市は東京へのアクセスも良好です。つばさエクスプレスを利用すれば秋葉原まで45分、高速バスも充実しており、東京へは乗り継ぎせずにダイレクトにアクセスできます。都会との二地域居住をしたい人にもおすすめです。

  • 人口:247,346人(令和3年12月1日現在)
  • 気候:年間を通して、比較的温暖
  • 移住相談窓口:市長公室広報戦略課

参考:つくば市

7)「千葉県いすみ市」都会の近くで田舎暮らしができる

東京駅までは特急電車で約70分。都心への買い物やお出かけはもちろん、都内に勤めている人にとっても移住しやすい地域です。またいすみ市は、都会の近くでありながら、海や里山、田畑など自然環境にも恵まれており、のどかな生活を実現できます

さらに、天候は暖流(黒潮)の影響により、年間を通して暖かい地域です。降雪は稀で、夏も冬も暮らしやすくなっています。立地、環境、天候、すべてにおいて満足できるでしょう。

いすみ市には、空き家物件を移住希望者に活用してもらう「空き家バンク」も充実しています。一軒家に住みたいけれど購入するのは抵抗がある、という人におすすめです。

参考:いすみ市令和3年12月末世帯数及び人口調査表

8)「長崎県新上五島町」海に囲まれた美しい島

海に囲まれた新上五島町は、海好きの人にとって理想ともいえる地域です。透明度の高い海と白い砂浜が特徴の蛤浜海水浴場は、「快水浴場百選」や「日本の水浴場88選」にも選ばれています。海水浴やサーフィン、海釣りなど、さまざまな楽しみ方を満喫できるでしょう。

また海に囲まれているからこそ、島で食べる魚介類は常に新鮮。刺身やお寿司はもちろん、熟練の手法で加工された水産加工品も豊富です。

新上五島町では人口減少の対策として、移住定住に積極的に取り組んでいます。空き家改修事業補助金や若者定住促進事業補助金の整備、就労支援など充実しています。さらに、スーパーやコンビニなどもあるので、都会ほど利便性はなくとも、生活で不便に感じることはないでしょう。

参考:新上五島町「年度別人口のうごき」

9)「愛媛県今治市」温暖な気候で過ごしやすい

今治市といえば、質・量ともに日本一を誇る「今治タオル」の生産地。タオルの生産量が多く、国内で生産されるタオルの50%以上を今治市が占めています。他にも、造船業や大島石、桜井漆器など、今治で生まれ支えてきた地場産業が豊富にあります。

そんな今治市の気候は温暖で、降水量も少なく、過ごしやすいのが特徴です。伊予柑やみかんなどの柑橘類の栽培が盛んで、ふるさと納税の返礼品にも選ばれるほど。これもまた、天候だけでなく、自然環境にも恵まれているからこそ実現できることです。

  • 人口:153,532人(令和3年12月末現在)
  • 気候:年間を通して、比較的温暖
  • 移住相談窓口:営業戦略課

参考:今治市

10)「鹿児島県与論町」鹿児島県の最南端に位置する町

鹿児島県と沖縄県との県境に位置する与論町。年間気温22.8度と亜熱帯気候であり、ハイビスカスやブーゲンビリアといった亜熱帯の花が、年中咲く地域です。青い海と白い砂浜は、日本に居ながら南国の暮らしを想像させるでしょう。

美しい自然に恵まれている与論町ですが、暮らしの面においては、スーパーマーケットやホームセンターなどがあるので、生活必需品は島内での調達が可能です。また子育て環境も充実しており、待機児童は0。島外出産助成や子育て支援金制度も整っています

ただし、医療に関しては、内科・外科・歯科があるものの、大きな手術が必要になる場合は島外の医療機関にかからなければいけません。移住を検討する際は、この辺りのリスクをしっかり把握しておきましょう。

  • 人口:5,145人(令和3年11月末現在)
  • 気候:温暖な亜熱帯気候
  • 移住相談窓口:総務企画課

参考:与論町「ひとのうごき」

移住先の候補を絞ったら移住体験をしてみよう

いくつか候補地を絞った後は、より具体的に判断できるよう、移住体験をしてみましょう。移住体験とは、移住・定住を図るために各自治体で行っている取り組みの一つです。指定された施設に宿泊し、実際にその土地の暮らしを体験できます。ホテルや旅館に宿泊するよりも安く泊まれることがほとんどで、1ヶ月以上の長期滞在も可能です。

その土地の情報は、パソコンやスマホ、移住体験者などの話から収集することができます。しかし、自分で体験してみないと、思い違いが起こる可能性は十分にあるでしょう。「思っていたのと違う」「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、移住体験をして暮らしを想像しましょう

おすすめの移住先を参考に、移住を具体化しよう

おすすめの移住先に共通しているのは、自然環境に恵まれ、交通アクセスがよいところです。また移住や定住後の暮らしをサポートする支援制度も充実しており、制度面においても住みやすくなっています。

今回紹介したおすすめの移住先は、いずれも移住希望者に人気のある地域です。移住したいと思える、魅力的な特徴があります。自分に合う地域を見つけられれば、理想の暮らしを実現できるでしょう。まずは移住先をピックアップし、今よりも移住を具体化してみてください。

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