移住コラム

【愛媛県】新居浜市へ移住して熱狂の「新居浜太鼓祭り」に参加しよう!工業系の求人豊富で自然も豊かな便利な街

新居浜市

愛媛県新居浜市は、四国三大祭り「新居浜太鼓祭り」が非常に有名です。毎年10月におこなわれる勇壮華麗な「男祭り」は、ぜひ現地へ移住して体験していただきたい大迫力の一大イベントといえるでしょう。

また、移住先としてのポテンシャルが高いことも強みです。江戸時代にはじまった「別子銅山」の開坑をきっかけにして、現代にいたるまで「住友グループ」の企業城下町の側面が強く工業系の雇用が充実しています。新居浜市は各エリアごとに特徴がはっきりしていることからさまざまな移住生活が可能で、あなたの希望にあわせて海・山・田園風景・都市のどこでも暮らせることも魅力といえるでしょう。

今回は、愛媛県東予地方の代表的都市の1つ「新居浜市」を徹底的に解説します!移住先としての魅力やメリット、おすすめエリア、利用できる補助金など多岐にわたる内容です。もちろん、移住のデメリットも解説します。

熱い祭りが開催される「新居浜市」へ、ぜひ前向きに移住を検討しましょう!

新居浜市移住の魅力/メリット3選

魅力
まずは、新居浜市移住の魅力やメリットについて解説していきます!新居浜市のよいところをしっかりと理解して、理想的な移住を叶えましょう。

四国三大祭りとして有名な「新居浜太鼓祭り」がある

新居浜市移住を語るうえで絶対にはずせないのが、四国三大祭り「新居浜太鼓祭り」の存在です。毎年10月中旬の3日間にわたり開催される、秋の豊作を感謝する新居浜太鼓祭りは、規模・迫力・伝統・熱気において四国のみならず日本でも屈指の「男祭り」といえるでしょう。

長さ約12m、高さ約5.5m、重さ約3トンの豪華絢爛な太鼓台を、約150人の「かき夫」が担ぎ上げ、大きな掛け声とともに3日間にわたり新居浜市内を明け方から夜遅くまで練り歩きます。太鼓台は各地区にありその数は約50台、それぞれ趣向を凝らした重厚かつ豪華絢爛な装飾が特徴です。祭り開催中は小中学校や仕事は休みとなり、全市民が総出で祭りを楽しみます。

新居浜太鼓祭り最大の見どころは「かきくらべ」です。複数の太鼓台が一箇所に集まり、合図と同時に約150人のかき夫が重さ約3トンの太鼓台を一気に頭上高く差し上げます。豪華絢爛な太鼓台が頭上に差し上げられると見物客から大きな歓声が上がり、祭りの盛り上がりは最高潮を迎えるのです。

新居浜市民にとって最大のイベントである新居浜太鼓祭りは、その熱狂や非日常感を一度味わうとやみにつきになるほどの凄まじさや迫力があります。祭りを楽しむために移住を決意する人もいるほどです。新居浜市へ移住の際は、ぜひ「新居浜太鼓祭り」をおもいっきり楽しむことを強くおすすめします。

工業が発展しているため雇用が充実している

新居浜市は、瀬戸内地方有数の工業都市として雇用が充実していることも、移住先としてのメリットといえるでしょう。江戸時代に発見された「別子銅山」をきっかけに新居浜市の工業都市としての歴史がはじまります。別子銅山は1691年の開坑から1973年の閉山まで一貫して住友家(現在の住友グループ)が経営し、現在もなお新居浜市は住友グループと深い関わりをもっているのです。

明治期以降、住友グループを中心に沿岸部は工業都市として発展し、数多くの雇用を生み続けています。移住先において充実した雇用は非常に重要です。新居浜市は日本有数の巨大組織である住友グループの企業城下町としての側面をもち、安心して生活できる地盤があるといえるでしょう。

