真夏のジメジメした湿気と、ギラギラとした太陽の下でうだるような暑さ……。年々深刻化する夏の暑さは誰にとっても苦手なものです。熱中症などのリスクもはらんでいることから、高齢者や小さな子どもを抱える家庭では、より一層注意が必要かもしれません。
「せっかく移住するのなら、どこか涼しい移住先はないものか?」そう感じている方も多いのではないでしょうか!?
そこで今回は、夏直前!真夏でも快適な暮らしが可能な「避暑地移住先」を9つ、移住Styleが厳選してご紹介いたします!全国各地の涼しい移住先を知って、真夏の暑さとは無縁の暮らしを実現しましょう!
避暑地移住の魅力と叶えられるライフスタイル3選

まずは、避暑地移住の魅力と叶えられる素敵なライフスタイルを3つ紹介します!暑さと無縁の場所に住むことで、心地のよい豊かな暮らしが可能です。ぜひご覧ください!
海・山の自然が近くおだやかなライフスタイルを実現
避暑地移住の魅力の1つは、海や山といった自然との距離がとても近いことです。目の前に広がる海や、緑豊かな山々が日常に溶け込んでいるおだやかな暮らしは、都会では味わうことのできない贅沢といえるでしょう。
朝は鳥のさえずりで目覚め、夕方には浜辺を散歩しながら日が沈むのを眺める。そんなゆったりとしたライフスタイルが実現できます。もちろん、自然に囲まれて暮らすことでストレスが軽減され、心のゆとりも生まれやすくなるでしょう。アウトドアや家庭菜園などを楽しむこともでき、多彩な趣味を通じた素敵な暮らしも可能です。
避暑地=田舎ではなく便利な暮らしも可能
「避暑地」と聞くと不便な田舎暮らしを想像する方も多いかもしれませんが、交通インフラや商業施設が整ったエリアも増えており、一概に避暑地=田舎とはいえなくなってきています。
たとえば、有名な軽井沢町や那須塩原町などはスーパーや病院・カフェや文化施設なども充実しており、都市部と遜色ない利便性が魅力です。これらの街では、自然に囲まれながらも都会的なサービスを享受でき、コスパ抜群のハイブリッドな暮らしが実現できるのです。
気候の快適さによって健康効果も期待できる
夏の暑さによる疲れや体調不良に悩まされることなく過ごせるのも、避暑地移住ならではの大きな魅力といえるでしょう。
高原地帯などに代表される年間を通して気温や湿度が快適な地域では、睡眠の質が向上し、日中の活動も活発になる傾向がみられます。とくに高齢者や小さな子どもがいる家庭では、熱中症リスクを軽減できる安心感が得られることもメリットです。また、夏場の気候がおだやかだと運動もしやすく、ウォーキングやハイキングなど健康維持に役立つアクティビティも取り入れやすくなります。
気候の快適さによってさまざまな健康効果が期待できることは、避暑地移住の見逃せないメリットとして、ぜひ理解しておきたいものですね。
夏まで待てない!涼しく快適な「避暑地」移住先9選
それでは、移住Styleが厳選した、涼しく快適な「避暑地」移住先9選を一気に紹介していきます!暑い夏が苦手な方必見です。ぜひ移住先として参考にしてください!
【千葉県勝浦市】2024年も猛暑日なし!100年続く記録継続中!

千葉県勝浦市(かつうらし)は、観測史上一度も猛暑日(気温35℃以上)を記録したことがない、「猛暑知らずの町」として、大注目の避暑地移住先です。「南房総国定公園」のリアス式海岸と、関東屈指といわれる透明度の海が美しく、全国でも有数のカツオの水揚げ量を誇る漁業の町でもあります。8月の平均最高気温は29.0℃と、東京都の31.3℃より2℃以上低く、関東エリアでもっともメジャーな「避暑地」として、たびたびテレビなどでも紹介されているくらいです。
真夏の涼しさだけでなく自然環境も抜群で、日本の渚百選や快水浴場百選に選ばれた「守谷(もりや)海水浴場」などの海の美しさとともに、房総丘陵に広がる里山エリアでの田舎暮らしも可能であるなど、海と山の両方の暮らし実現できます。関東における避暑地の代名詞ともいえる千葉県勝浦市は、夏の暑さが苦手な方にとって、ベストな移住先の1つとしてぜひおすすめです!
参考:

【千葉県銚子市】夏涼しく冬は温かい日本最大規模の水産都市!