海・山の自然と都市機能がバランスよくコンパクトにまとまっている

海・山の自然と都市機能がバランスよくコンパクトにまとまっていることも、新居浜市移住の魅力やメリットといえます。市域北部の沿岸部は工業が発展していますが、南部には石鎚山系の山々が連なっており、その間にあるコンパクトな市街地には都市機能が集約されているため、自然と都市の調和がなされており暮らしやすい街といえるのです。

新居浜市の中心部はそれなりに栄えていますが、緑が多く田園風景が広がるエリアもたくさん存在します。都会すぎず・田舎すぎないといったバランスは、都会からの移住者にとって「ちょうどいい」と感じるのではないでしょうか?自然体で暮らせることが、新居浜市の大きな強みなのです。

新居浜市移住で困ること/デメリット3選

デメリット
つづいて、新居浜市移住で困ることやデメリットについても解説していきます!メリットだけでなくデメリットも知っておくことが移住成功の秘訣です。こちらもあわせてご覧ください。

大学がないため進学するには市外へ出る必要がある

新居浜市は、都市機能と海・山の自然が融合し雇用も充実しているため、市内で生活・暮らしのほぼすべてを完結させることが可能です。しかし、あえてデメリットを挙げるとすれば、大学がないため進学するには松山市をはじめとした市外へ出る必要があることです。

松山市にある「松山大学」や「愛媛大学」へは、JRの特急や、せとうちバスの「特急バス」などを利用しても片道約2時間かかるため、毎日の通学で利用するのはあまり現実的といえないかもしれません。子育て世帯で子どもが大学への進学を希望する場合、新居浜市外へ出る必要があることは事前に理解しておきましょう。

電車やバスがあまり便利でなく移動には車が必要

電車やバスがあまり便利でなく、移動には車が必要であることもデメリットといえます。新居浜市内には市域の東西を結ぶ「JR予讃線」と路線バスである「せとうちバス」が走っておりますが、市内を網羅しているわけではなく本数も少ないためあまり便利ではありません。

通勤や買い物をはじめ市民の多くの方は普段の足として車を利用しており、1人1台車を所有している家庭も珍しくありません。月極駐車場の平均相場は6,000円程度なので、快適な移住生活を送るためにも可能であれば車を所有した方がよさそうですね。

沿岸部は津波による浸水被害が想定される

沿岸部は津波による浸水被害が想定されることもデメリットといえるでしょう。市域の北側が瀬戸内海に面する新居浜市では、津波発生時に最高水位が3.4m(満潮位1.9m+最高津波高1.5m)上昇するといわれており、沿岸部において小さくない被害が想定されています。

移住する際は必ずハザードマップを確認し、なるべく被害の小さなエリアに住みましょう。避難所の場所とアクセス方法も確認しておき、日頃から防災意識を高めておくことが大切です。

参考:新居浜市津波ハザードマップ

新居浜市移住の際に利用できる補助金・支援金、サービス

支援
移住の実現には大きなお金や労力がかかるものです。ここからは、それらの負担を減らしてくれる補助金・支援金、サービスを紹介します!要件等はあるものの、非常にお得なものばかりです。ぜひ積極的に活用しましょう。

最大100万円以上!さらに子ども加算100万円!移住支援金

東京23区内(在住者または通勤者)から新居浜市へ移住し、移住支援事業の対象となる求人に就業または、一定の条件を満たし起業した方などに対し、最大で100万円以上を支給するかなり大規模な移住支援事業です。新居浜市では、18歳未満の子ども1人につき100万円を加算してくれるため、該当する方は確実に申請しましょう。要件等がやや複雑なため、詳細は下記リンクを参照してください。

【移住元の要件(一部抜粋)】

  • 新居浜市に住民票を移す直前10年間のうち、通算5年以上東京23区内に在住、または東京圏(条件不利地域をのぞく)に在住し、東京23区内へ通勤していた方。
  • 新居浜市に住民票を移す直前に、連続して1年以上東京23区内に在住、または東京圏(条件不利地域をのぞく)に在住し、東京23区内へ通勤していた方。

【仕事に関する要件(一部抜粋)】

  • 就業先が愛媛県求人マッチングサイト「あのこの愛媛」に掲載されている移住支援金対象求人であること。
  • 勤務地が、新居浜市・今治市・西条市および四国中央市のいずれかに所在すること。
  • 所属先企業等の命令ではなく自己の意志により移住し、移住元での業務を引き続きおこなうテレワーカーの方。
  • 「愛媛グローカルビジネス創出支援事業」の交付決定を受けて1年以内であること。

【支援金の額】

  • 単身者 60万円
  • 2人以上の世帯 100万円

※18歳以上の子ども1人につき100万円を加算(2人まで)

参考:新居浜市首都圏移住支援事業の実施について
問い合わせ先:新居浜市企画部 シティプロモーション推進課

1日1,000円で利用可能!お試し移住用住宅

新居浜市外から移住を検討している方に向けて、1日1,000円で利用できるお試し住宅(2LDK)を提供しています。3日~7日の間で好きな日数利用できるので、短期移住を通じて新居浜市での生活環境を確認したり、仕事を探したりなど幅広く活用が可能です。本格的な移住を検討する前に、ぜひ一度お試し移住用住宅を活用して空気感を味わってみてはいかがでしょうか?もちろん、駐車場やネット環境・家具家電等は完備されています。

【施設概要】
場所:新居浜市松原町
利用期間:3日以上7日間以内
利用料金:1日1,000円(利用者1組につき)

新居浜インターチェンジから車で5分、JR新居浜駅から車で3分の好立地です。周りは静かな住宅街で比較的緑も多いエリアなので、落ち着いた移住体験ができるでしょう。ぜひご利用ください。

参考:新居浜市お試し移住制度
問い合わせ先:新居浜市企画部 シティプロモーション推進課

18歳まで医療費無料!子ども医療費助成制度

新居浜市では、18歳まで子どもの医療費が無料となっております。子育て世帯にとって非常にありがたい施策といえ、安心の子育てができるでしょう。

【対象年齢】
高校卒業まで(18歳到達後、最初の3月31日までの間にある方)

【助成の範囲】
外来・入院すべての診療科にかかる医療費のうち、保険診療における自己負担分全額

参考:子ども医療費助成制度について
問い合わせ先:新居浜市福祉部 子育て支援課

新居浜市移住でおすすめのエリア3選

エリア
次は、新居浜市移住でおすすめのエリアを3つ紹介します!個性のちがう3つのエリアはそれぞれの魅力にあふれているので、あなたに最適な場所をぜひ検討してみてください。

市役所や大型ショッピングモールがあり生活に便利な「川西地区周辺エリア」

市役所や大型ショッピングモールなど生活に便利なエリアで暮らしたい方は「川西地区周辺エリア」がおすすめです。新居浜市は、中央部を南北に流れる「国領川」を中心に西側を「川西地区」、東側を「川東地区」、南部の山に近いエリアを「上部地区」、山間部を「別子山地区」に区分しています。そのうち「川西地区」は商業・工業が盛んなエリアといえるでしょう。

川西地区の臨海部は住友グループを中心とした工業地帯となっており、映画館もある大型商業施設「イオンモール新居浜」市役所、「住友別子病院」「十全総合病院」といった大きな病院もあり生活に便利です。敷島通り周辺はたくさんの飲食店が立ち並ぶ歓楽街となっており、夜は仕事帰りの方でにぎわっています。

新居浜市内で生活に便利なエリアで、アクティブに暮らしたい方は「川西地区周辺エリア」がおすすめです。

田園風景広がり海辺でキャンプも可能な「川東地区周辺エリア」

田園風景が広がり、海辺でキャンプ可能な「川東地区周辺エリア」もおすすめです!国領川の東側にある川東地区は川西地区とはちがい、のどかな田園風景が広がる住宅街です。臨海部も工場ではなく美しい海岸線が続いています。田園風景が広がっていますが、コンビニ・スーパーなどはそろっているので生活に不便さを感じることはないでしょう。新居浜市で、のんびりとした生活がしたい方は川東地区周辺エリアがよさそうですね。