日本最大規模の水揚げ量を誇る水産都市である千葉県銚子市(ちょうしし)も、千葉県勝浦市と同様に真夏でも涼しい移住先としておすすめです。8月の平均最高気温は28.6℃と、なんと勝浦市よりさらに涼しく、真夏でも快適な気候であることがよくわかります。過去に猛暑日を記録したことがあるため、勝浦市のような「猛暑知らずの町」という称号こそありませんが、超おすすめの避暑地移住先といえるでしょう。
千葉県銚子市は日本が誇る水産都市として、多彩な魚介類や特産品が充実していることはもちろん、「銚子ジオパーク」に認定された自然景観の美しさも魅力です。また、日本遺産に選ばれたレトロな漁港の町並みなど、海辺の田舎暮らしがしたい方にピッタリといえます。
関東エリアで涼しい移住先をお探しの方は、勝浦市だけでなく、ぜひ銚子市もチェックしてみてください!
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【栃木県那須塩原市】緑豊かな高原は「温泉の宝石箱」も魅力!

栃木県北部の那須塩原市(なすしおばらし)は、緑豊かな高原リゾート地として非常に有名で、避暑地のイメージをもつ人も多いのではないでしょうか?実際に、8月の平均最高気温は28.6℃と、日によってはエアコンが必要ないほどの涼しさが特徴です。
日光国立公園の豊かな自然とともに、小太郎ヶ淵・回顧の滝といった涼し気な水辺の景勝地が、より一層避暑地としての暮らしやすさをイメージさせてくれるでしょう。那須塩原市は温泉も充実しており、日本に存在する10種類の源泉のうち6種が存在していることから、「温泉の宝石箱」とも呼ばれています。新幹線停車駅もあり東京駅へは約70分と、そのアクセスの良さも魅力です。また、カフェの聖地といわれるオシャレなカフェもあり、高い生活利便性も持ち合わせています。
都心へアクセスしやすい山の避暑地へ移住したい方にとって、栃木県那須塩原市は非常に有力な移住先候補となりそうですね。
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【群馬県嬬恋村】エアコンいらずの有名高原リゾート!

長野県との県境に位置する群馬県嬬恋村(つまごいむら)は、浅間山を筆頭に周囲を2,000m級の山々に囲まれ、村自体の平均標高も1,000mを超える高原リゾート地です。山々のロケーションに優れ、温泉やスキーなど、夏の避暑地だけでなく冬のレジャーも豊富に楽しめます。「嬬恋キャベツ」に代表される高原野菜の栽培が盛んで、どこまでも続く広大なキャベツ畑の風景は、都会からの移住者にとって、のどかさと癒やしを与えてくれるでしょう。
8月の最高気温もかなり低く、場所によっては25℃程度、最低気温は20℃を下回ることから、夏の暑さとは無縁です。また、移住支援も充実しており、まさに「避暑地移住先」として近年大きな人気を集めています。
美しい高原のリゾート地・群馬県嬬恋村は、標高2,000m級の美しい山々の景色とともに、エアコンいらずのストレスフリーな暮らしが実現できる移住先としておすすめです!
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【長野県木曽町】長野の自然を楽しめる「日本で最も美しい村」!

長野県木曽町(きそまち)は、信州・長野の大自然に囲まれた移住先です。御嶽山(おんたけさん)の自然や、「日本でもっとも美しい村連合」の1つに数えられる美しい農村風景を体験でき、中山道(木曽街道)の宿場町としての伝統的な町並みも楽しめます。
真夏でも気温が20℃前後と冷涼な「開田高原(かいだこうげん)」は避暑地としても有名で、日本在来馬の木曽馬と触れ合いながら特産品の蕎麦も味わえるなど、ここでしかできない体験がたくさんです。もちろん、登山やハイキング・冬のスキーなど各種レジャーも充実しており、最高の山移住が実現できます。
さらに、宝島社発行の月刊誌『田舎暮らしの本』、「2025年版 住みたい田舎ベストランキング」において、若者単身者部門・子育て世代部門・シニア世代部門で全国1位になるなど、移住先としてもかなり高い評価を獲得していることは、特筆すべき魅力といえるでしょう。
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【長野県佐久市】便利な暮らしが可能な涼しい「多核型都市」!