海水浴場やマリーナ・海浜公園のある「みなとオアシス マリンパーク新居浜」や、「黒島海浜公園キャンプ場」などの施設もあるので、アウトドア主体の休日を送りたい方にもおすすめです。国領川沿いには市民体育館や市民プールもあります。また、垣生山展望台は新居浜市内と瀬戸内海を一望できるおすすめビュースポットなので、ぜひ一度訪れてみてください。

山に近く大きな公園や高速道路のICもある「上部地区周辺エリア」

最後に紹介するのは、山に近く大きな公園や遠出に便利な高速道路ICもある「上部地区周辺エリア」です。JR予讃線から南側に広がる「上部地区」は、山に近く緑や大きな公園が多い閑静な住宅街といえるでしょう。

広瀬公園や池田池公園といった大きな公園が複数あり、世界最高クラスの明るさを誇るプラネタリウムがある「愛媛県総合科学博物館」をはじめ、上部地区は子育て世帯にぴったりなエリアといえそうです。別子銅山の入り口であり、現在は観光地となっている「マイントピア別子」、その奥にある東洋のマチュピチュと呼ばれる「旧別子銅山東平(とうなる)地区」など観光資源も豊富です。

松山自動車道「新居浜IC」もあることで、松山市方面や香川県・徳島県・高知県などへも行きやすく遠出がしやすいことも強みといえます。山の自然に近い閑静な住宅街で暮らしたい方は、「上部地区周辺エリア」がおすすめです。

新居浜市の情報を収集する際に便利なサイト3選

情報
最後に、新居浜市の情報をもっと知りたいという方に向けて、情報収集に便利なサイトを3つ紹介します!新居浜市をさらに深く理解するために、これらのサイトも参考にしましょう。

Hello! NEW 新居浜ライフ

「Hello! NEW 新居浜ライフ」は、新居浜市公式の移住Webサイトです。移住を検討している方に向けてさまざまな情報を紹介しています。新居浜市の基本的な情報をはじめとして移住支援情報や仕事情報、東洋のマチュピチュといわれる「別子銅山」などの見どころの紹介といった、多岐にわたる内容です。

新居浜市への移住を検討している方は、まずこちらのサイトをチェックしましょう。地元ブロガーが発信する「新居浜暮らしブログ」は、新居浜市のリアルな姿がよくわかり内容もおもしろいため必見です。

参考:Hello! NEW 新居浜ライフ

にいはま紀行

「にいはま紀行」は、新居浜市観光物産協会公式の観光サイトです。四国三大祭り「新居浜太鼓祭り」や「別子銅山」、「あかがねミュージアム」といった数多くの観光資源や見どころを有する新居浜市は、休日のお出かけに困ることはありません。

こちらのサイトをチェックすれば、新居浜市の魅力がとてもよくわかるので、ぜひ参考にしてください。海も山も祭りもイベントや見どころがいっぱいの新居浜市で、充実した移住生活を送りましょう。

参考:にいはま紀行

えひめ移住ネット

「えひめ移住ネット」は愛媛県公式移住ポータルサイトで、愛媛県全域を対象とした移住情報を紹介しています。新居浜市を含む各自治体の紹介や、移住関連イベントの告知・移住者インタビューなど、愛媛県としての移住プロモーションをおこなっていることが特徴です。地域おこし協力隊の募集もおこなっているので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

新居浜市移住を検討している方にとっても、愛媛県全域の情報を知ることはとても有益なため、こちらのサイトにもぜひ訪れてみてください。

参考:えひめ移住ネット

新居浜市の魅力を知って移住を検討しよう

魅力
愛媛県新居浜市は、「新居浜太鼓祭り」によって四国内でも抜群の知名度を誇ります。祭りの熱狂はもちろん、「住友グループ」を中心とした雇用・コンパクトな都市機能・海と山の自然それぞれが充実していることから、移住先としてのポテンシャルの高さにも注目です。

新居浜市の魅力を知って、ぜひ移住を前向きに検討しましょう!

※内容は2023年8月執筆時のものです。

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