長野県佐久市(さくし)は、発展した市街地を複数もつ「多核型都市」として、県第4位の人口を有する移住先です。全国トップクラスの晴天率を誇り、これまで熱帯夜(夜間の気温25℃以上)を記録したことがないため、真夏の夜の寝苦しさとは無縁の避暑地移住先といえるでしょう。冬は雪が積もるイメージの長野県ですが、佐久市は雪が少ないため、雪かき・雪下ろしが必要ないのもいいですね。
市街地が複数ある「多核型都市」であることから日常生活の利便性が非常に高く、避暑地=田舎というイメージは当てはまりません。新幹線停車駅・佐久平駅から東京駅まで約70分、高速道路で練馬ICまで約100分という好立地であることも魅力です。
涼しい場所へ移住したいけれど、高い生活利便性も確保したいという方は、ぜひ長野県佐久市を検討してみてください!
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【長野県御代田町】若者世代から人気急上昇中の「ほぼ軽井沢」!

長野県御代田町(みよたまち)は、すぐ隣が軽井沢町であることから、気軽に軽井沢へ遊びに行けることが魅力の人気移住先です。とくに若者世代からの支持が厚く、近年多くの方が移住しています。浅間山(あさまやま)の麓に広がる町として、雄大な自然に囲まれた田舎暮らしが実現できるでしょう。
長野県御代田町の立地条件は非常に恵まれており、東側に軽井沢町・西側に佐久市や小諸市に囲まれているため、それぞれの街のインフラを活用できます。とくに、佐久市や軽井沢町は新幹線が停まるので、新幹線利用がしやすいことは大きなメリットです。もちろん、佐久市と同様に夜は涼しく、エアコンはあまり必要ありません。
すぐ隣が軽井沢町の「ほぼ軽井沢」長野県御代田町も、避暑地移住先として大注目といえそうですね。
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【岡山県真庭市】西日本屈指の高原リゾートで涼しい移住生活!

岡山県真庭市(まにわし)は、西日本屈指の高原リゾート地「蒜山高原(ひるぜんこうげん)」がある山の移住先です。広大な草原地帯にはジャージー牛が放牧され、遊園地やワイナリーといった見どころも充実しており、大自然のなか楽しい移住生活が実現できます。
岡山県真庭市のうち、蒜山地区は高原の避暑地としての側面をもち、8月の平均最高気温は29.0℃と過ごしやすいことが特徴です。牧歌的な雰囲気漂う蒜山高原で、ぜひ快適な移住生活を送りましょう。また、蒜山高原といえば、ジャージー牛乳から作られた絶品の乳製品の数々や、B-1グランプリで優勝したご当地グルメ「ひるぜん焼きそば」も有名です。グルメの充実も、移住生活にたくさんの楽しみをもたらしてくれるでしょう。
開放感抜群の蒜山高原で、ぜひあなたも涼しい移住生活を実現してみてはいかがでしょうか?
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【愛媛県久万高原町】四国でも有数の豊かで美しい自然環境!

愛媛県久万高原町(くまこうげんちょう)は、四国有数の豊かな山の自然環境が魅力の移住先です。町の平均標高が800mのため夏でも涼しく、「四国の軽井沢」といわれています。西日本最高峰・石鎚山(いしづちさん 1,982m)をはじめ、エメラルドグリーンの美しい渓谷・面河渓(おもごけい)、牛が放牧された広大な四国カルストなど、移住生活を通じ豊かな自然を満喫できるでしょう。もちろん、登山やハイキング・川遊び、冬のスキーなどアウトドアレジャーも充実しています。
愛媛県久万高原町では高原野菜も盛んに栽培されており、多彩な農作物を地産地消で味わえることも魅力です。中心市街地にある道の駅「天空の郷さんさん」では、地元の新鮮な食材を安く購入できるため、生産者の顔が見える安心・安全な食生活が送れるのもいいですね。
四国有数の豊かな自然を有する愛媛県久万高原町は、避暑地移住先としてもぜひおすすめです!
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避暑地へ移住して涼しく快適な暮らしを実現しよう

暑さが苦手な方にとって、年々上昇を続ける夏の暑さは深刻なものといえるかもしれません。一方で、避暑地と呼ばれる場所は真夏でも快適なため、移住先として今後注目を集めていくことでしょう。
高原地帯だけでなく、千葉県勝浦市や銚子市のような海辺であっても涼しい街があることは、意外ともいえるのではないでしょうか?ぜひあなたも、自分にピッタリの「避暑地移住先」を見つけて、涼しく快適な暮らしを実現しましょう!
※内容は2025年4月執筆時のものです。